■【マンガ記事】妄想シャイン
自宅に送られてきた上司からの年賀状。しまった!自分は出していない…。
オフィスでありそうな、そんなシチュエーション。自分ではなくても身近で起こって相談されたりした経験がある方もきっと多いはず。
■第20話:年賀状







とある会社に勤務する中堅社員の主人公。元旦に自宅のポストを見ると、直属の上司である係長から年賀状が届いていました。係長に住所を教えた覚えはなく、自分も係長の住所は知りません。「せっかくいただいたし、俺も出すか。」と、折り返し年賀状を送りました。
ところが、年明けの出勤にて、係長が開口一番「君、年賀状が元旦に来ていなかったぞ。俺は出しているのに、失礼じゃないか?」と指摘をしてきました。まあ、確かに後手になったのは失礼にあたるかもしれませんが、これまではもらってなかったことだし、今年は出すつもりがあるなら、それとなく予告をしてくれてもよかったのでは…?と、その指摘に対して、もやっとする主人公。そして、いつものごとく脳内で妄想スイッチが入ります。
「失礼じゃないか」と指摘した係長に対し、「係長、ちょっとライターをお借りできますでしょうか?」と言うと、どこから取り出したのか、元旦に届いた係長の年賀状を差し出す主人公。そして、ライターで、その年賀状をあぶっていきます。
「実は、それが私からの年賀状です。係長が郵便局で年賀状を買う前に、ちょっと仕込ませていただきました。」とにっこり笑う主人公。「そうか!ちゃんと先にもらっていたんだな!」と納得する係長…。
「いやいや、出す予定の年賀状に仕込みって一体どうやるんだ。郵便局に怒られるぞ…。」(妄想終了)
とりあえず、来年から忘れずに出しておくことにしようと思った主人公。「申し訳ありません。では来年からは(元旦に着くように)出します。」と謝り、自席に戻ろうとします。
すると、そこにやってきた新人女子。非常に申し訳なさそうな様子で、「係長、すみません。私も出し忘れておりまして…。」と謝罪をはじめました。
これには係長もびっくり。「俺、それまで生きてるかな…。」という、いつもの係長らしからぬ弱々しいコメントと共に、この一件は終了となりました。
最近では「虚礼廃止」ということで、社員間での年賀状や、お中元やお歳暮のやりとりを禁止する会社も増えているようですが、特にそういった定めがない場合、部下の立場としては、どうしたらよいかが悩ましいもの。ましてや、上司の気分で年ごとにルールが変わってしまうとなると、ああ、ますます悩ましい…。
さて、新人女子の「先手必勝」作戦の是非はさておき、会社に明確な規定がなく、毎年のように「上司や同僚への年賀状は必要?」と悩んている読者の中には、思わずニヤリとしてしまった方もいるのではないでしょうか。妄想シャイン、次回もどうぞお楽しみに。
【マンガ記事】妄想シャイン
入社3年目でようやくこなれてきたサラリーマンの主人公は、ストレスが溜まるとひたすら妄想しながら乗り切る、妄想社員。オフィスでよくある、ちょっとしたイライラやモヤモヤを、今日も妄想しながら乗り切ります。
これまでのお話
- 第19話 念には念を( https://limo.media/articles/-/14991 )