2006(平成18)年8月24日
冥王星が惑星から除外、準惑星に分類
2006(平成18)年8月24日、それまで太陽系の第9番惑星とされてきた冥王星が「準惑星」に変更されました。国際天文学連合(本部事務局・パリ)が惑星の定義を見直したためです。
冥王星は1930年、米国の天文学者クライド・トンボー氏が発見しました。
ところが研究が進むにつれ、冥王星は発見当初の予想より小さいことが分かってきます。1990年代に入ると観測技術が進歩し、海王星より遠くで太陽を中心に公転し、しかも冥王星に並ぶ大きさの天体が次々と見つかり、冥王星だけを惑星として区別する理由が薄れてきました。
そこで天文学者たちは定義を見直し、軌道を独占していることなどを惑星の条件としました。軌道上に他の小さな天体がある冥王星は、2006年、準惑星に「格下げ」されました。
格下げには米国の科学者が猛反発しました。冥王星が米国人が発見した唯一の惑星だったためと言われています。
2006年8月24日の日経平均株価終値は
15,960円62銭(トウシル編集チーム)