4月7日から始まった外出自粛要請。5月に緊急事態宣言が解除されたものの、元の生活に戻るのはまだまだ先の話です。

出口の見えない生活で「コロナ疲れ」という言葉が広がるなど、今もまだ多くの人が強い疲労感を感じているのではないでしょうか。



なかでも大変だったのは「3食のごはんづくり」という主婦・ママも多かったようです。これまでの苦労と、それを乗り越えるための工夫を伺ってみました。



■進まない家事。しかし3食のごはんづくりは休めない



株式会社マミーゴーが2020年3月に主婦・ママ118票を集計した「新型コロナウイルスによる影響に関する主婦・ママアンケート集計結果( https://www.atpress.ne.jp/releases/210165/att_210165_1.pdf )」によると、「家での過ごし方が変わった」と答えたのは全体の60.2%。子供のいる層では、「日中子供がいることで窮屈に感じることがある」と答えたのは53.6%でした。同アンケートでは、「昼食の準備が増え、買い物する時間が増えた」「一日中、朝昼晩のご飯の心配をしなければならない」「とにかく家事がすすまない、一方で食事は作らなければならないのでストレスフル」といった声が寄せられています。やはり、主婦・ママにとって「3食のごはんづくり」は負担になりやすいことのようですね。



「自分1人なら適当にすませてしまうけれど、子供がいるとなるとやはり栄養面は無視できません。3食考えるだけでもぐったり」(Nさん・2児のママ)



「自粛期間は夏休みと違い、外食という選択肢がないのがつらかった。収入が落ちて節約せねばという思いもあり、自炊にこだわってしまい…。仕事をテレワークにしたので、負担の大きさに涙が出る日も」(Eさん・2児のママ)



さまざまな環境のママたちから話を聞いてみても、普段から子供と過ごす時間が長かったり、長期休暇を乗り切ったりしてきたママたちでさえ、さすがに今回の自粛期間はつらさを実感したという声が多く集まりました。



■ごはんづくりでやめたこと



そんなママたちは、いったいどのようにして3食のごはんづくりの疲弊を軽減していたのでしょうか。「ごはんづくりでやめたこと」を伺ってみました。



【自分で作るのをやめた】

「子供が料理に興味をもってきたので、お昼ごはんは子供の担当に。ホットケーキなどの簡単なものばかりですが、それでもかなり助かりましたね」(Mさん・3児のママ)
「スマホの利用料でポイントがたまるのですが、これが結構まとまった額になっていたんです。疲れた日はポイントを利用し、無料でデリバリーを頼んでいました」(Kさん・2児のママ)



【品数の多いごはんをやめた】

「丼・麺ばかり。ごはんにかけるだけ、パスタに絡めるだけのレトルト食品を、ローリングストックのつもりで消費していました」(Yさん・1児のママ)



「バランスのよい食事を…と毎日頑張っていましたが、限界でした。野菜なし・タンパク質なしなどの単品料理を増やしていましたね。栄養に関しては、2~3日を通したときになんとなくバランスが取れていればいいと割り切りました」(Rさん・3児のママ)



ごはんづくりの手間を省くために、デリバリーや品数を減らすなど、さまざまな工夫を取り入れている様子がみてとれます。また、ママ自身が精神的に疲れてしまい、料理する気力が湧かなかったという声も多くあがりました。



■そのほかにやめたことはある?



ごはんづくりといっても、準備や後片付けも手間になりますよね。買い物に出ることが難しい時期だったからこそ、こんな工夫をしたという声も。



【買い物に行くのをやめた】

「買い物は最低限にしました。食材は宅配サービスを使い、時短できる食事セットを活用。もう食材もカット済み、あとは炒めるだけといった簡単な手順なのですが、これでかなり精神的な負担が減りました」(Nさん・2児のママ)



【お皿洗いをやめた】

「これまでは、食洗機は夜の1回とルールを決めていたんですが、それをやめました。食洗機をフル稼働、さらに洗剤も計る手間のないジェルタブに変えたら、想像以上に負担が軽減!食洗機は実は節約にもいいんですよね」(Kさん・2児のママ)



一例ではありますが、Panasonic「ビルトイン食器洗い乾燥機はじめてガイド『とっても節水・節約』( https://sumai.panasonic.jp/dishwasher/merit/watersave.html )」をみてみると、手洗いに比べ年間約21,800円の節約ができるそう。

普段の家事を少しでも軽減できる家電を取り入れるというのも、ひとつの手かもしれませんね。



■適度に手を抜いて、無理のない生活を



毎日終わりなく続く家事のなかでも、とくに大きなウェイトを占めるごはんづくり。買い物から後片付けまで考えると、3食の食事はかなりの時間を割く負担の多い仕事です。とくに自粛期間は、食事以外にもストレスがかかりやすかったことでしょう。



無理のない生活を送ることも、今この時期には大切なポイントとなるのではないでしょうか。主婦・ママだから完璧にやらねばとは思わず、ときには手を抜くことも大切ですね。




【参照】
株式会社マミーゴー「新型コロナウイルスによる影響に関する主婦・ママアンケート集計結果( https://www.atpress.ne.jp/releases/210165/att_210165_1.pdf )」
Panasonic公式HP「ビルトイン食器洗い乾燥機はじめてガイド『とっても節水・節約』( https://sumai.panasonic.jp/dishwasher/merit/watersave.html )」



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