※本記事は2019年2月28日に公開した記事を更新したものです。
「投資ってどんなもの?」「投資って難しそうで私にはムリ」と考えている投資未経験者や初心者の人のため、トウシルでは「知識ゼロ」でも理解できる「株式入門講座」をスタート!
株式はどんな種類があって、どう選べばいい?
1:まずは国内株に投資しては?
日本企業の株を売買する国内株取引と、外国企業の株式を売買する海外株取引の2種類があります。
投資初心者が始めやすいのは国内株取引。
一方、海外株取引は、米国や欧州、中国といった国々の世界企業や、話題の成長企業に投資できるところが魅力です。とはいえ国内株に比べて情報が集めにくく、売買手数料も国内株に比べると高いケースが多いのです。
さらに、外国通貨に転換するため為替手数料などもコストに含まれています。そういった手間やコストを考えると、初めて株式投資に挑戦する人には、国内株取引がよいかもしれません。
2:上場している場所が銘柄選びの手がかりにもなる
証券会社で買うことができる銘柄は、上場している「証券取引所」という場に注文が集められて売買されています。
ちなみに「上場」とは、証券取引所が売買してもいい銘柄だと認めていることです。上場できる証券取引所は東京、名古屋、福岡、札幌の全国4カ所にあります。
国内で最も規模が大きい証券取引所である東京証券取引所(略称:東証)に上場している銘柄数は、2023年5月30日現在で3,880銘柄。
東京証券取引所は2022年4月4日、従来の4つの株式市場から3つの株式市場へと再編しました。プライム市場、スタンダート市場、グロース市場と、それぞれの特色をもっているステージです。
プライム市場…グローバルな投資家との建設的な対話を中心に据えた企業向けの市場
スタンダート市場…公開された市場における投資対象として十分な流動性とガバナンス水準を備えた企業向けの市場
グロース市場…高い成長可能性を有する企業向けの市場
上場している場所を見ることも、銘柄選びの手がかりになります。
3:初めての銘柄選びのキホンは「よく知っている企業」
株式投資のキホンは「いい企業」の株式を買うことです。
そこで、初めて株式投資をするときは「よく知っている企業」が最初の候補になります。
よく知っている企業であれば、「すごい新製品を発表した」「ここの製品は人気がある」「サービスが抜群にいい」「いつ食べてもおいしい」というように、企業が発売している商品やサービスの長所が、ユーザー視点で分かるはずです。
こうした身近な体験を通して、いい企業だなと思えたら欲しい銘柄候補に入れておきましょう。商品ユーザーの支持が売上アップにつながり、配当金が増える、株価が上がることになるからです。
逆に「このところ新製品が発売されない」「サービスが悪くなってきた」「味が落ちた」と感じたらパスしましょう。よく知っている企業でも、テレビや新聞のニュースになるような大きな事件を起こしたときは投資しないでおきましょう。
次は、 株式投資・情報の見方 について、解説します。
■知識ゼロからの投資・株式入門講座
01 そもそも株式投資とは?
02 株式投資のメリット、デメリットは
03 株式の買い方のルール
04 株式投資・銘柄の選び方
05 株式投資・情報の見方
06 株式投資・株式の売り方
(トウシル編集チーム)

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