経済愛好家・ニューレディーの肉乃小路ニクヨさん。証券→銀行→生保と金融業界に約20年勤務した経験を生かし「お金と人生」の悩みに答えます! 短期集中連載の最終回は「自分が死んだあと、どうなってしまうのか?」という終活のお悩み。
死亡保険に入り、受取人にそれを伝えたら、終活の8割は完了です!
実は私も、終活っていう終活はまだ始めていないんですよ。でもこの間、断捨離はしたので、部屋はなんとか片付いたかなって思います。もうちょっと年をとったら、処分するのに人が困るようなものはどんどん捨てていこうと思ってはいるんですけど、やっぱりモノって…増えてしまいますよね(笑)。
この方、ずいぶん不安が募ってるみたいですが、先のことを考え始めたらもうキリがないと思うんですよ。自分がいつまで生きて、どんな死に方をするのかって、本当に分からないものです。病気どころか突然事故で亡くなったりするケースもありますし。
エンディングノートを書くという方法もありますが、面倒で私はあんなことは続かないし、毎年アップデートするのも面倒なので、まだいいかなと思って、先送りにしています。
だけど、金融業界に長い私が、終活を視野に入れている人に絶対知っておいてほしいのがコレ。葬式代や、遺されたものを業者に依頼できるだけの金額が下りる、死亡保険に入ったほうがいい、ということ。そして受取人に「あなたが受取人だから! 保険入ってるからそれ使って!」と必ず伝えておきましょう。
日本って、本人が死んでしまった後だと、銀行も証券会社も、口座が凍結されてしまって、遺された人は簡単におろすことができないんです。預金があっても、金融資産があっても、正式な遺言書や手続きが終わらないと1円も動かせない。
受取人指定している人に、「〇〇保険に入ってるから」って伝えて、「私に何かあったらこれでなんとかして」って言っておけばOK。それさえしておけば、別に「終活」って張り切らなくても大丈夫だろうと思います。自分が死んだ後は、どうしても誰かに迷惑がかかるんだから、迷惑が掛かるはずの人にきちんとそれを伝えておけば十分です。
こんな葬式をしてほしいとか、お墓がどうだとか、希望があるならエンディングノートに書いておくのもいいかもしれないけど、特にこだわりがなくて、終活を始める理由が「周りに迷惑をかけたくない」っていう理由だったら、経済的負担がかかるかもしれない人に、負担にならない程度のお金は準備してあるから、ってしっかり伝えるだけでいいと思います。
終活がストレスで残りの人生が楽しめないなんて、本末転倒です。それよりも生きている今をもっと大切にしましょう。
企画/取材/編集/執筆 金井雪子
(トウシル編集チーム)

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