魅力的な株主優待と高配当の両立は難しいと思われがちです。人気の優待株は配当利回りが低く、高配当株には優待がないケースが多いためです。

しかし、中には配当利回り3%以上の人気優待株も存在します。今回は、そうした銘柄を当てるクイズを出します。


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※このレポートは、YouTube動画で視聴いただくこともできます。
著者の窪田 真之が解説しています。以下のリンクよりご視聴ください。
「 配当利回りの高い人気優待株はどれ?ソフトバンク・OLC・日マクド・すかいHD・明治HD・伊藤園優先株【クイズでわかる!資産形成】 」


今日のクイズ

 以下【1】~【6】の6銘柄はいずれも株主優待を実施しており、人気があります。このうち、今期の予想配当利回りが3%以上の銘柄が三つあります。選んでみてください。


【クイズ】高配当の人気優待株は?ソフトバンク、OLC、マクドナルド…
出所:各種資料より楽天証券経済研究所作成

 正解をお伝えする前に、株主優待制度について、簡単に説明します。


個人投資家にとってうれしい株主優待制度

 日本には、上場企業が株主に感謝の気持ちを込めて贈り物をする、世界でも珍しい「株主優待制度」があります。


 本来、株主には配当金を支払うことで利益還元するのが筋です。ところが、日本の個人株主の一部に、お金(配当金)以上に贈り物(株主優待)を好む風潮があることから、株主優待制度が存続しています。


 小売・外食・食品・サービス業では、個人株主がそのままお客さま(自社製品の購入者)になることもあるので、広告宣伝活動の一環として自社製品を優待品に積極活用する企業が多数あります。とても魅力的な制度なので、積極的に活用すると良いでしょう。


 株主優待を積極的に活用した方が良いと考える理由は二つあります。


【1】優待品(サービス)と配当金が両方もらえる


 無配に転落しない限り、優待品(サービス)とは別に、配当金ももらえます。


【2】株主優待制度は、小口投資の個人投資家を優遇する内容である


 株主優待制度は、個人投資家を優遇する内容です。株主優待制度に反対している機関投資家も多数あります。


 以下は、典型的な優待の一例です。


<A社の優待内容>
期末の株主名簿に記載されている株主に以下の自社製品を送る。


【クイズ】高配当の人気優待株は?ソフトバンク、OLC、マクドナルド…
出所:楽天証券経済研究所作成

 上記の優待内容から、100株当たりで受けられる優待の金額を計算したのが、以下の表です。


【クイズ】高配当の人気優待株は?ソフトバンク、OLC、マクドナルド…
出所:楽天証券経済研究所作成

 ご覧いただくと分かる通り、100株当たりの経済メリットは、最小単位(100株)を保有する株主が1,000円で最大です。保有株数の大きい株主は、100株当たりの優待の受け取りが小さくなります。つまり、株主優待制度は、少額投資の個人株主を優遇するものです。


 個人株主数を増やしたい上場企業が、優待制度を積極活用して、個人株主にアピールしているわけです。従って、少ない資金で効率的に優待を得たいと考える個人投資家は、投資の最小単位である100株ずつ、なるべく多くの優待銘柄に分散投資するのがお得です。


正解

 12月2日時点で予想配当利回りが3%を超えているのは、以下3社です。


【1】ソフトバンク
【5】明治HD
【6】伊藤園 第1種優先株


【クイズ】高配当の人気優待株は?ソフトバンク、OLC、マクドナルド…
出所:QUICKより作成、配当利回りは今期1株当たり配当金(会社予想)を12月2日株価で割って算出

 伊藤園は、東京証券取引所に普通株と第1種優先株の2種類を上場させています。


 普通株の方は、証券コード2593で、12月2日時点で株価3,053円、予想配当利回りは約1.6%です。2026年4月期の1株当たり配当金(会社予想)は48円です。普通株と優先株のどちらにも株主優待制度があります。


テクニカル・ファンダメンタルズ分析を詳しく勉強したい方へ

 最後に、株式投資を書籍でしっかり勉強したい方に、私の著書を紹介します。ダイヤモンド社より、株価チャートの読み方をトレーニングする「株トレ」(黄色の本)と、決算書の見方など学ぶ「株トレ ファンダメンタルズ編」(水色の本)が出版されています。どちらも一問一答形式で株式投資の基礎を学ぶ内容です。


「 2000億円超を運用した伝説のファンドマネジャーの株トレ 」


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【クイズ】高配当の人気優待株は?ソフトバンク、OLC、マクドナルド…
「株トレ」 シリーズ2点 表紙

(窪田 真之)

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