■企業年収給与研究シリーズ



村田製作所の給料はどのくらいかの画像はこちら >>



シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書( https://www.murata.com/~/media/webrenewal/about/newsroom/news/irnews/irnews/2019/0627d/murata83gorep.ashx?la=ja-jp )をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。

今回は国内大手の電子デバイスメーカーである村田製作所です。



■村田製作所の平均年間給与はいくらか



村田製作所(提出会社)の2019年3月31日時点での平均年間給与は743.1万円と700万円を超えています。また、従業員の平均年齢は40.0歳です。平均勤続年数は14.1年となっています。



■村田製作所の従業員数は何人か



有価証券報告書の提出会社(単体)の従業員数は2019年3月31日時点で8783名。単体で8000人以上の従業員数がいます。単体のセグメント別従業員数は以下の通りです。



  • コンポーネント:4198名
  • モジュール:1538名
  • その他:406名
  • 本社部門:2641名

また、連結の従業員数は7万7571名。セグメントごとの内訳は以下の通りです。



  • コンポーネント:6万1736名
  • モジュール:1万2125名
  • その他:1069名
  • 本社部門:2641名

■過去5年の業績動向



村田製作所(連結)の業績推移についても見ておきましょう。



まず、売上高ですが、過去5年をみると増収傾向にあります。2015年3月期に1兆435億円であった水準が、2019年3月期には1兆5750億円となっています。



また、税引前当期純利益については、2015年3月期は2384億円、2016年3月期は2791億円、2017年3月期は2004億円、2018年3月期は1678億円、2019年3月期は2673億円でした。



投資家が重視する「ボトムライン」でもある親会社株主に帰属する当期純利益は、2015年3月期は1677億円、2016年3月期は2037億円、2017年3月期は1560億円、2018年3月期は1460億円、2019年3月期は2069億円となっています。



※村田製作所の2018年3月31日時点での給与についてはこちら( https://limo.media/articles/-/6737 )



■まとめにかえて



年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。



ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば幸いです。



【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について

平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は就業人数です。基本的には、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。



【ご参考】有価証券報告書とは

日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。





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