ポイント投資と投資信託だけで100万円の利益を出す!という企画に挑戦中の、個人投資家・まつのすけさん。5月は半導体やハイテク関連の投信が好調でなんと前月から13万円増、ついに80万円台に突入! 何をしたのか、5月の動きをじっくり聞いてみよう!
2025年5月末時点の保有額:82万4,394円
5月は米国債の格下げ、度重なるトランプ米大統領の関税発言などで、株価が下落する局面もありましたが、大局的には堅調でした。とりわけ保有投信で組み入れ割合が大きい半導体、米国テクノロジー企業が好調! なんと前月の68万7,785円から約13万円の増額です。
米国個人投資家調査(AAII)の弱気派が強気派を上回る状況は15週で終了。過去のケースだと、これほど長く悲観が継続した時は、S&P500種指数(S&P500)は1年後に100%上昇しています。平均/中央値のどちらも約+28%と堅調です。
また、S&P500が7週間(35営業日)で+18%以上だと、過去のケースだと、1年後には100%上昇し、平均+27.73%です。基本的に今後1~1年半は、大局的に株式市場は堅調だと想定しています。ただし、相互関税の延長期限の間近では、短期的な株価下落の可能性もあるので注意が必要です。
保有投資信託の5月の運用損益÷前月末残高の月間騰落率は+16.88%となり、 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド の+7.15%を大幅に上回りました。連載開始からのトータルリターンは+139.85%で、 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) の+58.58%を大幅にアウトパフォームしています。
2025年5月末時点の、エリア別ポートフォリオを解説!

5月は米国の大手格付会社・ムーディーズが、米国債を格下げし、主要格付会社全てにおいて、米国債がAAAを失いました。
過去、主要格付会社の米国債の格下げをした時は、主要株価指数は大きく下落しています。そこで保有投信をしっかり売って利益を確定し、下旬に落ち着いてから買い戻しました。
ただ、保有の内訳は特に変えておらず、ほぼ前月と同様で、世界株の半導体株投信、米国株のテクノロジー投信が主力です。つまり、タイミングの勝利です。
基本的には今後、世界的に大局的な株価上昇を想定しています。しかし、円高懸念もあるため、為替ヘッジの検討も選択肢の一つかもしれません。
2025年5月末時点の、タイプ別ポートフォリオを解説!

