半導体産業は、AIや5G、自動運転など先端技術の発展を背景に、今や世界経済をけん引する成長分野となっています。しかし、2024年以降は米中対立や市場の波乱により一時的な調整局面を迎えました。

しかし、今年に入り先端半導体は復調し、先端半導体の生産に欠かせない高度な技術を誇る日本企業が半導体全体の復活の鍵を握っています。


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成長産業としての半導体の現状と将来性

 近年、半導体はスマートフォンや自動車、家電だけでなく、AIやIoTなど幅広い分野で不可欠な産業基盤となっています。特にAI技術の進化に伴い、自動運転や生成AIなど高度な計算能力を要する分野で高性能半導体の需要が急速に拡大しており、データセンター向けサーバー半導体の需要増加も顕著です。


 こうした動きが世界的な供給網の強化や技術革新を促し、2030年には半導体市場の売上高が1.1兆米ドルに達する見込みで、株式市場でも長期的な成長テーマとして注目されています。


次世代産業を支える半導体の未来 AI時代の需要拡大
(注)1987年から2024年まで実績、2025年と2030年は予想(出所)WSTSおよびSIA(1987~2024年)、ASMLよりGlobal X Japan作成

市場の波乱と現状の動向

 半導体市場は2024年夏、米国の対中規制強化を受けて世界的に大きく下落し、AIバブル崩壊の懸念が広がりました。さらに2025年1月には世界に衝撃を与えた中国発の低コスト生成AI「DeepSeek」の登場で市場は一層冷え込みましたが、最近では先端半導体を中心に回復の兆しが見え始めています。


 半導体セクターを象徴するエヌビディアの株価は、2025年4月以降に底を打ち、上昇に転じ史上最高値を更新するなど、次の上昇局面に向けた動きが活発化しています。


 半導体株は価格変動が大きいものの、大幅下落後に反発し長期的に成長する傾向が強く、日本の半導体株も2025年4月の関税ショックで直近の高値から約50%下落しましたが、その後の好決算を受けて急速に回復しています。現在は4月の急落から反転し、近く直近高値を超えれば新たな上昇トレンドに入る可能性が高まっています。


次世代産業を支える半導体の未来 AI時代の需要拡大
※過去のパフォーマンスであり、将来の成果を保証するものではありません。(注)期間は指数のデータが取得可能な2017年1月31日から2025年7月18日。パフォーマンスは起点を100として指数化、日次(出所)BloombergよりGlobal X Japan作成

日本の半導体企業とETF投資の魅力

 こうした市場環境の中で、特に注目したいのが日本の半導体関連企業の存在です。日本は半導体製造装置や材料、先端品の生産技術において世界トップレベルの技術力を有しており、グローバルな半導体サプライチェーンの重要な一翼を担っています。これらの企業群は、世界的な半導体需要回復の波に乗り、今後の市場復活をけん引する可能性が高いと期待されています。


  グローバルX 半導体・トップ10-日本株式 ETF(282A) は、日本の代表的な半導体関連10銘柄で構成される指数(Mirae Asset Japan Semiconductor Top 10 Index)への連動を目指す上場投資信託(ETF)で今後の半導体の成長の恩恵を受けることができると考えています。対象指数では、半導体産業から20%以上収益をあげている日本企業のうち時価総額上位10銘柄を選定します。


 構成全10銘柄には、製造装置で世界トップクラスの技術力を誇るアドバンテストや東京エレクトロンなどが組み入れられています。日本の大型半導体関連企業10銘柄に集中投資するため値動きが比較的大きくなりますが、中長期投資にも短期売買にも向いている商品です。


次世代産業を支える半導体の未来 AI時代の需要拡大
※個別銘柄の推奨、今後の組入を示唆・保証するものではありません。最新の構成銘柄および比率はウェブサイトをご確認ください。四捨五入の関係で100にならないことがあります。(出所)BloombergよりGlobal X Japan作成、2025年7月18日時点

 動画ではさらに詳しく解説していますのでぜひご覧ください。


<投資リスク>
当ファンドは、値動きのある有価証券等に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、投資元本が保証されているものではなく、これを割込むことがあります。信託財産に生じた利益および損失は、すべて投資者に帰属します。投資信託は預貯金とは異なります。基準価額の主な変動要因は、以下のとおりです。「株価の変動(価格変動リスク・信用リスク)」、「その他」※基準価額の動きが指数と完全に一致するものではありません。※基準価額の変動要因は、上記に限定されるものではありません。※くわしくは「投資信託説明書(交付目論見書)」の「投資リスク」をご覧ください。


<ファンドの費用>
ETFの市場での売買には、証券会社が独自に定める売買委託手数料がかかり、約定金額とは別にご負担いただきます。

(取扱会社証券会社ごとに手数料率が異なりますので、その上限額を表示することができません。)保有期間中に間接的にご負担いただく費用として運用管理費用(信託報酬)がかかります。グローバルX 半導体・トップ10-日本株式 ETFの運用管理費用は0.11%(税込)です。また、その他の費用・手数料としては、組入有価証券売買時の売買委託手数料、先物取引・オプション取引等に要する費用、監査報酬等を信託財産でご負担いただきます。※「その他の費用・手数料」については、運用状況等により変動するため、事前に料率、上限額等を示すことができません。※手数料等の合計額については、保有期間等に応じて異なりますので、表示することができません。また、上場投資信託および上場不動産投資信託は市場価格により取引されており、費用を表示することができません。※詳しくは、金融商品取引所で取引をされる際にご利用になる証券会社にお訊ねください。※設定・交換のお申込みにあたっては投資信託説明書(交付目論見書)の「ファンドの費用・税金」をご覧ください。


Global X Japan株式会社
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(Global X Japan)

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