2020年4月から始まる小学校の英語とプログラミング教育の必修化。街で子供向けの英会話教室やプログラミング教室を見かけると、我が子にも習わせたほうがいいのかと考える保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。



■子供に習わせたい習い事は?



今年2月、GMOメディア株式会社が運営するプログラミング教育ポータル「コエテコ byGMO」では、小学生の保護者1,302人を対象に「プログラミング教育に関する保護者の意識調査( https://www.gmo.jp/news/article/6698/ )」を実施しています。



この調査によると、子供に習わせたい習い事のトップ5は以下の通り(n=1,302、複数回答)。



  • 英会話(18.0%)
  • スポーツ(17.6%)
  • 学習塾(16.8%)
  • プログラミング・パソコン(12.0%)
  • 習字・書道(9.1%)
  • 「スポーツ」や「学習塾」といった、いわば定番の習い事に加え、「英会話」や「プログラミング・パソコン」がランクインしているのは、小学校での必修化を意識しているのではないかと推察されます。



    ■プログラミング教育に親は対応できる?



    同調査によると、小学校でのプログラミング教育必修化を「知っている」と答えた保護者のうち、「プログラミング教育に関心を持った」は60.4%、「プログラミング教育に期待する」は37.6%でした(n=1,094、単一回答)。



    ここからは、必修化に伴い興味を持った親は多いものの、現時点での期待値はさほど高くはないことが見て取れます。親にとって、プログラミングがあまり身近なものではないのがその理由かもしれません。



    それに対して最近の子どもたちは”デジタルネイティブ”などと言われ、小学生にもなるとYouTubeを見たり、「検索はヤフーかグーグル」「欲しいものがあったらメルカリ」というように、ネットやアプリに関する知識を自然と身につけているようです。



    そのため、プログラミング教育が始まれば、親が想像する以上にすんなりと授業内容になじむ可能性もあります。逆に言えば、親が子どもからプログラミングについて何か質問されてもお手上げ、という場面もあるでしょう。そうしたことを考えて、プログラミング教室に通わせようと検討する親もいるかもしれません。



    小学校でのプログラミング教育必修化の目的は、プログラマー育成を直接的に目指すということではなく、物事を順序立てて考えて解決につなげる「プログラミング思考」を養うことだとされています。これは、今後も情報技術が進化していく中で普遍的に求められる能力だと言えるでしょう。



    ■習い事として関心の高い英会話



    一方、スイスに本部を置くEFエデュケーションファーストの「EF EPI英語能力指数2019年版( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000006252.html )」によると、日本のランキングはは非英語圏の100カ国・地域の中で53位。前年の49位から順位を落としています。



    長らく英語の必要性が唱えられ、今ではオンライン英会話や格安語学留学も増えてはいますが、日本人の英語力が大きく高まっているという話を耳にすることはあまりありません。しかし、小学校から英語が必修化されれば今後大きな変化が起きるかもしれません。



    ただ、プログラミング教育と同様に、親の立場としては英語必修化にどう対応すればいいかか不安に感じる場合もあるでしょう。また、中学受験に英語導入が広がる可能性も気になるところです。



    経済のグローバル化には負の側面もあると言われます。しかし、ここまで企業活動のグローバル化が進んだ今、共通言語としての英語は無視できないのも事実。



    将来の職業選択の幅が広がるという意味でも、英語、特に英会話能力を身につけさせたいと思う親も多いでしょう。先の調査で英会話が人気の習い事1位となっているのも、そうした思いの表れかもしれません。



    ■おわりに



    従来も習い事には流行り廃りがありましたが、小学校における英語とプログラミング教育の必修化はこれまでにない大きな変化のため、今後の習い事トレンドへの影響も大きいでしょう。



    経済の先行きに不安が拭えない今、親としては子どもに何を習わせるべきかは悩むところかもしれません。

    いずれにしても、親の考えだけではなく子どもの気持ちにも耳を傾けながら習い事選びをしたいものです。



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