「年末は忙しいから」と家計管理を諦めて過ごそうとしていませんか? 時間もお金も浪費しがちな年末だからこそ、やっておきたい「モノとお金の大掃除リスト」をご紹介します。家計と暮らしを整え、軽やかな新年を一緒にむかえましょう
橋本家の「モノとお金の大掃除」10項目
年末が近づくと、橋本家では毎年恒例の「モノとお金の大掃除」が始まります。家中をピカピカに掃除することも大切ですが、実はそれ以上に大切なのが、モノとお金の大掃除です。
今回は、橋本家で毎年実際に行っている10項目を詳しくご紹介します。
1.年間支出の棚卸し
まず取り組むのは、年間支出の棚卸しです。6人の子どもがいるわが家では、子どもの成長に伴い、学校行事や習い事、日々の暮らしやイベントなどが毎年変化します。特に今年は新生活を始める子が2人いたので、1年でモノも出費も増えました。
去年と同じ感覚で家計を回しているつもりでも、予算を超えてしまうことは少なくありません。物価高のご時世では、ぜいたくしていないのにお金がたまらないケースが続出します。少額の出費も積もれば大きな額となるからです。
そこで、年末に一度棚卸しをしておくと、年度の残りの3カ月でどう調整するかを考えることができます。
橋本家では以下の「紙1枚家計管理表」を使って予算管理をしています。
また、新生活に向けた準備費用は、4月からではなく1~3月からかかり始めます。だからこそ、年末にお金の棚卸しをしておくことが、家計を守ることにもつながります。
2.サブスクの解約
サブスクサービスの大掃除も忘れずにしましょう。スマホ、動画配信、音楽アプリ、クラウド保存、学習系アプリなど、サブスクサービスはいつの間にかたくさん加入していることがあります。
加入しているものを全て書き出し、金額と利用状況を一つずつチェックしていきます。
3.固定費の見直し
サブスクに加えて、その他の固定費も年末に見直します。わが家で毎年見直しているのが、電気、ガス、ネット、スマホの契約です。この四つは毎年のように契約変更をして、その時々の最安プランやキャッシュバックなど、お得な契約に変更しています。
4.財布・カードの整理
財布の中身も年末に大掃除します。私の場合はコンパクトな名刺入れを財布として使っていて、常にきれいにしています。年末にはクレジットカード、キャッシュカード、ポイントカードなどの大掃除をするのがおすすめです。
用途の定まっていないクレジットカードや、たまりそうにないポイントカードは年末に一掃してください。私は、カードは用途別に保有し、以下の画像のようにそれぞれテープで用途を貼っています。こうすることでお金の管理が一気にラクになります。
5.ポイントの見直し
年に1度のポイントの大掃除も大切です。ポイントはお金と同じですが、期限切れになると価値がゼロになってしまいます。年末のタイミングで有効期限を確認し、失効を防ぎましょう。何かと物入りな年末年始の費用に充てるのもおすすめです。
6.ふるさと納税の調整
12月はふるさと納税の最終チェック月です。源泉徴収票から上限額を計算し、最後の調整を行います。大家族のわが家では、年末年始に届く食品系の返礼品が実生活で大きな助けになっています。
7.帰省費用・年末年始のやりくり計画
年末年始は、帰省する人にとっては大出費の季節です。交通費、宿泊費、手土産代、食費に加え、お年玉の準備など、あっという間にお金が飛んでいきます。橋本家では、年末年始はお金がかかるものと認識した上で予算を立て、あらかじめためています。
交通費、宿泊費、手土産代、食費、お年玉、それぞれいくらかかるのか金額を書き出しておき、月々、またはボーナスから年末年始予算を貯蓄しておきましょう。
ちなみに橋本家のお年玉は、小学生からはもらったお年玉の1割を本人が現金で管理して、残りは本人名義の口座に入れています。以前はジュニアNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)で追加投資していました。中学生以降は、全て本人が現金で管理しています。高校生の長男は、個別銘柄の購入を検討しているそうです。
8.年末年始の献立計画
年末年始は家族全員の3食の準備をしなければいけません。それなのに、普段よりも食材費が高くなっていたり、三が日は営業していないスーパーもあります。
普段はあまり献立を考えずに買い物に行くのですが、年末年始が近づくと、冷凍ストックや献立などの計画を立てて買い物に行くようにしています。食材ロスと作りすぎはもったいないので絶対に阻止したいところです。
また、橋本家では12月初旬は外食を我慢して、年末年始に外食をするというのが恒例です。外食は年末年始でも値段が変わらないので、おすすめです。
9.スマホの中身整理
ぜひ行っていただきたいのが「スマホの大掃除」です。いろいろなアプリを入れて、スマホ画面が散らかっていませんか? 3カ月以上開いていないアプリは、今後も使う可能性が低いため削除しましょう。必要になったらその時に再度ダウンロードすれば問題ありません。アプリを整理整頓しておくと、生活の効率が上がります。
また、写真と動画の整理も年末に行っておくと良いでしょう。写真や動画でストレージが圧迫され、スマホが重くなったり、クラウド保存のサブスク契約をすることになってしまう人も多いです。
よく見返すものであればもちろん取っておくべきですが、ブレていたり、大して必要でないものに保管料を払い続けるのはもったいないことです。写真や動画も毎年片づけておくようにしましょう。
10.使っていないモノの大掃除
モノの少ない橋本家ですが、それでも毎年モノは増え、不要なものも出てきます。ほとんどのものはすぐに処分していますが、それでもたまっているモノがあるので、これらを年末に一掃するようにしています。
不要なものを持っていると、場所を取るだけでなく、どうするか考える脳のスペックも奪われます。着ていない服、使い切れていない文房具や日用品、使わなくなった家電や家具は思い切って手放しましょう。
家に何があるかを把握できると、何が必要か、何にお金を使うべきかが見えてきます。
まとめ
年末の大掃除は、家をきれいにするだけではなく、「モノ」と「お金」をゼロベースに戻すチャンスです。モノとお金が整うと暮らしが整い、心も整います。橋本家では、「年末にやることリスト」を一気に片づけ、翌年の家計の基盤を整えています。
華やかなイベントよりも、「生活の土台を整えること」こそが、翌年の「たまる家計づくり」につながる最強の投資です。年末こそ、ぜひ家計と暮らしを整える時間を意識的につくってみてください。きっと新しい年が、より軽やかなスタートになりますよ。
(橋本 絵美)

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