■9月2日は宝くじの日



【明日は宝くじの日】当選すると税金や確定申告はどうなる?注意...の画像はこちら >>

当選すれば大きなお金が入っていることもある宝くじ。まさに夢の切符ですよね。

8月17日にはサマージャンボ宝くじの抽選が行われたばかりですが、当選された方も中にはいるのではないでしょうか。



宝くじの当選は本当に嬉しいものですが、気になるのが税金と確定申告です。



今回は、宝くじに当選した場合の税金や確定申告について解説していきます。さらに注意点についてもあわせて見ていきましょう。



■9月2日は宝くじの日



「宝くじの日」をご存じでしょうか。9月2日は「く・じ」の語呂合わせで、宝くじの日とされています。



宝くじの当選金の引き換え漏れを防ぐために、1967年に制定されました。



宝くじの公式サイトでも、宝くじの日を機に当選番号の確認と引き換えをするように呼びかけています。

また、宝くじの日には「宝くじの日 お楽しみ抽せん」が記念行事として行われます。



【明日は宝くじの日】当選すると税金や確定申告はどうなる?注意点も解説

出典:みずほ銀行「9月2日「宝くじの日」記念行事のお知らせ」



過去1年間分のハズレ券を対象に抽選し、当選すると賞品がもらえるものです。2022年の宝くじの日がもうすぐやってきます。ハズレ券がもしあるようなら、ぜひ整理しておいてくださいね。



■宝くじに当選したら税金を支払う必要はある



宝くじに当選した場合、税金を支払わなければならないのでしょうか。



結論として、宝くじの当選金には税金はかかりません。



仮に億単位のお金が当選しても同じです。通常、所得があれば所得税として納税の義務があります。しかし、宝くじの当選金は非課税所得です。税金はかかりませんから、高額当選した場合でも安心してください。

「当せん付証票法」という法律でも、「当せん金品については、所得税を課さない」と定められています。



宝くじの当選金に税金がかからないのはなぜでしょうか。



理由は、宝くじを購入したときにすでに税金を払っているからです。



宝くじの売上の一部が、地方自治体の収益として納められます。購入した時点で地方自治体に税金を納めていることになるため、当選金には税金がかからないという仕組みです。



仮に当選金に税金をかけてしまうと、二重で税金を支払うことになってしまいます。



■宝くじに当選すると確定申告はどうなるか



宝くじに当選すると、「確定申告しなければいけないのでは?」という心配もでてくるでしょう。

宝くじの当選金は非課税所得になることから、確定申告も必要ありません。その点も安心してくださいね。



■宝くじに当選したときの注意点



前述したように、当選しても税金がかからないのが宝くじ。当選したお金は、自由に使えます。宝くじを買うことを「夢を買う」とよく言いますが、本当ですね。



しかし、実は宝くじに当選すると注意しなければならないこともあるのです。ここで、当選した場合の注意点を説明します。



■宝くじに当選したら「当選証明書」をもらう



宝くじに当選した場合には、「当選証明書」をもらうようにしてください。高額当選したら、銀行の口座に急に大きなお金が振り込まれることになるのです。



税務調査を受けた時に、「税金を払っていないのでは?」と疑いをかけられてしまう可能性も考えられます。「宝くじに当選した」と説明しても、説得力にかけるでしょう。



そこで必要になるのが当選証明書。振り込まれたお金が宝くじの当選金であることを証明してくれます。当選証明書は必ずもらいましょう。



■宝くじを共同購入した場合は全員で受取りにいく



宝くじは非課税所得だと前述しました。所得税もかかりませんし、住民税もかかりません。しかし、宝くじが税金と全く関係がないかというと実は違います。宝くじの当選金を誰かに渡すと、贈与税がかかってしまうのです。



そこで注意したいのが、宝くじを共同購入した場合です。代表者1人が当選金を受け取ると、その人の財産になりほかのメンバーに分けるときに贈与税がかかってしまいます。



贈与税がかからないようにするために、当選金を共同購入したメンバー全員で受取りに行くようにしましょう。銀行の窓口で共同購入したことを伝え、それぞれで当選金を受け取るようにすれば贈与税はかかりません。

共同購入して当選した場合は、ぜひ全員で受け取りに行ってください。



■宝くじに税金はかからないが共同購入の場合は注意



今回は宝くじの当選金の税金や確定申告について説明しました。宝くじに当選しても税金はかかりませんし、確定申告も必要ありません。



ただし当選証明書をもらうことや、贈与税がかかってしまわないように、共同購入した場合の受取り方に気を付けてください。



また、贈与税については共同購入に関わらず注意するようにしましょう。

例えば宝くじの当選金の中から家族にお金を渡せば、贈与税がかかってしまいます。

もし贈与する場合は、相手が税金の支払いで困ることのないように、その点も伝えておくことをおすすめします。



■参考資料



  • 宝くじ公式サイト( https://www.takarakuji-official.jp/ )
  • みずほ銀行「9月2日「宝くじの日」記念行事のお知らせ」( https://www.mizuhobank.co.jp/retail/takarakuji/topics/topics1.html )
編集部おすすめ