■とれたてフルーツを楽しんで!
「庭が狭い」「手間がかかりそう」
そんな理由で果樹栽培を諦めていませんか?
果樹には色々な複数の種類があり、なかには小さなスペースや鉢植えでも栽培可能なものがたくさんあります。
今回は小さな庭やベランダで育てられる初心者向けの果樹8種をご紹介。
■小さな庭や鉢植えでも育てやすい!オススメの果樹8選
■ブルーベリー

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家庭菜園で育つ果樹の代表格とも言えるブルーベリー。春には白い小花が、夏には果樹の収穫が、秋には紅葉が楽しめる落葉低木樹です。
1本で結実する自家結実種も人気ですが、実つきを良くしたいなら系統が違う品種を2本以上育てるのがオススメ。品種によって耐寒性・耐暑性が異なりますので、居住地と相性がよい品種を選びましょう。
日当たりと風通しが良い酸性土壌を好みます。※参考価格:1000円前後(5号ポット苗木)
■【小さな庭を果樹園に】レモンの木は、シンボルツリーとしてもステキ
■レモン

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柑橘系のなかでも、特に育てやすいのはレモンです。年間を通して濃いグリーンの葉が茂る常緑低木樹で、シンボルツリーとして、また外部からの目隠し木としても人気があります。
複数ある品種のなかでも、甘みがあるスイート系レモンは家庭菜園にオススメ。秋の収穫はもちろん、春には香りがよい花も楽しめます。
耐寒性が弱いため、寒冷地は鉢で栽培し秋冬は室内で管理しましょう。※参考価格:1000~5000円(5号ポット苗)
■ラズベリー

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赤い宝石のようなキレイな実をつけるラズベリー。
耐寒性・耐暑性ともに強い落葉低木樹で、山に自生するほど強靭。ほとんど手間がかからないため、ガーデング初心者にもオススメです。
品種によって春に収穫、春と秋の2回収穫、また黒い実がなるもの、黄色い実なるものがありますので、好みに合わせて選びましょう。※参考価格:1000~3000円(5号ポット苗木)
■鉢植えやプランターでもOK!「パッションフルーツ」は花姿がインパクト大!
■パッションフルーツ

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甘い香りと爽やかな味が人気の果実、パッションフルーツ。初夏~秋の収穫期の前に、時計の文字盤のような面白い花を咲かせることから「クダモノトケイソウ」という名前でも親しまれています。
幹がつる性なので、地植えの場合はフェンスに絡ませながら、鉢植えは行燈仕立てにして育てましょう。日当たりがよい場所を好みます。※参考価格:2000~3000円前後(5号ポット苗木)
■グミ

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透明感のある赤い果実をつけるグミ。品種がとても多く、常緑や落葉、耐寒性が強いものや耐陰性があるもの、実が大きいものなど多彩に揃っています。
いずれも収穫は初夏~夏。庭や花壇をオシャレに見せたい場合は、緑の葉にクリーム色の斑が入る斑入りグミがオススメです。
■「別名ミニリンゴ」
■ヒメリンゴ

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ヒメリンゴは、直径5センチほどの小さな実がなるリンゴの一種。別名「ミニリンゴ」とも呼ばれる落葉低木樹です。秋には果実が、春には桜のようなキレイな花が楽しめ、花の観賞目的で育てられることも珍しくありません。
寒い地域でしか育たないイメージがありますが、品種によっては暖地で育てることも可能。風通しがよい涼しい場所を好みます。※参考価格:2000~5000円前後(5号ポット苗木)
■ユスラウメ

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春には薄紅色の梅のような花が、梅雨時期には赤い小さな実が楽しめるユスラウメ。耐寒性・耐暑性ともに強い落葉低木樹で、「山桜桃」「梅桃」「朱桜」など複数の漢字表記があります。
少し酸味が強めですが、生食やお菓子、ジャムやシロップ、果実酒や冷凍フルーツなどさまざまなものに利用可能。過湿が苦手なので、水はけが良い場所で管理しましょう。※参考価格:2000~4000円前後(5号ポット苗木)
■「イチジク(無花果)」読んでその名の通り、花は咲かずに果実が実る
■イチジク

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栄養価が高く、健康や美容に効果が期待されるイチジク。漢字で書くと「無花果」となり、読んで字のごとく花が咲かないのに果実が実るというユニークな面を持っています。
地植えすると樹高5メートルにまで成長する落葉高木樹なので、コンパクトに育てたいときは鉢植え栽培がオススメ。
夏に収穫する夏果種、秋の秋果種、夏と秋に収穫できる夏秋兼用種があり、いずれも日当たりと風通しが良い場所を好みます。※参考価格:3000円前後(5号ポット苗)
■まとめにかえて
果実の収穫、また採れたて新鮮の果物を味わうのは贅沢でステキな体験。自宅で育てた果実ならば、なおさらのことといえるでしょう。
店頭に並ぶような形や糖度に届かないこともありますが、1年目の経験を翌年に活かすのも果樹栽培の醍醐味。うまく育てて、果樹マスターを目指しましょう!