20年後の経済中心圏はアジアだ!寺島実郎が語る正念場の日本【後編】

 1988年の日本GDPが世界GDPに占めるシェアは16%でした。アジア(日本を除くASEANや中国、インドなど)は6%で、日本の3分の1です。平成が始まる前の日本は、アジアではダントツの経済国家だったのです。


 ところが、2018年のシェアは日本6%、アジア23%と逆転。「日本の埋没」が決して誇張ではないことが数字に表れているのです。21世紀が始まる2000年の日本のシェアは14%だったので、「日本の埋没」感は、とりわけこの5~6年で急速に強まったことが分かります。


世界GDPに占める日本のシェアは3%が定位置

 ちなみに、19世紀初頭の1820年のシェアのシミュレーションによれば、日本3%、ペリーを来航させた米国2%に対し、アジアは56%を占めていました。なんと世界GDPの5割以上を、中国、インド、日本などのアジアが占めていたのです。


 そして、終戦から5年後の1950年になると、日本3%、米国27%、アジア15%です。この3%という数字には重いものがあります。


 今、世界のエコノミストから、日本3%定位置論が噴き出しています。日本は3%程度の実力しかない国だと言うわけです。実際、15年後、20年後の世界GDP予測でも、多くの国際機関が日本のシェアは3%程度に落ち込むとしています。


 この話をネガティブに聞くか、ポジティブな話に転換するか。後者であればアジアダイナミズムに想像が及ぶはずです。現在、アジアのGDPは日本の4倍になった。15年後、20年後、控えめに予測してもアジアのGDPは日本の10倍を超えているはずです。それがメガトレンド(大きな流れ)なのです。


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2019年12月16日の経済記事

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