■【今日公表】令和4年版・労働経済白書



【速報】転職者数290万人で31万人減少。転職者数の推移をグ...の画像はこちら >>

厚生労働省は2022年9月6日、「令和4年版 労働経済の分析」(労働経済白書)を公表しました。



それによると、転職者の数は2年連続で減少。

人手不足感が再び高まる中で、転職者数の大幅な減少が続くなど、労働市場の動きには課題がみられます。



■転職者数、リーマンショック以降は堅調に増加もコロナ禍でマイナスに



労働経済白書は、一般経済や雇用、労働時間などの現状や課題について、統計データを活用して分析する報告書で、今回で73回目の公表となります。



同資料から、転職者数の推移をみていきます。



【速報】転職者数290万人で31万人減少。転職者数の推移をグラフで見る

出所:厚生労働省



2009~2010年にかけてリーマンショック期により大幅に落ち込んだのち、労働力の需給の改善が進む中で2011年以降は増加に転じ、2019年は353万人となりました。



しかし、コロナ禍の影響で2020年、2021年と減少が続き、290万人まで減少しています。前年の321万人からは31万人の減少となりました。



白書では、「主体的なキャリア形成の意識付けや、自己啓発によるスキルの向上等が、転職などのキャリア形成の希望をかなえる重要な要素である」と指摘しています。



■参考資料



  • 厚生労働省「『令和4年版 労働経済の分析』を公表します」(2022年9月6日)( https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27381.html )
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