今年は「STAY HOME」のお正月。いつもとは180度違う正月休みだった…という方がほとんどだったのではないでしょうか。



となると、今までとはまったく違うことにお金を使った、意外とお金を使わなかった…など、お財布事情も例年とは大きく様変わりしたはず。



そこで今回は、主婦の皆さんに「例年のお正月より出費が増えたもの・減ったもの」を聞いてみました。



■巣ごもり正月で増えたのは、やっぱり…



「例年よりも出費がかさんだものは?」という問いに、最も多かった答えはやはりこれ──「食費」でした。



「社会人の息子と娘は、年末年始の休みを利用して友人と旅行するのが恒例だったのですが、今年はそれもできず、家族みんな家にこもりっきりの正月になりました。何もすることがないから食べる食べる…。大人4人で飲み食いした結果、いつもの正月よりも食費が数万円単位でアップしました」(50代/専業主婦)



「年末年始は、おせちをはじめ、ちょっとお高い食材をお取り寄せして楽しみました。どこに行くでもないし、せっかくだから家で思う存分美味しいものを満喫しようと思って」(30代/会社員)



食費とはちょっと異なるかもしれませんが、こんな意見も。



「酒代です! 年末年始はどこにも出かけないのをいいことに、昼から呑んでました(笑)」(30代/パート)



また、おうち時間を充実させるためのアイテムにお金を使った、という人も多くみられました。



「年末年始は家族で読書を楽しもう、と本をたくさん買い込んだので、書籍代です。年末に主人が『鬼滅の刃』を全巻大人買いして、子供たちは大喜びでした」(40代/主婦)



「通信費ですね。『Netflix』に加入して、映画三昧の年越しでした」(30代/専門職)



「親戚や友達と電話でたくさん話をしたので、電話代がかさみました」(60代/主婦)



「ニンテンドースイッチを購入、家族で『桃鉄』を楽しみました。そのほかにもさまざまなソフトを購入したので、ゲーム代が高くつきましたね。

でも、これでまたSTAY HOMEの家族の楽しみができたと思うと、お安いものです」(40代/会社員)



最も多かった食費にはじまり、通信費や書籍代など、いずれも「おうち時間充実のための必要経費」だったと考えている人がほとんど。おかげで充実した年末年始だった、と満足している人が多かったのが印象に残りました。



■出費が減ったものは、意外にも…



続いて「例年よりも出費が減ったもの」。一番多かった意見は…



「交通費です。毎年、年末年始は新幹線で実家に帰省していたのが無くなったので」(30代/主婦)



「年末年始は毎年旅行していたのですが、今年は行けなかったので、旅費が丸々浮きました」(40代/主婦)



「帰省を自粛した分、交通費が浮きました」(20代/パート)



「交通費」「旅費」と答えた人が多いという結果に。中には帰省をしなかったことで10万円単位でお金が浮いた、という人も。



続いてはお正月ならでは、の回答。



「お年玉です。姉と話をして、今年は会えないからお互いの子供へのお年玉は無しにしよう、と決めました」(40代/専業主婦)



「今までのお正月では、実家に帰省した際、近所に住む従妹の子供にまでお年玉をあげていて、それが結構な負担になっていました。子供たちもそれを見越していて、お盆のときには顔も出さないのに、お正月だけ実家に挨拶に来るんです。でも、今年は顔を合わせないのであげずに済んで…ほっとしています」(50代/主婦)



子供たちには内心ガッカリなお正月だったかも?



他にもこんな回答が。



「食費です。

お正月は義実家を招いて我が家でパーティーをしていましたが、今年はそれが中止になったので」(40代/主婦)



「洋服代ですね。今年は初売りに行くのを自粛したので」(30代/会社員)



今年はバーゲンや初売りには行かなかった、という意見も。おかげで余計なものを買わずに済んでよかった…と思っている人が多いのではないでしょうか?



■まとめ



面白いことに、回答してくださった方々のほとんどは「例年のお正月と出費の総額は変わらなかった」というお答えでした。



交通費や旅費が浮いた分を、豪華なおせちやお取り寄せに使った、新しく家電を買った、という人が多くみられました。皆さん、あれこれ工夫して自宅でのお正月を楽しまれたようです。



離れた家族や親戚に会えないのは寂しいですが、数年に一度くらいは、こんなお正月も悪くない…かもしれませんね。



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