■投資FIREを考え直す
FIREとは、「Financial Independence Retire Early」の頭文字をとったもので、仕事を早めに引退し、貯蓄や資産運用で得たお金で生活することを指します。
最近FIREを目指している人も多いようですが、どんなに準備をして仕事を引退しても、思いもよらない落とし穴が待っているケースがあります。
今回は、FIREの失敗例を参考にしながら、FIREは本当に幸せな働き方なのかを考えます。今後のキャリアやライフプランについて、一緒に考えていきましょう。
■知っておきたい「FIREの失敗例」3つ
FIREとは、65歳など一般的な退職年齢よりも前に仕事を辞めて、今まで貯めてきた貯蓄や資産運用で増やしたお金、不動産からの家賃収入などによって、生活していくことを目指す考え方を言います。
FIREの最大のメリットは仕事を早めに辞めることで、自由に使える時間が増え、好きな場所に住むことが可能になるという点です。
一方、FIREしたものの、思い描いていた生活とは異なり、失敗してしまったと感じる方もいるようです。具体的なFIREの失敗例をチェックしていきます。
■FIREの失敗例1. お金
- 投資が思うようにいかず、お金が増えない
- 思わぬ出費でお金が足りなくなる
- 思ったより長生きしてしまい、お金が足らない
FIREをする場合、あらかじめ仕事を引退した後も資金が足りるように計算し、資産運用や貯蓄を行います。
しかし、世界経済の情勢により思っていたよりも運用でお金が増えなかったり、病気や事故、天災などで思わぬ出費がかかってしまい、お金が足らなくなってしまったりすることがあります。
さらに、健康で思っていたよりも長生きしてしまい、お金が底をつくというリスクも考えられます。お金が足らなくなった時に再び働こうと思っても、高齢者の場合、仕事を見つけるのはなかなか難しいでしょう。
■FIREの失敗例2. 健康
- 仕事を辞めたことで、生活習慣が乱れ、健康に悪影響がでる
- 適度なストレスや、頭を使う機会が減り、健康寿命に影響がでる
仕事をしている間は、毎日同じ時間に起きてしっかり睡眠を取り、規則正しい生活をしている人も多いでしょう。
仕事を引退してしまうと、自分で自由に時間を使うことができます。
また、仕事をしている間は人間関係や仕事の目標達成のために、適度なストレスを感じている人が多いでしょう。過度なストレスは身体に悪影響がありますが、適度なストレスは逆に良い刺激になり、脳を活性化させると考えられています。
仕事を辞めてしまうと、頭を使って考える機会が減ってしまう方もいるかもしれません。場合によっては、痴呆やアルツハイマー病などの症状につながることも考えられます。
■FIREの失敗例3. 人生の充実度
- 仕事や人間関係がなくなり、暇になる
- 承認欲求が満たされない
FIREを目指す方は、自分でやりたい趣味や夢があるケースが多いでしょう。
しかし、仕事をやめて、いざ自分のやりたかったことに没頭してみると、意外とすぐに満足してしまうことがあります。だんだんと時間を持て余すようになり、暇だと感じてしまう人もいるようです。
また、FIREしてみたけれど、やはり自分の趣味だけでは満足できない人もいます。
そもそも人は、さまざまな人間関係の中で、自分が認められたいという承認欲求の性質を持っています。
65歳以上の親しくしている人をもつ割合と、生きがいを感じる程度。友人や仲間がいるほど生きがいを感じている人の割合が多い
出典:内閣府「令和4年版高齢社会白書」
FIREをしてしまうと、仕事をしていたころのような困難を乗り越えて得られる達成感を感じなくなり、生活に張り合いがないと感じる人もいるでしょう。
■FIREは本当に幸せなのか?
FIREを目指す人の多くは、現役時代はFIREするために収入が高く忙しい仕事に取り組み、倹約しながらお金を貯める生活をします。
そして、仕事を早めに引退したら、貯めたお金を少しずつ切り崩し、引き続き倹約しながら生活をします。
FIREの失敗例や倹約生活を考えると、必ずしも仕事を早めに辞めることが、幸せにつながるとは限らないことが分かります。
ただ闇雲にFIREを目指すのではなく、より充実した人生にするにはどうしたらよいのか、しっかりと考えてみましょう。
また、FIREをしてみて「やっぱり自分に合っていなかった」「もう一度働きたい」と感じたら、自分の幸せのためにFIREの他にできることについて、考えてみることが大切です。
■FIREよりも大切なこととは?
では、最後にFIREではなく、自分の人生を豊かにするポイントをチェックしていきます。
- 仕事をしながら、自分の時間を確保する
- やりがいのある仕事を見つける
- 子どもや家族と時間を共有する
まずはFIREをしなくても、自分の時間をしっかりととり、趣味ややりたいことに使える時間を確保するよう努めましょう。
仕事をしながらでも、やりたいことに取り組むことができれば、FIREをする必要はありません。
また、毎日嫌な仕事に取り組むのではなく、やりがいを持って働ける仕事を見つけてみましょう。
仕事自体で達成感や楽しさを感じることができれば、FIREをしなくてすみます。
また、子どもや家族との時間を大切にすることも、人生を豊かにするポイントです。
そもそも子どもや扶養家族がいる方の場合、FIREをするのはなかなか難しいと考えられます。
子どもの学費や食費などの生活費のため、貯金しておく金額も大きくなります。また、不測の事態でお金が必要となるケースも多いでしょう。
家族がいる場合は、FIREを目指すのではなく楽しみながら仕事をし、家族とのレジャーや旅行、会話を楽しむ方が、幸福度が上がると考えられます。
■まとめにかえて
FIREは思いもよらないところで失敗してしまうリスクがあります。
そのため、仕事の早期完全引退を目指すのではなく、ポジティブに働ける仕事を探す方が賢いでしょう。
特に、現在FIREが気になっている方は、今回ご紹介した内容を参考にして、自分にとって本当に幸せな人生とは何かゆっくり考えてみてはいかがでしょうか。
■参考資料
- 内閣府「令和4年版高齢社会白書」( https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2022/zenbun/pdf/1s3s_02.pdf )

![[のどぬ~るぬれマスク] 【Amazon.co.jp限定】 【まとめ買い】 昼夜兼用立体 ハーブ&ユーカリの香り 3セット×4個(おまけ付き)](https://m.media-amazon.com/images/I/51Q-T7qhTGL._SL500_.jpg)
![[のどぬ~るぬれマスク] 【Amazon.co.jp限定】 【まとめ買い】 就寝立体タイプ 無香料 3セット×4個(おまけ付き)](https://m.media-amazon.com/images/I/51pV-1+GeGL._SL500_.jpg)







![NHKラジオ ラジオビジネス英語 2024年 9月号 [雑誌] (NHKテキスト)](https://m.media-amazon.com/images/I/51Ku32P5LhL._SL500_.jpg)
