20年後の経済中心圏はアジアだ!寺島実郎が語る正念場の日本【後編】

 周囲を見渡すと、中国人観光客が目に付きますが、表面観察では中国本土から来ているのか、香港や台湾の観光客なのか、シンガポールの華人・華僑なのかは分かりません。しかし、すでに団体旅行と個人旅行が入り交じったまだら模様になっているのです。


アジアダイナミズムの吸収が日本の成長のカギだ

 近い将来、中国が1万5,000ドルを超えると、中国人の爆買いに期待するという発想は通用しなくなり、日本の観光戦略を大きく変えなければなりません。2030年6,000万人を目標にするというのであれば、なおさらです。


 つまり観光に限らず、「アジアダイナミズムを賢く吸収して日本の飛躍につなげていく」という発想が必要になるのです。このことは、企業戦略においても、個人の投資戦略や生き方においても、非常に重要です。


 しかし、アジアダイナミズムを引きつけるだけの魅力が日本になければ、アジアの成長と正面から向き合うことができません。日本は成熟したアジアのリーダーとして、どのような光を放つことができるのかが、問われているのです。


≫≫ 寺島実郎が語る正念場の日本2020【前編】を読む


20年後の経済中心圏はアジアだ!寺島実郎が語る正念場の日本【後編】

寺島実郎(てらしま・じつろう)


一般財団法人日本総合研究所会長、多摩大学学長。
1947年北海道生まれ。1973年早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了後、三井物産株式会社入社。米ブルッキングス研究所出向を経て、米国三井物産ワシントン事務所所長、三井物産業務部総合情報室長、三井物産戦略研究所所長、会長などを歴任。
1994年石橋湛山賞受賞。2010年4月早稲田大学名誉博士学位授与。近著に『戦後日本を生きた世代は何を残すべきか われらの持つべき視界と覚悟』(佐高信共著、河出書房新社)、『ジェロントロジー宣言「知の再武装」で100歳人生を生き抜く』(NHK出版新書)がある。


(トウシル編集チーム)

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2019年12月16日の経済記事

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