1952(昭和27)年6月9日

日本とインドが平和条約調印

 


 


 1952(昭和27)年6月9日、日本とインドとの間に平和条約が締結されました。


第2次大戦後、インドはサンフランシスコ講和会議に招請を受けました。サンフランシスコ講和会議とは、戦勝国である連合国諸国と日本との間の戦争状態を終結させるために平和条約を締結するための会議です。

しかし、当時のインド首相ジャワハルラール・ネルー氏は出席を拒否しました。


 米英主導の提案がなされた条約にソ連は署名を拒否しました。当時は米国とソ連の冷戦下にあり、この会議に出席して平和条約に署名することは西側諸国につくことも意味しています。そのため、インドはそのどちらにもつかないことを表明するため、会議そのものへの出席を拒んだのだとも言われています。


 またインドは1947年まで英国の支配下にあり、日本軍と戦いましたが、同時に英国に対して独立戦争を挑むインド国民軍も存在しており、そのため国民感情が統一されていなかったことも一因としてあげられています。その後インドは、日本との関係回復を日本政府に対して打診し、日本と個別に平和条約を結ぶに至りました。


 


1952年6月9日の日経平均株価終値は

228円73銭


ライター: FIX JAPAN 前沢ともあき


 


(トウシル編集チーム)

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