■企業年収給与研究シリーズ
シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書( http://aaahttps://assets.asics.com/page_types/3661/files/%E7%AC%AC64%E6%9C%9F(%E5%B9%B3%E6%88%9029%E5%B9%B412%E6%9C%88%E6%9C%9F)%E6%9C%89%E4%BE%A1%E8%A8%BC%E5%88%B8%E5%A0%B1%E5%91%8A%E6%9B%B8_original.pdf?1522391527&_ga=2.233423006.1007691495.1537943637-1891268292.1537943636 )をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。
■アシックスの平均年間給与はいくらか
アシックス(提出会社)の2017年12月31日時点での平均年間給与は 728.0万円と700万円を超えています。また、従業員の平均年齢は39.7歳となっており若干ですが40歳を下回っています。平均勤続年数は12.7年となっています。
■アシックスの従業員数は何人か
有価証券報告書の提出会社(単体)の従業員数は2017年12月31日時点で942名。単体で900人以上の従業員数がいます。単体のセグメント別従業員数は以下の通りです。
- 全社(共通)等:942名
また、連結の従業員数は8586名。セグメントごとの内訳は以下の通りです。
- 日本地域:1669名
- 米州地域:1973名
- 欧州地域:1587名
- オセアニア/東南・南アジア地域:328名
- 東アジア地域:1014名
- その他事業:170名
- 全社(共通)等:1845名
■過去の業績動向
アシックス(連結)の業績推移についても見ておきましょう。アシックスでは第61期(2014年12月期)より、連結決算日を3月31日から12月31日に変更しています。
まず、売上高ですが、過去4年をみると4000億円を挟んで推移しています。
また、経常利益については減少傾向が継続しています。2014年12月期には343億円の水準であったものが、2017年12月期には217億円にまで減少しています。
投資家が重視する「ボトムライン」でもある親会社株主に帰属する当期純利益は減少傾向で、2014年12月期には222億円あったものが、2017年12月期には129億円となっています。
■まとめにかえて
年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。
ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば、幸いです。
【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について
平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は就業人数です。基本的には、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。
【ご参考】有価証券報告書とは
日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。