■節約と倹約の違いに注目



「富裕層が節約する意外な3つのポイント」を元証券会社員が解説...の画像はこちら >>

世界の富裕層ランキングの世界長者番付。



長年ランクインしているうちの一人であるウォーレン・バフェットは約10兆円の資産を持つ超富裕層ですが、倹約家としても知られています。



例えば、クレジットカードはAMEXグリーンカード(一般カード)、車はSUBARUを愛車にしているそうです。



意外に感じる方も多いかと思いますが、本物の富裕層には倹約家が多いです。



私も前職証券会社で、多くの富裕層の方と接点がありましたが、今回はその経験から富裕層が節約する意外なポイント3選をお伝えします。



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■お金持ちの意識は「節約」よりも「倹約」寄り



最近はガソリンなどの値上げも相次ぎ、以前にも増して「節約」を意識される方も増えていますよね。



光村教育図書の小学新国語辞典 改訂版によると、「節約」は無駄にせず、切り詰めること。



節約しようと思っても切り詰めるガマンが必要のため、ストレスになってしまい続かない人も多いですよね。そもそも節約に対してネガティブなイメージを抱く方もいます。



富裕層のようすを見ていると、節約よりも「倹約」の意識を持っているようすがうかがえました。



「倹約」とは、無駄遣いをしないこと。どちらも似ていますが、倹約の方が「不要・無駄な出費はしない」という目的がしっかりしています。



不要なものにお金は払わないという意識が前提にあるため、ガマンせずに無駄遣いをしないようすがうかがえました。



ここからは、倹約の3つのポイントをお伝えします。



■洋服はユニクロ



まず1つ目のポイントは、服装についてです。



倹約と対象的なのが、ブランド服などの浪費。意外に思う方も多いかもしれませんが、私がお会いした富裕層は高いブランド物の服を着ていらっしゃる方は少なく、むしろユニクロなどの庶民的な服装をされている方が多かったです。



服はあくまで機能重視という方が多いのかもしれません。



また、ブランド物を購入するなどの物質的豊かさはすぐに飽きてしまうということもあるでしょう。



■手数料は極力払わない



次のポイントは、「ATM手数料」です。



お会いした富裕層の方が気にしていたのが「手数料」です。今はコンビニですぐにATMを利用できる時代です。



しかし富裕層の方たちは手数料の高いコンビニは利用しない、休日や時間外に使わないと徹底しており、できるだけ手数料を払わないように気をつけています。



手数料は数百円のこと、と思いがちですが、塵も積もれば山となるもの。本来極力払わないように工夫できるものです。



小さな金額でも、不要なものに払わないという意識は大切でしょう。

そもそも、最近はキャッシュレスになってきているので、銀行口座からお金を引き出す機会が減ったという方も多いのではないでしょうか。



キャッシュレスを機に、ATM手数料がかからないように工夫できたら良いですね。



■できるだけコンビニで買物をしない



最後のポイントが、買い物について。
何でも買えて便利なコンビニですが、「コンビニではほとんど買い物をしない」という方も富裕層のなかにはいらっしゃいました。



スーパーとコンビニでペットボトルの飲み物がいくら違うかを把握しており、かならずスーパーで買うとのことでした。



コンビニのほうが高いだけでなく、誘惑も多いのでなるべく行かないようにしているそうです。



行くから欲しくなるのであり、行かないと決めれば無駄遣いも減りますよね。こうしたちょっとした行動も意識することで、余計なお金を使うことも減るでしょう。



「節約」というとどうしてもマイナスなイメージを抱きますが、「不要なお金は使わない」と意識することで、日常の行動も変わるでしょう。



富裕層の考え方を参考にして、今一度お金について考えてみてはいかがでしょうか。



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