クリスマスやお年玉など、年末年始に向けてますます増える「孫出費」。可愛い孫に奮発してあげたいと思う一方、重なる出費に苦しむ祖父母世代も少なくありません。



うまく孫出費を抑えつつ、孫たちに喜んでもらうにはどうすればいいのでしょうか。気になる孫出費のデータもあわせてチェックしておきましょう。



■周囲の孫出費はどのくらい?



あまり聞く機会のない孫出費の金額。周囲の人たちは、どのくらい孫に対してお金を費やしているのでしょうか。



ソニー生命保険㈱が実施した『シニアの生活意識調査2019( https://www.sonylife.co.jp/company/news/2019/nr_190904.html )』では、50~70代の男女1,000人のうち311人が「1年間に孫のための出費をした」という結果に。その平均金額は13万1,334円となっており、2017年の11万6,059円、2018年の12万8,269円と比べると年々増加している様子がうかがえます。



なお、その出費のうち主な項目は以下の通りです(複数回答可)。



1位:「おこづかい・お年玉・お祝い金」(78.3%)
2位:「一緒に外食」(47.8%)
3位:「おもちゃ・ゲーム」(38.3%)
4位:「本・絵本」(27.3%)
5位:「一緒に旅行・レジャー」(25.8%)



■年末年始は孫出費のピーク!?



こうみると、現金を渡す出費だけではなく、飲食代やプレゼント代もかさみやすい項目のようです。とくに帰省シーズンでもある年末年始は、クリスマスプレゼントやお年玉を渡す祖父母世代も多いはず。孫に会えるのは嬉しいけれど、正直家計への影響が痛い…と嘆く、祖父母たちの本音を聞いてみました。



「年末年始になると、息子3人が孫たちを連れて帰省してくれます。孫の人数は全員で6人。

お年玉だけではなく、滞在中の食材や外食費がかなりかさみます。入学や卒業を控えた孫には、早めのお祝いを渡すことも…。わが家にとって、1年間で最も支出が増える時期です」



「クリスマスになると、いつも孫たちが遊びに来ます。それは嬉しいのですが、ケーキやプレゼントを用意するのは私の役目。孫たちはそれぞれにプレゼントをリクエストするので、断るわけにもいかず…。もう恒例行事になっているので、仕方ないと諦めています」



「孫に会えるのは嬉しいが、長時間一緒にいると疲れてしまう…というのが本音です。小さい子の体力はすさまじく、遊び相手になるのも一苦労。ファミレスに連れて行けば外食代が増えるし、おもちゃ屋に連れて行けば何も買わないわけにはいかないし…金銭的にも体力的にもキツいです」



■孫を喜ばせつつ出費を抑えるには?



孫が喜んでくれるなら…と、ついお金を出してしまう人も多いのでは。しかし、次々にお金をかけていると家計がどんどん圧迫されてしまいます。孫に我慢させず、うまく出費を抑えるにはどうすればいいのでしょうか。



「以前まで、帰省中はほとんど外食で済ませていました。滞在中の飲食代を合計すると、いつも数万円単位の出費に…。

そこで最近は、あらかじめ食材を買い込んでおき、自宅で鍋や焼き肉を楽しむことにしています。ホームパーティーのようで孫たちも大喜び。外食より半分ほどの金額で済むようになりました」



「帰省の時期が近づくと、孫たちが喜びそうなアニメのDVDをレンタルしておいたり、100均のおもちゃを買い置きしたりしています。あとは家族全員で楽しめるようなゲームなども用意します。おかげで、『おもちゃ屋に行きたい』『どこかに連れて行って』とせがまれることが減りましたよ」



「孫に似合いそうな服や小物を見つけたら、つい購入することが多かった私。でも、渡したらサイズが合わなかったり、あまりいい反応をしてもらえなかったり…。このような失敗を活かし、今では孫がいるときに一緒に買うようにしています。ムダづかいが減ったので、支出もだいぶ抑えられました」



■まとめ



年間で平均13万円と聞くと、孫出費はかなり大きな存在といえるでしょう。孫の人数が増えれば、それに伴って出費も増えていくはず。



とはいえ、お祝いやお年玉の金額を減らすのは心苦しいものでしょう。帰省シーズンは自宅で食事を済ませて外食費を減らす、孫が退屈しないようなグッズを揃えておくなど、支出を抑える工夫をするのがおすすめですよ。



【参考】
『シニアの生活意識調査2019』ソニー生命保険



編集部おすすめ