実付きレモンの苗木が出回る季節になりました。レモンは定番人気の果樹。

「いつか挑戦してみたいけど、地植えは難しそう…」と考えて、あきらめている人も多いのではないでしょうか。



実はレモンは鉢植えでも育てられて、手軽にお世話ができます。今回は初心者でもうまくいくレモンの育て方と、人気のおすすめ品種を紹介します。



■おうちでレモンを育てるメリット



ドリンクから料理、お菓子作りまで幅広く使えるレモンの果実。家で採れたてを収穫できるのがレモン栽培の醍醐味ですが、レモンを育てるメリットはそれだけではありません。



おしゃれな常緑のシンボルツリーになるレモンは常緑の果樹なので、年中つややかな緑の葉が楽しめます。



常緑で生い茂った葉が目隠しの役割もしてくれるので、人目が気になるところに配置するのも効果的。おしゃれなシンボルツリーとしても人気の果樹です。



また、レモンの花は四季咲きで花を長く楽しめます。温暖な気候下では一年中花を咲かせます。可愛らしい白い花も長く楽しめるのが、レモンのいいところです。



葉はレモンの香りがしますし、花からも甘くさわやかな香りが楽しめます。



■鉢植えレモンの育て方



それではさっそく、鉢植えレモンの育て方についてみていきましょう。



植え付け

植え付ける苗木よりも一回り大きな鉢、果樹用培養土、鉢底石を用意して、レモンの植え付けから始めましょう。



3~4月が最も植え付けに適していますが、秋の場合は9月中が適期です。それ以降の秋冬は、植え付けを避けてください。



植木鉢の底が見えなくなるくらいに鉢底石を入れます。そのあと培養土を植木鉢の3分の1ほど入れます。



植木鉢の中心にポットから抜いた苗木を配置し、苗木の接ぎ木部分が鉢の上端よりも高い位置に来るよう設置して下さい。高さが足りない場合は、底部の培養土を足しましょう。



苗木を固定するため、苗木と鉢の隙間を埋めるよう周りに培養土を入れます。水やり時のウォータースペースを確保するため、培養土を入れる高さは鉢上端から3センチほど程度下までにしましょう。



培養土を入れたら、風で苗がぐらつかないよう支柱を立てます。



最後に鉢底から水があふれる程にたっぷりと水やりをすれば、レモンの植え付けは完了です。日当たりの良い所に鉢を置いて管理しましょう。

数年に一度、同じ手順で鉢増しをして下さい。



レモンの剪定

最初の2年は無剪定で良いのですが、それ以降は3~4月に、レモンの剪定を行います。



春に伸びた枝は翌年実をつけるのでそのままにして下さい。前の年に実をつけた枝や、元気のないひょろひょろとした枝はカットします。



鉢植えの場合、大きさを抑えるためにもいらない枝はどんどん切るべきですが、レモン1個ができるには葉っぱが25枚程度必要であることも意識して下さい。



冬越し

レモンは寒さに弱い植物なので、関東以南の暖地以外は鉢植えの場合、冬は屋内や寒さの当たらない場所に移動します。春から秋は、屋外でたっぷりと日光に当ててあげましょう。



レモンの収穫

レモンは、苗木から育てて2年目以降に実がつきます。木についたまま放置していると味が落ちるので、早めの収穫を心がけましょう。実が緑色でも、収穫後3~4日追熟させると程よい酸味に落ち着きます。



病害虫

レモンには、アゲハ蝶の幼虫など害虫が付くことがあります。幼虫をそのままにしておくと、あっという間に葉がなくなります。薬剤で駆除するか、農薬に抵抗がある場合は割りばしなどで挟んで木から離しましょう。



■レモンのおすすめ品種



鉢植えでも育てられる、レモンの品種を紹介します。



リスボン

レモンの中では一番耐寒性に優れている品種。最も育てやすく、日本で栽培されているレモンの大多数が
リスボンとも言われます。



コンパクトに育つ矮性種や、とげのない種類もあります。鉢植えの場合はこちらを選ぶのもおすすめです。



ピンクレモネード

温暖な地域なら斑入り葉のピンクレモネードもおすすめ。水彩画のような斑入り葉は観賞価値が非常に高く、シンボルツリーにもぴったりです。



外側は縞模様のレモンですが、中の果肉はピンク色という可愛い変わり種。人と被らないおしゃれなシンボルツリーが欲しい人にもおすすめです。



■まとめにかえて



ハードルが高いように見えて、意外と気軽に挑戦できるレモン栽培。レモンは地植えが出来る庭が無くても鉢でも育てられるので、生活環境に合わせた楽しみ方が出来る優れた果樹です。



美味しい採れたてレモンを収穫できるだけでなく、いいことづくめのレモンの木を育ててみませんか。



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