2025年7-9月期は堅調、EC事業の収益化の進展とクラウド事業の勢いを評価
現地コード 銘柄名 09988阿里巴巴集団控股
(アリババ・グループ・ホールディング)
株価 情報種類
154.50HKD
(11/26現在)
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中国のネット通販最大手、アリババ集団の2026年度第2四半期(2025年7-9月期)の売上高は前年同期比5%増の2,478億元に達した。主力の国内EC CMR事業(直営や物流事業を除くEC中核業務)が10%増収を確保したほか、クラウド事業が34%の増収を達成。
ここ数カ月間でユーザーエンゲージメントが改善し、流通取引総額(GMV)シェアが順調に拡大したという。BOCIは長期的には消費・AIの発展に照準を合わせる半面、短期的にはQC業務の焦点をクロスセル(関連商品の追加購入提案)の強化やユーザーエンゲージメントの改善にシフトさせると予想。
EC事業の収益化の進展とクラウド事業の勢いを前向きに評価し、同社株価の先行きに強気見通しを継続した。
BOCIは長期の消費・AIビジョンの達成に向け、同社がすでに初期的な効果を上げつつあるとの見解。今後の優先事項としては以下の点を見込む。
◇QC業務およびAI機能(B2B、B2C双方)への着実な投資、◇QCと従来型ECとのクロスセルの導入加速、◇GMVシェアの拡大を優先しつつ競争環境に応じたQC運営戦略の調整とユーザー体験の改善、◇その他の新たな事業分野への投資、◇収益化とコスト効率の向上。
BOCIはこうした方向性を考慮し、ECと国際デジタルコマースグループ(AIDC)事業の収入見通しを引き下げ、2027-28年度の予想売上高を1-2%小幅に減額修正した。利益見通しはほぼ据え置いたものの、中国国内のEC利益に関しては1-2%下方修正している。
2025年7-9月期決算は、売上高が前年同期比5%増の2,478億元(売却済みのSun Art社、Intime社の収入を除外した比較可能ベースの増収率は15%)。中国のEC CMR事業は追加のソフトウエア手数料の取り分上昇などを背景に前年同期比10%増収。クラウド事業の増収率も34%に加速した。
同社全体の調整後利払い・税引き・償却前利益(EBITA)は78%減の91億元だったが、QC投資の増大によるEC部門の大幅減益などを除く従来型ECの調整後EBITAは5%増だった。純利益は市場予想を23%下回る105億元。
BOCIはサムオブザパーツ(SOTP)方式に基づく目標株価を据え置き、株価の先行きに対して強気見通しを継続した。目標株価の算出に当たっては、EC部門に2026年度予想株価収益率(PER)15倍(調整後EBITAベース)を適用。
クラウドに関しては2027年度予想株価売上高倍率(PSR)5.0倍、その他イノベーションビジネスには2026年予想PSR0.5倍を適用。さらに上場・非上場の投資持分(6.0米ドル換算)を上乗せした。
レーティング面の潜在リスク要因としては、競争激化、マクロ経済とオンライン消費マインドの萎縮、QCによるシナジー効果の不発、AI/クラウド事業の成長鈍化、提携関
係の後退などの可能性を挙げている。
(Bank of China int.)

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