■マイナンバーカードで確定申告が簡単に



確定申告「マイナンバーカード」の活用で便利に!医療費や年金の...の画像はこちら >>

国税庁は2022年8月12日、2022年分確定申告(2023年1月上旬~)から開始予定のサービス内容を公表しました。



マイナンバーカードの読み取り回数が少なくなるほか、申告書の自動入力の対象拡大なども盛り込まれています。



そこで今回は、この内容を詳しく見ていきます。



■【確定申告】マイナンバーカードの読み取り回数が1回に



2023年1月から、マイナンバーカードを利用して確定申告する際、マイナンバーカードの読み取り回数が1回になります。これまで、確定申告の際、マイナンバーカードの読み取りは以下3回が必要でした。



  • e-Tax登録情報の確認
  • 電子署名の付与
  • e-Taxへのログイン
  • 確定申告「マイナンバーカード」の活用で便利に!医療費や年金の源泉徴収票も自動入力対象に【2023年】

    出所:国税庁



    1月からは、e-Taxへのログインのみ、読み取りが必要となります。



    ■マイナポータル連携で医療費や年金の源泉徴収票も自動入力【確定申告】



    また、マイナポータル連携による確定申告書の自動入力対象が拡大となります。



    マイナポータル連携とは、所得税確定申告手続きについて、マイナポータル経由で、控除証明書等の必要書類のデータを一括取得し、各種申告書の該当項目へ自動入力する機能です。



    令和4年分確定申告からは、新たに下記もマイナポータル連携の対象となります。



    確定申告「マイナンバーカード」の活用で便利に!医療費や年金の源泉徴収票も自動入力対象に【2023年】

    出所:国税庁



    • 医療費通知情報(1年間分)
    • 公的年金等の源泉徴収票
    • 国民年金保険料控除証明書

    今後は給与所得の源泉徴収票、iDeCo、小規模企業共済掛金などにも拡大予定です。



    ■【確定申告】マイナンバーカードの活用でもっと便利に



    また、2023年1月から青色申告決算書・収支内訳書がスマホで作成可能になるほか、パソコンでの入力画面もリニューアルされます。



    マイナンバーカードを作成することで、確定申告などの作業は今後もさらに簡単にできるようになっていくでしょう。



    ■参考資料



    • 国税庁「国税庁ホームページでの所得税等の申告書等作成・e-Taxがますます便利に!」(2022年8月12日)( https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/r4_smart_shinkoku/index.htm )
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