オカメインコなどのインコ類は、ペットとしては犬や猫と比べるとまだまだマイナーですが、近年動画SNSの流行によってインコ類の動画を目にする機会が増えています。



とはいえ、自分で鳥を飼わない限りは



  • インコにどういう種類があり、それぞれどのような特徴をもつのか
  • インコ類の人気度合い
  • インコ類がどれくらい飼われているのか

を知る機会が意外とありません。



鳥類(カノコスズメ)を飼っている筆者が、上記の質問について統計データをもとに解説してみます。



■オカメインコ・ボタンインコ・セキセイインコ・コザクラインコの見分け方



まず、インターネット上で人気の4種である、オカメインコ・ボタンインコ・セキセイインコ・コザクラインコについて簡単な見分け方をお伝えします。



なお、インコといえば人の会話をまねたり、挨拶をしたりするなどの「お喋り」が有名です。
オスの方がお喋りをする傾向がありますが、おしゃべりをしない個体もいます。



オカメインコは



  • 頭の大きな冠羽
  • 頬の丸い模様(赤みがかったオレンジ色が多い)

に注目するとすぐ見分けられます。



「可愛いと人気!」オカメインコ・ボタンインコ・セキセイインコ・コザクラインコの本当の見分け方とは

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また、厳密にはオカメインコはオウムの一種なので、他のインコ類と比べると体格が大き目です。



他の鳥と並べるとすぐわかります。



続いて、ボタンインコは「目の周りの白い輪模様」があるかどうかで見分けられます。



「可愛いと人気!」オカメインコ・ボタンインコ・セキセイインコ・コザクラインコの本当の見分け方とは

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黒・オレンジ・黄色・緑の鮮やかな色味の個体がメジャーですが、黒・白・青の「ブルー」という色味も珍しく、人気があります。



続いて、セキセイインコはくちばしの上の鼻の頭に特徴があります。



この盛り上がった鼻を「鼻瘤(はなこぶ)」といいます。



同じパーツは鳩にもあるので「鳩と同じ鼻のインコ」とまとめると覚えやすいです。



また、おしゃべりをする可能性も高い種類なので、おしゃべりを教え込むことも可能です。



「可愛いと人気!」オカメインコ・ボタンインコ・セキセイインコ・コザクラインコの本当の見分け方とは

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そして、コザクラインコは目の周りのリングが薄く、つぶらな瞳が特徴です。



鼻瘤もなく、つるんとしたくちばしをもっており、素朴で可愛らしい顔つきです。



「可愛いと人気!」オカメインコ・ボタンインコ・セキセイインコ・コザクラインコの本当の見分け方とは

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今後、インコの画像・動画を見る際は上記のポイントに注意して見分けると、より楽しめると思います。



■インコの検索トレンドは上昇傾向



「可愛いと人気!」オカメインコ・ボタンインコ・セキセイインコ・コザクラインコの本当の見分け方とは

インコの人気度合いについて可視化をするために、Googleトレンドにて「インコ」の検索トレンドを調べてみました。



2011年頃を境にして徐々に検索人気度が上がり、いわゆる「コロナ禍」に突入した2020年
以降は、高い水準を維持しています。



そのため、近年になるほどインコの検索ニーズが高まっていると言えそうです。



■インコ類の飼育頭数ははっきりとしたデータがない



実は、犬・猫については一般社団法人ペットフード協会「全国犬猫飼育実態調査」を使うとおおよその飼育数がわかるのですが、インコなどの鳥類のデータまではまとまっていません。



また、環境庁のデータで鳥類の飼育数に言及しているものは「ペット動物流通販売実態調査 報告書 (平成15年3月)」に限定されています。



この資料によると、平成14年=2002年時点では、鳥類全体の流通経路は下記の通りでした。



■鳥類の主な流通経路



  • 「輸入、卸、小売」から「小売店」に向かう流れ(年間約149,200羽)
  • 「海外」から「輸入、卸、小売」に向かう流れ(年間約114,800羽) 
  • 「ブリーダー」から「輸入、卸、小売」に向かう流れ(年間約66,500羽) 
  • 「小売店」から「ペット飼育者」に向かう流れ(年間約34,400羽)

鳥類が小売店からペット飼育者に向かう流れが年間約3.4万羽でした。猫や犬の飼育数と比べると非常に規模が小さいです。



また、この羽数はインコ類以外のオウムなどの鳥類も含まれたデータなので、インコ類に限定するともっと少ないと考えられます。



このように、インコ類については具体的な統計データがまだ整備されていない段階で、ペットとして市民権を得るのはこれから、という状態と言えそうです。



とはいえ、鳥類は犬・猫と比べて飼う際にコツが要るものの、かわいらしい鳴き声や鮮やかな羽で楽しませてくれ、犬・猫と比べると家を汚しにくいので、ペットとして魅力的な存在です。



今後もインコ類が身近な存在になると良いな……と個人的には思います。



■参考資料



  • Gooleトレンド「インコ」( https://trends.google.co.jp/trends/explore?date=all&geo=JP&q=%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B3 )
  • 一般社団法人ペットフード協会「全国犬猫飼育実態調査」( https://petfood.or.jp/data/ )
  • 環境庁「ペット動物流通販売実態調査 報告書 (平成15年3月)」( https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/rep_h1503.html )
  • 環境庁「ペット動物流通販売実態調査 報告書 (平成15年3月) VI.哺乳類(犬・猫を除く)、鳥類、爬虫類の調査のまとめ」( https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/rep_h1503/06.pdf )
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