「金利」の計算方法について、なんとなくわかっているようで、誰かに説明するとなると、「自信がないな~」と感じている人はいませんか。


 そこで、お金を「増やす」「借りる」とき、大事な目安になる「金利」に強い人になるため、今すぐ覚えられるかんたんな計算式を紹介します。


金利計算は重要

 今、さまざまな金融機関の店頭やウェブサイトに、ボーナスキャンペーンと銘打った運用金利がアップする掲示を見かけることはありませんか。


 例えば「特別金利キャンペーン・3カ月もの・年5%」とあったとき、この条件がおトクなのか、どう判断しますか。


「最近『年0.02%』とか多いから、『年5%』なんて、おトク!  1万円を預けたら、500円も増えるんでしょ!」。


 実は「3カ月もの」がクセもの。500円も増えないのです


 では増えるお金の正解は?


知ればカンタン!金利(利子・利息)の計算式

 まずはここで、キホンの金利計算式を頭に入れましょう。


複利と単利って?カンタンな計算式で金利に強くなる

ステップ1

1万円を1年間運用したら、増えるお金はいくら?

いちばん金利の計算をしやすいのが、1年間運用する場合です。


【元本×金利×1(期間)】だからカンタンですね。


※ここでは課税分は考慮しません。


複利と単利って?カンタンな計算式で金利に強くなる

ステップ2

1万円を1カ月運用したら、増えるお金はいくら?

 では、次に1カ月運用する場合です。よく「1カ月もの」などと表示されています。


 期間は同じ「1」ですが、単位が「月」なので、1年間の運用より単純ではありませんが、1年=12カ月なので「12」で割り、


【元本×金利÷12(期間)】


で算出します。


※ここでは課税分は考慮しません。


複利と単利って?カンタンな計算式で金利に強くなる

 


ステップ3

1万円を60日間運用したら、増えるお金はいくら?

 さらに進んで、今度は60日間運用する場合です。


単位は「日」で、1年=365日なので「365」で割り、「60」日を掛ける


【元本×金利÷365×60(期間)】


で算出します。


※ここでは課税分は考慮しません。


複利と単利って?カンタンな計算式で金利に強くなる

特別金利キャンペーンで、1万円を3カ月運用したら、増えるお金の正解は?

 ある金融機関のウェブサイトで見た特別金利キャンペーンで運用したら、お金はいくら増えるでしょうか。


複利と単利って?カンタンな計算式で金利に強くなる

 単位は「月」で、1年=12カ月なので「12」で割り、「3」カ月を掛ける


【元本×金利÷12×3(期間)】


で算出します。


1万円を3カ月間運用したら、124.9円増えることになり、10万円運用したら1,249円、100万円運用したら1万2,499円増えますね。


※ここでは課税分は考慮しません。


複利と単利って?カンタンな計算式で金利に強くなる

金利表示は「年」単位

 ここでおさらいです。


 お金を増やす場合の金利表示は1年間運用した場合に、増える割合を示すもの。お金を借りるときも計算方法は同じです。


 1年に満たない場合や、1年を超える場合は、その期間に応じて計算すれば、お金がどれくらい増えるのか、お金を借りたときにどれくらい利息を払うのか、正しく知ることができます。


 金利の計算は難しくないことを感じてもらえましたか。


金利計算方法は2種類→「単利式」「複利式」の違い

 ところで、金利計算の方法には2種類あることを知っていますか。


 複利式単利式です。


 単利式は運用している元本に対してのみ、毎年同額の利子が付きます。運用元本の額は永遠に変わらず、利子も年利が変更にならない限り、永遠に変わりません。


 複利式は運用している元本に、年々増えた利子を元本に組み入れてまとめた分に対して、利子が付きます。

そのため、運用元本の額は毎年大きくなり、大きくなった元本を運用するので利子の額も比例して、毎年大きくなります。


複利と単利って?カンタンな計算式で金利に強くなる

5年運用した結果は?

単利式=1万2,500円 vs 複利式=1万2,761円5年間で261円の差に!

 元本が大きくなればなるほど、単利式と複利式の違いは顕著ですね。


(トウシル編集チーム)

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