もうすぐ新年度。就職や引っ越しなどを機会に、新しくクレジットカードを作る予定の人が増える時期かもしれませんね。
クレジットカードを選ぶ基準として、年会費やポイントに着目する人は多いでしょう(※編集部注)。
今回は、いずれも年会費が無料の「楽天カード」と「セゾンカードインターナショナル」を比較します。いずれも各カードブランドのベーシックな一般カードです。
ちなみに、楽天カードとセゾンカードには、貯めたポイントで「ポイント運用」ができるサービスがあります。ポイントが原資となることから、投資ビギナーの人にもハードルが低めかもしれません。
今回は、楽天カード・セゾンカードの基本のスペック、およびポイント運用について見ていきます。
【※参考記事】楽天カード vs JCBカード「公共料金・税金支払い」は2社比較で上手にポイ活( https://limo.media/articles/-/28166 )
■楽天カードの基本スペックを確認
最初に、楽天カード・セゾンカードの基本的なスペックをチェックします。
■楽天カードのカードスペック
楽天カードの基本還元率は1%、楽天市場では3%です。また、コード決済「楽天ペイ」との組み合わせでポイント還元率が上がります。
ふだん楽天系のサービスを利用する機会が多い人であれば、ポイ活が進みやすい1枚といえるでしょう。
楽天カード「基本スペック」

※楽天カードホームページを参考に、LIMO編集部作成
■セゾンカードインターナショナルのカードスペック
セゾンカードインターナショナルは、最短で即日発行が可能なクレジットカードです。
午前中に公式サイトから申し込んだ場合、審査通過のメールの受け取り後、午後には最寄りのセゾンカウンターにてカードを受け取ることもできます。
セゾンカードインターナショナル「基本スペック」

※クレディセゾンホームページを参考にLIMO編集部作成
いずれも年会費が無料です。ポイント還元率は、それぞれの利用シーンによって差が出ますので、基本スペックだけでは判断しにくいでしょう。日頃よく使うお店やサービスとの相性を見ながら検討していくとよいですね。
次では、各カードの「ポイント運用」サービスについて見ていきます。
■楽天カード・セゾンカードの「ポイント運用サービス」とは?
楽天カードとセゾンカードでは、それぞれカード利用で貯まったポイントを運用して、投資の疑似体験ができるサービスを用意しています。
運用結果次第で、貯まったポイントが増える可能性も、減る可能性もあります。リスクを十分理解したうえでポイント運用を行うことが必要です。
■楽天カードのポイント運用コース
楽天カードの「ポイント運用」の内容を次の表にまとめています。
楽天カード「ポイント運用」

※楽天PointClubホームページを参考にLIMO編集部作成
■セゾンカードのポイント運用サービス
セゾンカードのポイント運用「永久不滅ポイント運用サービス」のコースについても、下記にまとめます。
セゾンカード「永久不滅ポイント運用」コース

※クレディセゾンホームページを参考にLIMO編集部作成
運用コースのラインナップの豊富さについては、セゾンカードに軍配が上がりました。
楽天カードのポイント運用は「楽天PointClub」から、セゾンカードの永久不滅ポイント運用サービスは「Netアンサー」から利用することができます。両方のカードを保有している場合は、使い勝手を確かめてみてもよいですね。
いずれも証券会社に口座を開設する必要のない、疑似投資体験です。
■まとめ
今回は、楽天カード・セゾンカードの基本のスペックや、ポイント運用について紹介してきました。ポイント運用のラインナップや手軽さは、クレジットカードを選ぶ際の意外な付加価値となるかもしれませんね。
「投資経験は0だけど、興味はある……」という人が、おためし的に踏み出すことができる点はメリットといえそうです。
クレジットカードは無理なく計画的に使いこなすことで、スムーズな家計管理や、マネー感覚を養うことにも繋がるでしょう。ポイント還元率も意識しながら、自分に合う1枚を見つけていけるとよいですね。
■参考資料
- 楽天カード( https://www.rakuten-card.co.jp/ )
- 楽天PointClub( https://point.rakuten.co.jp/ )
- クレディセゾン「セゾンカードインターナショナル」( https://www.saisoncard.co.jp/am_lp/saison-pro/ )
- クレディセゾン「永久不滅ポイント運用サービス」( https://www.saisoncard.co.jp/service/point-investment/ )