不安定な株式相場と中国経済の鈍化でディフェンシブ戦略が得策、テンセントに注目
BOCIは向こう6-12カ月にわたり、「AI」「マクロ経済」「市場競争」「規制動向」「株主還元方針」「米中対立」という六つの要素が、中国インターネット銘柄の業績や株価の決定要因になるとの見方。
現在のような不安定な相場環境下では、2025年7-9月期の業績見通しや、現在の景気局面に対処可能な核心的能力、業績の可視性、株主還元の実行力などを考慮したディフェンシブな資産配分戦略が推奨されるとした。
カバー銘柄11社の株価の先行きに対し、いずれも強気見通しを付与しながらも、優先順位をテンセント(00700)>ネットイース(09999)>歓聚集団(米ナスダック上場:JOYY)>テンセント・ミュージック(01698)に設定。ほかに新作ゲーム「Sanguo: Ncard」のリリースで、2026年の大幅な収益上振れが見込めるビリビリ(09626)を有力視している。
BOCIはネットセクターの中で、長期の持続的成長が期待できる資産として、ゲーム世界最大手で万能アプリ「微信」を展開するテンセントに目を向けている。2025年7-9月期決算が予想を上振れ、前年同期比14%の増収、調整後営業利益の20%増を達成するとの見方。
効率的な事業運営や積極的なAI投資、データやユーザー行動と「微信」エコシステムとの統合により、マクロ環境などの逆風下でも優れた能力を発揮できるとした。目標株価を引き上げ、同社をネットセクターのトップピック銘柄としている。
ゲーム業界2位のネットイースについては、7-9月期のゲーム売上高と調整後純利益が前年同期比17%、29%増加するとみている。今後は11月15日の「Where Winds Meet(WWM)」の海外リリースと10-12月期の特別配当への期待が短期的なカタリストになるとの見方。
2026年に投入予定の2大タイトル「無限大Ananta」と「シー・オブ・レムナンツ」も、大幅な利益成長につながる可能性を指摘している。
一方、動画プラットフォームのビリビリは予想通り、広告事業のけん引で、7-9月期に前年同期比5%増収を達成する見込み。今後は新カードゲーム「Sanguo: Ncard」(2026年旧正月期に正式リリース予定)の収益押し上げ効果が注目ポイントとなる。
自前の生成AIモデルを展開する検索最大手の百度(09888)に関しても、BOCIは予想通りの7-9月期の決算内容を見込む(7%減収、調整後利益率8.3%)。
有力EC企業でクラウドサービス最大手のアリババ集団(09988)の強みもAI戦略。技術的優位性と需要の堅調を理由に、7-9月期のクラウド事業の成長加速を予想。その後数四半期にわたって安定成長が続くとみる。
一方、業界全体のレーティング面の潜在リスク要因として、BOCIは予想以上のマクロ経済の悪化、競争激化、非効率な収益化、コンテンツの供給と品質問題、規制強化、投資の失敗、提携関係の弱体化、米中対立に絡む国際的緊張などの可能性を挙げている。
(Bank of China int.)

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