好きなタイミングで好きな場所に行って、寝泊りできる車中泊。
旅中に気になった場所へ訪れたり、車中でゆったり仕事をしたり、自由に旅を楽しめるのも大きな魅力です。
でも、車中とはいえ外で過ごすことになるので、思わぬトラブルに遭遇することも多々あります。
そこで今回は、キャンピングカーで全国を旅した夫婦が経験したよくある車中泊トラブルを紹介します(※編集部注)。
「これから車中泊旅をしてみたい!」という方は、本記事で紹介する車中泊のあるあるトラブルをチェックしておきましょう。
【※参考記事】車中泊のトラブル対策【ドライブレコーダー選び4つのポイント】車中泊向けマスト機能2つ( https://limo.media/articles/-/28787 )
■車中泊のあるあるトラブル5選
車中泊は、普段と異なる生活スタイルなので、思わぬトラブルに遭遇することがあります。
私たちが実際に体験したことと、よくある車中泊トラブルについて紹介していきます。
■【車中泊あるある・その1】騒音で眠れない!
道の駅で車中泊をしたり、高速道路のSAやPAで仮眠をとったりする場合、周囲の車の走行音で眠れない時があります。
車中泊経験が長くなると、慣れてくるので気にならなくなりましたが、車中泊を始めたばかりの頃は、眠れないことが多かったです。
車の走行音などであれば仕方がないのですが、道の駅やオートキャンプ場などで、他の車中泊者が夜遅くまで騒いでおり、気になって眠れないといったトラブルも耳にします。
騒音で眠れない場合は、少し面倒ですが場所を移動するか、耳栓などで対策するようにしましょう。
Tunatura/shutterstock.com
他の車中泊者などに注意する場合は、大きなトラブルに発展しないように気をつけましょう。
■【車中泊あるある・その2】夜に虫が集まってくる
大自然に囲まれた静かな空間で過ごせるのも、車中泊の大きな魅力です。
しかし自然が近いことから、どうしても虫の多さに悩まされてしまいます。
特に夜は、電気のついた車に虫が集まってきてしまうため、虫嫌いの方には大変な環境です。
夏場の夜は熱中症対策として、窓を開けて眠る方も多いでしょう。
Kolonko/shutterstock.com
車中に虫が入ってこないようにするためにも、窓に付けられる防虫ネットなどを常備しておくことをおすすめします。
■【車中泊あるある】朝晩の冷え込み・雪道でのスリップ
■【車中泊あるある・その3】朝晩の冷え込み
標高の高い場所や湖の近くでは、日中との寒暖差が激しく、朝晩は非常に冷え込みます。
私たちも1度、氷点下の中FFヒーターなしのキャンピングカーで車中泊をしました。
FFヒーターは、エンジンを停止していても使用でき、エアコンよりも早く室内を温められる燃焼式のヒーター。
寒い時期にキャンピングカーなどで車中泊する際は、FFヒーターは必須の装備です。
防寒着を重ね着しなんとか乗り切りましたが、寒さで十分に眠れませんでした。
一方で、夏場の熱中症も注意したいポイントです。
太陽光で充電できるソーラーファンなどもあるので、暑くなる時期には準備しておきましょう。
その日の天候によっても気温は大きく変わります。場合によっては、車内の温度も冷蔵庫ほどの寒さになるので、必ず訪れるスポットの気温や天候は事前に確認しておきましょう。
■【車中泊あるある・その4】雪道でのスリップ
雪山での車中泊は普段とは違った景色を楽しめるので、非常に魅力的です。
しかし、雪道を走ることになるため、スタッドレスタイヤであっても車の運転には注意が必要です。
Syda Productions/shutterstock.com
実際に、はじめて雪中車中泊をした際に、登り坂でスタック(※)したことがあります。
※スタック:雪道やぬかるみに車のタイヤが埋まってしまい、動けなくなること
人気スポットでは、ノーマルタイヤで走っている方も見かけられ、スリップ事故を起こして渋滞を引き起こしている場合もあります。
スリップ事故による渋滞に巻き込まれる可能性もあるため、雪が多いと予想される地域では、余裕を持ったスケジュールで移動することをおすすめします。
■マナー違反によるトラブルも!
■【車中泊あるある・その5】マナー違反によるトラブル
コロナ禍をきっかけに三密を避けられることから、車中泊を始める方も増えています。
一方で、マナー違反によるトラブルも増加しており、深刻なマナー悪化も進み、道の駅では個別にルールを定めている場所もあります。
写真:筆者提供
自分がトラブルを引き起こさないためにも、車中泊する際は、その場所のルールや基本的なマナーは事前に確認しておきましょう。
■旅にトラブルはつきもの
車中泊旅をする以上、周辺環境や安全面などの影響から、トラブルは避けられません。
車中泊旅にトラブルはつきものですが、事前にどんなトラブルが起こるか想定しておけば、柔軟に対応できるでしょう。
また、マナー違反などにより、自身がトラブルを引き起こさないためにも、基本的な車中泊ルールやマナーの下調べが必要です。
今回紹介したトラブル事例を参考に、素敵な車中泊を楽しんでいただけると幸いです。

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