これからふるさと納税を始める方は、どのような返礼品を選ぶか決まっていますか?



応援したい自治体から選んでもいいですし、返礼品を選んでから自治体を決めてもいいでしょう。ただ、返礼品は種類が豊富で目移りしてしまうかもしれません。



返礼品の中でも食べ物を選ぶときは、とくに気をつけなければいけないちょっとしたコツがあります。ここでは、ふるさと納税納付歴4年以上の筆者が「ふるさと納税の返礼品を選ぶ前に知っておきたい3つのコツ」をご紹介します。



■生ものは冷蔵保存か冷凍保存かチェック



ふるさと納税を取り扱うサイトを見てみると、霜降り肉やエビ・カニなどの高級食材がトップページで大きく取り上げられています。ふるさと納税なら実質2000円で楽しめるとあって、まずは高級食材から選ぼうという方も多いかもしれません。



ただ、返礼品として食品を選ぶ場合は賞味期限に注意が必要です。
冷蔵での発送の場合、賞味期限が出荷日から1週間以内のものが多く、届いたらできるだけ早く食べなければなりません。生ものは時間がたつごとに鮮度が落ちるので、新鮮なうちに食べたい方は到着した当日か翌日には食べたいところです。



また、賞味期限内に食べきれる量の食材を選ぶことも大切です。肉類や一部の魚介類は食べきれないときは冷凍すれば問題ありませんが、野菜やフルーツなど冷凍保存がきかない返礼品もあります。



こうした生もので冷凍ができない食品を選ぶ場合、賞味期限はどれくらいなのか、到着後すぐに食べられるのか、食べきれる量なのかなどをよく吟味したうえで注文することをおすすめします。



■保管場所を確保すること



ふるさと納税の返礼品は季節商品を除き、注文するとすぐに届くものがほとんどです。冷凍での保存が可能な返礼品を注文した場合は、冷凍庫のスペースの確保も忘れないようにしましょう。



筆者も冷凍庫で長期間保存できると判断し、複数の自治体に冷凍食品を注文した結果、返礼品が一気に届いてしまい、冷凍庫に入りきらなくなってしまう事態に陥ったことも。冷凍庫の空き具合を確認してから注文することで、このようなミスを防ぐことができます。



また冷凍も冷蔵も不要で、常温での保存が可能な食べ物として、アルコールや飲み物、菓子類などがあります。このような常温保存可能なものでも、納付額によっては大きな段ボールで届くことがあるので、あらかじめ保管場所を確保するようにしましょう。



■毎月届く定期便がおすすめ



保管場所を確保できないけれど返礼品がたくさんほしいという方は、毎月届く定期便の利用がおすすめです。



筆者も、コシヒカリの産地である新潟県のある自治体に納税したおかげで、毎月5kgのお米が届いています。また、佐賀牛が有名な自治体からは、霜降り牛やハンバーグなど、毎月形を変えて佐賀牛が冷凍で届いています。



お米は必ず買わなければならない食品のひとつですから、家計はとても助かっています。重たいお米を玄関まで届けてもらえるのもうれしいですね。



また、霜降り肉は普段購入する機会がないので、お祝いなどの特別な日に食べています。お肉の量は家族が1回の食事で食べきれるほどの量で届いており、冷凍庫での保管場所に困ることもありません。



■まとめ



ほしい返礼品は決まったけれど、取り扱っている自治体の数や種類が多くて選べない方もいらっしゃるでしょう。

例えば「肉類」だけでも、肉の種類、部位の違い、加工品など、金額も種類も実にさまざまなのです。この中から自分好みの返礼品で、しかも予算にあうお肉を選ぶとなると、とてもハードルが高く感じるかもしれません。



そのような時は、応援したい自治体から先に選んでみてもいいかもしれません。出身地から近いところ、または被災地などを優先して選んでみてもいいですね。
ふるさと納税で食品を選ぶ際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。



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