5月は一部のバリュー株投信を売却し、AIグロース株関連の投信にスイッチングしました。これも利益を増やせた理由の一つ。個人的にはAIの第二波が来ると想定しています。
これまでのチャートの推移、過去のバブルの経験則、AIテクノロジーの進捗(しんちょく)から見ると、あと1回は株価が大きく上昇する局面があると考えています。
その中心は エヌビディア(NVDA) 、 ブロードコム(AVGO) など。NASDAQ100、S&P500、全世界株式なども有力だと考えます。
恐怖指数(VIX)が6週間連続で下落しました。合計マイナス10超下がると、S&P500は過去1年後、100%上昇、平均+26.17%と堅調をキープできています。この様子から見ると今後もマーケットは堅調と予想できます。
また、NASDAQ100が、2カ月ぶりに200日移動平均を上回った場合、過去のケースだと、1年後は10回中9回、上昇しています。平均+20.25%です。
2025年5月末時点の保有投資信託~騰落率ベスト10
2025年5月1~31日までに、新たに購入した投資信託のうち、*騰落率ランキングをご紹介します。今月は下落が目立ったものの、プラスに転じている投資信託もあります! ぜひ何が上がって何が下がったのか、改めて確認していきましょう!
NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)成長投資枠で購入できるもの、NISAつみたて投資枠で購入できるもの、iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)で購入できるものに、それぞれマークを付けています。ご参考ください!
*騰落率:投資信託が、一定期間内にどれだけ値上がり・値下がりしたかを知るために、価格の変化率を計算したもの。
1位: iFreeレバレッジ FANG+
騰落率:22.44%
どんなファンド?:米国株のレバレッジ投信で、組み入れ銘柄は、ネットフリックス、クラウドストライク(サイバーセキュリティ)、サービスナウ(クラウドソフトウエアなど)、マイクロソフト、アップル、ブロードコム(AIに強みがある半導体大手)、アルファベット(Google・YouTubeなど)、アマゾン、メタ・プラットフォームズ(フェイスブック・インスタグラムなど)、エヌビディアです。
まつのすけコメント:NYSE FANG+指数(配当込み、米ドルベース)の値動きの2倍程度の値動きを目指す投信で、為替ヘッジがあります。為替変動の影響は受けませんが、日米の短期金利差の分、コストが発生します。リスクは高い投信ですが、組み入れ銘柄のクオリティは高く、円高リスクがない点にも魅力を感じています。
2位: 野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)[NISA成長投資枠]
騰落率:21.38%
どんなファンド?:世界株のアクティブ投信で、半導体関連の企業に投資します。組み入れ上位銘柄は、エヌビディア、ブロードコム、TSMC、ASML、クアルコム、KLA、マイクロン・テクノロジー、メディアテック、ASM、SKハイニックスです。
まつのすけコメント:この投信の基準価格は+20.8%でしたが、米国債格下げ時に売り、下旬に買い戻した短期売買で少しアウトパフォームしました。エヌビディア、ブロードコム、TSMCは有望だと考えており、これらの組入比率が著しく高いので主力の投信としています。
3位: 楽天レバレッジNASDAQ-100(レバナス)
騰落率:18.59%
どんなファンド?:米国株のレバレッジ投信で、組み入れ上位銘柄は、アップル、マイクロソフト、エヌビディア、アマゾン、ブロードコム、メタ・プラットフォームズ、コストコ、ネットフリックス、テスラ、アルファベットです。
まつのすけコメント:NASDAQ-100指数(米ドルベース)の日々の値動きに対して、おおむね2倍程度となる投信です。円高懸念があるため、為替ヘッジ付きの投信にも投資しています。NASDAQ-100指数は大局的にあと1年半ほどは有力だと考えています。
4位: 楽天・プラス・SOXインデックス・ファンド(楽天・プラス・SOX)[NISA成長投資枠]
騰落率:16.72%
どんなファンド?:「楽天・SOXインデックス・マザーファンド」への投資を通じて「SOXインデックス(円換算ベース)」に連動する投資成果を目指す投資信託です。為替ヘッジなし。
まつのすけコメント:米国上場の主要な半導体関連30銘柄の「SOXインデックス(フィラデルフィア半導体株指数)」に連動する投信です。為替ヘッジはありません。半導体株は2024年7月からの調整の最終局面が4月で、これから第二波があると想定しています。
ただし、中国企業との競争で優位性がある銘柄の組み入れ比率が高い「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」の方を主力としています。
5位: 米国IPOニューステージ・ファンド<為替ヘッジなし>(資産成長型)
騰落率:15.60%
どんなファンド?:米国株のアクティブ投信で、組み入れ上位銘柄は、ロビンフッド(2013年に米国で創業したフィンテック企業。ロビンフッドという投資アプリを提供)、パランティア・テクノロジーズ(テロ対策の捜査と作戦を支援するソフトウエアの構築、AIの活用に強み)、スノーフレーク(データクラウドとAI関連企業)、ドアダッシュ(フードデリバリー用アプリの開発・運用)、アファーム(高額な買い物をした場合の分割後払いを提供する米国のフィンテック企業)、レディット(インターネット上で雑談などができるオンライン掲示板を運営するソーシャルメディア企業)、コンステレーション・エナジー(電気および天然ガスなどのエネルギー大手サプライヤー)、ルーブリック(機械学習を活用したソフトウエア企業)、メープルベア(北米の食料品テクノロジー企業)、マンデー.com(クラウド型のプロジェクト管理ツール)です。
まつのすけコメント:新規公開株(IPO)からおおむね5年以内の中型以上の米国株式への投資が基本の投資信託です。新技術やビジネスモデルなどに着目し、企業収益の成長性が見込まれる銘柄に投資できます。組み入れ比率が高いロビンフッド、パランティアに魅力を感じており、この投信を保有しています。
6位以下はこちら
6位: ニッセイAI関連株式ファンド(為替ヘッジなし)(AI革命)[NISA成長投資枠]
7位: 米国大型テクノロジー株式ファンド(マグニフィセント・セブン)[NISA成長投資枠]
8位: 次世代通信関連 世界株式戦略ファンド(THE 5G)[NISA成長投資枠]
9位: イノベーション・インデックス・AI[NISAつみたて投資枠][NISA成長投資枠]
10位: iFreePlus 世界トレンド・テクノロジー株(Zテック20)[NISA成長投資枠]
まつのすけ、今月の注目銘柄!
My SMT ダウ・ジョーンズ・インデックス(ノーロード)[NISA成長投資枠]
どんなファンド?:ダウ工業株30種平均(NYダウ)(配当込み、円ベース)に連動する投信です。原則として為替ヘッジはありません。購入手数料は無料で、管理費用(含む信託報酬)は、年0.0968%(税込)です。
組み入れ上位銘柄は、ゴールドマン・サックス、ユナイテッドヘルス・グループ(医療保険)、マイクロソフト、ホーム・デポ(ホームセンター)、ビザ(クレジットカード)、シャーウィン・ウィリアムズ(塗料メーカー)、キャタピラー(建設機械など)、マクドナルド、アムジェン(医薬品)、セールスフォース(クラウドビジネスソフトなど)です。
まつのすけコメント:NYダウ30の値動きに連動する投信では、保有コストが最安値水準となります。金融・医薬品・ヘルスケアなどのウエートが高いのが特徴であり、バリュー寄りの米国株インデックス投信に投資したい場合、選択肢となります。
まつのすけ、今月のがっかり
米国債格下げの際に、保有投信の約半分ほどを売却し、下旬に相場が落ち着いてから買い戻しました。
実は一瞬、全売却を検討したのですが、ひとまず半分売って初日の米国株式市場の状況を確認。初日の米国市場は意外と堅調だったので、残りの半分を売らずに様子を見ました。
結果的には全部売却して買い戻すのがベストとなり、自分の相場感どおりに売買しなかったことで、パフォーマンスを削ってしまったのが残念です。
S&P500が弱気相場の下落のうち50%戻すと、1年後は過去100%上昇。平均/中央値+18.3%です。
また、S&P500の55%が20日ぶりの高値を更新すると、底打ちのシグナルです。過去1年後には30回中29回上昇し、平均+16.3%でした。
2025年5月のポイ活実績:3万6,830ポイント

5月は「楽天お買い物マラソン」を中心に、 楽天カード 、 楽天銀行 、 楽天証券 、ビックカメラ来店前に来店予約するとポイントがもらえる「 楽天ビック来店予約 」、 楽天スーパーポイントスクリーン などでポイントを獲得しました。
6月4~11日は年にたった4回しか開催されない「楽天スーパーSALE」があるので、この機会に 楽天市場 や 楽天トラベル を利用するとお得です。
また、6月はモバイルオーダーまたはマックデリバリーサービス限定の、マクドナルド× 楽天キャッシュ の キャンペーン(最大20%ポイント還元) や、やよい軒で 楽天ペイ 払いすると 最大10%ポイント還元されるキャンペーン などがあり、身近でお得なポイ活を楽しめます!
(まつのすけ)