■株式アナリスト監修。ワークマンの業績拡大に向けた市場開発戦略を商品ラインアップから解説
夏の外出に必要不可欠な帽子。
ワークマンでも帽子が販売されています。ワークマンの帽子は、職人御用達ブランドらしい機能性の高さがポイントとなっています。
さらに、デザインもおしゃれで、アウトドアだけでなく通勤や街へのお出かけにも使えそうです。
そんなワークマンですが、営業利益率は約2割で、同じく低価格アパレル大手であるしまむらの倍近くあり、「脱・薄利多売」を実現している数少ないアパレル企業です。
また、足元の業績は好調です。ワークマンは2022年7月1日、6月度の月次売上高を発表しました。開示内容によれば、6月は後半にかけて気温が上昇したことで、空調ファン付きウエアやレディース衣料、半袖Tシャツなどの夏物衣料が好調に推移しました。
その結果、チェーン全店売上高は前年同月比120.3%(既存店売上高前年同月114.1%)となりました。
話を戻し、今回はそんなワークマンの夏に合った帽子を詳しくご紹介していきます。
※今回ご紹介する商品は、2022年7月26日時点でオンライン在庫が品切れまたは販売終了となっています。興味をお持ちの方は、お近くの店舗までお問い合わせください。
■【ワークマン】スカートやスーツのはずしアイテムにもなる! サファリハット

出所:ワークマン 撥水サファリハット
カラーとデザインが豊富なサファリハットです。
画像の通り、ブラック、グレーカモ、ブラウンカモ、ネイビーの4通りがあります。
カモフラージュ柄のグレーカモとブラウンカモは、登山やキャンプコーデとの相性が抜群です。迷彩柄のギアと合わせても素敵でしょう。
柄のないブラックとネイビーもアウトドアスタイルと合います。シンプルなデザインながら、かわいらしいアイテムですので、フェミニンなコーデやスーツコーデのハズシアイテムとして活用しても良いでしょう。
大きめのツバが、日差し避け効果抜群です。
撥水加工もされていますので、にわか雨からも守ってくれます。大きめのツバが、洋服の襟周りの濡れも、ある程度は防いでくれるでしょう。
対応サイズは約58cmです。店舗限定アイテムで、価格は780円です。
■【ワークマン】出し入れしやすいシェードが便利! シェードハット

出所:ワークマン シェードハット
普段着コーデにはもちろんのこと、アウトドア系のファッションにも合わせやすいシェードハットです。
カラーは画像の通り、ブラック、ネイビー、カーキ×ベージュ、ベージュ×ブラウンの4色があります。
後ろのシェードは収納することもできます。収納しても、違和感なくかぶることが可能です。
ベーシックなカラーなので、キレイ目のワンピースとの相性も良いでしょう。
シェードを出せば、アクティブな雰囲気が出ますので、アウトドアファッションにも似合いそうです。
UVカット(UPF50+)のアイテムでもあるので、紫外線対策や日差しが強い季節も安心して活用できます。
抗菌防臭ネーム付きなので、汗や皮脂による嫌な臭いを軽減してくれます。
頭周りのサイズを調整できるので、頭が大きめの人でも小さめの人でも、サイズを気にせずにかぶることが可能です。
サイズは、59cmで、価格は1280円です。オンラインサイトでの販売は終了しており、店舗でのみ購入可能なアイテムになっています。
■【ワークマン】メッシュがおしゃれ! メッシュサファリハット

出所:ワークマン メッシュサファリハット
側面部のメッシュが特徴的なサファリハットです。
カラーは、ベージュ、ブラック、カーキ、ネイビーの4色があります。
サイズは、M、L、LLがあります。サイズが多様にあるので、自分の頭の大きさに合うものを発見できるでしょう。
恋人同士、親子でお揃いにすることもできます。
メッシュがアクセントとなっているだけでなく、通気性の良さも実現していますので、汗をかいても蒸れにくいです。
アゴ紐部分には、アクセントになるロゴがさりげなく織り込んであり、オシャレです。
ベーシックなカラーですから、アウトドアや散歩といったデイリーユースはもちろん、通勤コーデとの相性も良いでしょう。
UVカット機能付きですから、日差しの強い日の外出にも便利でしょう。
店舗限定アイテムで、価格は980円です。
■ワークマンの帽子はシンプルデザインで使いやすい
ワークマンの帽子をご紹介してきました。どのアイテムも使いやすいデサインです。
アウトドアだけでなく、通勤にも使えそうなので、夏場に活躍してくれるでしょう。
ワークマンには店舗限定の帽子などもあります。
■足元で業績好調なワークマン、新カテゴリー商品は業績・シェア拡大にどれだけ寄与するか
それではここから、ワークマンの直近の業績についてまとめておきます。
■ワークマンの2022年3月期連結決算概要
ワークマンが2022年5月9日に発表した2022年3月期通期の連結業績は、以下のとおりです。
- 営業総収入が1162億6400万円(前期比+9.9%増)
- 営業利益が268億200万円(同+11.9%増)
- 経常利益が273億9500万円(同+7.8%増)
- 当期純利益が183億3000万円(同+7.4%増)
また、以下が会社による2023年3月期の連結業績見通しとなります。
- 営業総収入で1241億1000万円(前期比+6.7%増)
- 営業利益で244億6100万円(同▲8.7%減)
- 経常利益で250億6300万円(同▲8.5%減)
- 当期純利益で167億8200万円(同▲8.3%減)
■増収も原材料価格等が影響し減益見通し、重点商品領域とは何か
現時点での会社の見通しでは売上は増加を計画していますが、各利益は仕入価格の上昇などを背景に減少する見通しとなっています。
こうした中、ワークマンは職人向け「PRO CORE」ブランドの強化に加え、新たなワークウエアの提案として多様な働き方に対応する「アーバンワークウエア」を開発し、市場の活性化を図っています。
また、新機能・新カテゴリーの開発では、女性衣料の強化やアウトドア・スポーツ分野でのアンバサダー共同企画を推進し、機能と価格面で差別化を図っています。
今回ご紹介したラインアップもこうした戦略の一環であり、収益への寄与を期待しての展開となります。
今後もワークマンに注目です。
■参考資料
- 株式会社ワークマン( https://www.workman.co.jp/ )
- 株式会社ワークマン IR情報( https://www.workman.co.jp/ir%e6%83%85%e5%a0%b1 )
- 株式会社ワークマン「2023年3月期 月次前年比速報に関するお知らせ」( https://www.workman.co.jp/ir_info/pdf/2023/22_06.pdf )
- 株式会社ワークマン「2022年3月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)」( https://www.workman.co.jp/ir_info/pdf/2022/41ki_kessantanshin.pdf )
- ワークマン公式オンラインストア( https://workman.jp/shop/default.aspx )
- ワークマン 撥水サファリハット( https://workman.jp/shop/g/g2300015473010/ )
- ワークマン シェードハット( https://workman.jp/shop/g/g2300015506015/ )
- ワークマン メッシュサファリハット( https://workman.jp/shop/g/g2300015480018/ )