2025年7-9月期は実質2桁増収増益、マクロ経済鈍化も旅行需要は旺盛
現地コード 銘柄名 09961携程集団
(トリップ・ドットコム)
株価 情報種類
555.50HKD
(11/19現在)
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オンライン旅行プラットフォーム、トリップ・ドットコムの2025年7-9月期決算は市場予想を上回る内容となり、売上高は前年同期比16%増、一時損益などを除外した非GAAPの営業利益は12%増。国内、海外双方のトラフィックの伸びをうかがわせた。
中国マクロ経済の軟化にもかかわらず、主要市場でのビジネスは10-12月期に入っても堅調。BOCIは国内の競争環境が安定的であるために、海外市場の開拓に注力しやすいとみている。
日中関係の緊張に関しては、海外旅行事業に一定の影響を及ぼす可能性に言及しつつも、最近のタイへのアウトバウンドの減少による経験を踏まえ、収益への影響は限定的との見方。目標株価を引き上げ、株価の先行きに強気見通しを継続した。
7-9月期の売上高は前年同期比16%増の183億6,700万元。非GAAPの営業利益は12%増の61億3,400万元、国内外での売上高の堅調と厳格なコスト管理を反映した数字となった。
MakeMyTrip社の売却益の計上で、非GAAPの純利益は221%増の191億5,600万元。決算発表前の段階では、国内の旅行需要の減速や海外向けプラットフォーム「Trip.com」の急成長を受けた利益率の縮小懸念が強かったが、持ち株売却益による底上げ効果を除いても、7-9月期決算は堅調だった。
中国の経済指標は一段の減速傾向にあるが、旅行需要は依然旺盛。10月上旬の国慶節8連休には海外のホテル予約、航空券販売がいずれも前年同期比30%超の伸びを示した。この先、訪日需要が減少しても、渡航先は他地域に振り替えられる見込み。同社の海外旅行需要は、10-12月期も10%台半ばの伸びを維持する見通しという。
海外向けのプラットフォーム「Trip.com」はアジア太平洋地域や欧米で大きくシェアを伸ばし、7-9月期に前年同期比65%の増収を達成した。BOCIは向こう数四半期にわたり、50%超の増収ペースを維持すると予想。
2026年には「Trip.com」の売上構成比が約20%に上る見通しを示した。これに伴い利益率は低下するが、国内事業による一部相殺で、マイナス影響は許容範囲にとどまるとの見方だ。
BOCIは同社の当面の利益に対して楽観的。オンライン旅行代理店(OTA)プラットフォームの競争環境が7-9月期以降、安定したことで、手数料率がほぼ横ばいで推移するとみられるため。ほかに海外旅行需要の回復やAIの活用によるコスト削減も利益率の改善につながると予想。
仮に一時的に利益率が悪化しても、海外各国の「Trip.com」が損益分岐点に乗せ始める2027年には、全体の営業利益率が回復するとみる。
BOCIはMakeMyTrip社の売却益を反映し、2025年通期の非GAAP純利益予想を29%増額修正。2026-27年の予想純利益を3-4%上方修正した。サムオブザパーツ(SOTP)方式に基づく同社H株の新たな目標株価は2025-26年の非GAAP希薄化後1株当たり利益(EPS)に基づく株価収益率(PER)で27倍、23倍に当たる水準となる。
(Bank of China int.)

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