■企業年収給与研究シリーズ



ファーストリテイリングの給料はどのくらいかの画像はこちら >>



シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書( https://www.fastretailing.com/jp/ir/library/pdf/yuho201908.pdf )をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。

今回は国内大手のアパレル製造小売企業であるファーストリテイリングです。



■ファーストリテイリングの平均年間給与はいくらか



ファーストリテイリング(提出会社)の2019年8月31日時点での平均年間給与は900.4万円と900万円を超えています。また、従業員の平均年齢は38歳4ヶ月で30歳を上回っています。平均勤続年数は4年7ヶ月となっています。



■ファーストリテイリングの従業員数は何人か



有価証券報告書の提出会社(単体)の従業員数は2019年8月31日時点で1389名。単体で1000人以上の従業員数がいます。単体のセグメント別従業員数は以下の通りです。



  • 全社(共通):1389名

また、連結の従業員数は5万6523名。セグメントごとの内訳は以下の通りです。



  • 国内ユニクロ事業:1万3621名
  • 海外ユニクロ事業:3万1209名
  • ジーユー事業:4977名
  • グローバルブランド事業:4048名
  • その他:1279名
  • 全社(共通):1389名

■過去5年の業績動向



ファーストリテイリング(連結)の業績推移についても見ておきましょう。



まず、売上収益ですが、過去5年をみると増収傾向が続いています。2015年8月期に1兆6817億円であった水準が、2019年8月期には2兆2905億円となっています。



また、税引前利益については、2015年8月期は1806億円、2016年8月期は902億円で、その後は増益傾向にあり、2019年8月期には2524億円にまで増加しています。



投資家が重視する「ボトムライン」でもある当期利益(親会社の所有者に帰属)は、2015年8月期は1100億円、2016年8月期は480億円で、その後は増益傾向が続き、2019年8月期には1625億円となっています。



※ファーストリテイリングの2017年8月31日時点での給与についてはこちら( https://limo.media/articles/-/6873 )



■まとめにかえて



年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。



ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば幸いです。



【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について

平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は就業人数です。基本的には、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。



【ご参考】有価証券報告書とは

日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。





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