2026年の米国株式市場は主要株式指数が最高値を更新するなど力強いスタートで始まりましたが、ベネズエラでの事案など、世界経済への大きな不確定要素も多く存在します。不安になる情報が多くなる一方で、現状の変化では多くの投資機会も生まれます。

その中で投資妙味のある高配当株をお伝えしたいと思います。


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 米国の株式市場は世界最大の時価総額を持ち、建国当初から株価は右肩上がりの成長を続けています。その理由の一つとして、常に企業の新陳代謝が起こり、時代ごとに革新的な企業を生み出していることが挙げられます。


 米国株式の代表的な株式指数には下記があります。


  • 鉄道・公共事業以外の工業株30銘柄で構成される「NYダウ平均株価」
  • ナスダック(NASDAQ)に上場している全銘柄を対象とした「ナスダック総合株価指数」
  • ニューヨーク証券取引所(NYSE)とNASDAQに上場している大型株500銘柄を対象とした「S&P500種指数」

 これらに採用されている企業は長期間にわたり利益を出し続け、株価も上昇し、配当を増配し続けている銘柄も珍しくはありません。


 そこで2026年2月権利落ちの米国株高配当5銘柄について解説します。


▼参照データ
• 株価… 楽天証券 のHPにて、日本時間2026年1月9日終値を採用
• 時価総額… 楽天証券 のHPにて、日本時間2026年1月9日時点の記載情報を採用
• 配当情報、決算情報… Investing.com のHPにて、日本時間2026年1月9日時点の記載情報を採用
• 為替:1ドル=157.00円で計算
※上記日付のデータで数値を抽出・算出しております。記事公開後の市況変動で数値が異なる場合がございますので、ご了承いただきますようお願いいたします。


 まずは、日本と米国の高配当銘柄への投資で、特に重要な三つの違いについて、お伝えします。


(1)米国株の配当金は、通常米国で10%、日本で20.315%の2段階、約30%の課税がされます。しかし確定申告で還付を受けることにより、日本株と同じように20.315%の税率と同じになります。


 ただし、NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)口座で購入した場合は、日本での利益・配当金はもともと非課税のため、還付を受けることはできません。

この場合は米国で10%の課税のみとなります。


※米国市場で上場していても、国籍が米国籍企業以外の場合、配当金にかかる源泉税率は日本との租税条約によって異なり10%ではありません。


(2)米国株は日本株と異なり、権利落ち日が月末に集中していません。そのため、銘柄ごとに権利落ち日を確認する必要がありますので注意が必要です。


(3)米国株は日本円で買う円貨決済と、米ドルで買う外貨決済を選べます。日本円から外貨に替える為替手数料も積み重なると大きな金額になるので、米国株を買い続けるなら売却時にも外貨決済で米ドルにしなければ無駄に手数料を支払うことになります。


 2024年に制度改正された新NISAは、つみたて投資枠と成長投資枠に分かれていますが、米国株も投資できる成長投資枠では、年間240万円を運用期間無期限かつ最大1,200万円まで投資が可能となり、制度期間も恒久化されています。


 とはいえ、米国株でNISAを必ず枠全部まで利用しなければいけないわけではありません。運用期間が無期限になったことにより、自分のペースで投資をすることができますので、無理のない範囲で長期投資の手段として有効活用していきましょう。


【2024年からの新NISA制度について、詳しい説明は こちら 】


米国高配当株1: グラクソ・スミスクライン(GSK)

 サイエンス、テクノロジー、人財を結集し、力を合わせて病に先手を打つという存在意義を持ったグローバルなバイオ医薬品企業で、今後10年間で25億の人々の健康に貢献し、社員が生き生きと活躍しながら成長できる企業として成功することを目指しています。


 免疫系科学と先進技術に重点を置き、呼吸器・免疫・炎症、オンコロジー、HIV、感染症の四つの主要な治療領域で研究開発への投資を行うことで、人々の健康に大きく貢献します。


 時価総額は1,048億1,720万ドルで、日本円で約16兆4,500億円となっています(1USD=157.00円換算)。


事業の注目ポイント

 事業の中心は「商業生産事業(Commercial Operations)」で、続いて「研究開発事業(Research and Development)」となります。


「商業生産事業」では、Vaccines、Specialty Medicines、General Medicinesの三つの製品グループで構成されており、HIV治療薬、腫瘍学領域、吸入式呼吸器疾患治療薬、皮膚科治療薬、抗生物質などさまざまな製品を取り扱っており、「研究開発事業」では次世代のグラクソ・スミスクラインを担う製品の研究と開発を行っています。


競合他社

 この銘柄は、楽天証券では競合他社が開示されていません。


株式の注目ポイント

 株価は昨年年初の水準を超えて推移しており、配当は年度ごとに変動しますが3~4%台で推移しています。


 株価は自社株買いを昨年積極的に行ったこともあり上昇し、配当は2022年から配当性向40~60%を目安とした漸進的配当政策の実施を表明したことで安定的に推移しています。


 直近の決算で会社側は、「当社の勢いは継続しており今四半期も堅調な業績を達成、これにより2025年の業績見通しを上方修正するとともに、2026年および長期的な成長見通しの達成に向けた良好な基盤を築きました」と発表しています。


 また、「本年これまでに4製品がFDA承認を取得しておりこれからも承認を受ける見込みである」と発表していることから、今後も堅調な業績とそれに伴う株価の推移が期待されます。


業績動向

 2025年10月29日開示の四半期決算では、1株利益・売り上げともに市場予想を上回りました。


 直近の決算で会社側は、「全事業領域で売上高が増加し、特に呼吸器炎症・免疫学領域、腫瘍学領域、HIV領域で2桁成長を達成した専門医療分野が顕著な成果を上げ、米国・欧州連合(EU)における多発性骨髄腫治療薬『ブーレンレップ』、髄膜炎ワクチン『ペンメンビー』、尿路感染症治療薬『ブルジェパ』、COPD治療薬『ヌカラ』が承認されました」と発表しています。


 また、2025年度業績予想を上方修正しており、売上高成長率は6~7%の間(従来は3~5%の範囲)、コア営業利益成長率は9~11%(従来は6~8%の範囲)、コア1株当たり利益(EPS)成長率は10~12%(従来は6~8%の範囲)と予想しており、今後も堅調な業績が期待されます。


 次回2026年2月4日に開示予定の四半期決算で、前年同期の業績を上回る決算を発表できるか注目です。


注意点

 為替変動、マクロ経済活動、感染症・流行病・パンデミックの影響、法令・規制の変更、政府の措置などを会社側は懸念点として発表しています。


株価動向、配当利回り紹介

配当:1.70ドル
配当利回り:3.36
株価:50.22ドル(約7,800円)


 この銘柄、権利落ち日は2下旬の予定(権利実施は4中旬)です。


 配当利回りは19日時点で3.36%、株価は19日終値が50.22ドルでおよそ7,800円から購入できます(1USD=157.00円計算)。


 2024年からの最高値は50.62ドル、最安値は32.08ドルとなっています(終値ベース)。


米国高配当株2: アーチロック(AROC)

 エネルギーインフラ企業であり、中流天然ガス圧縮事業に主軸を置き、顧客が安全かつ環境に配慮した方法で天然ガスの生産、圧縮、輸送を行うことを支援することを使命としています。


 テキサス州ヒューストンに本社を置くアーチロックは、全米のエネルギー産業向け天然ガス圧縮サービスの主要プロバイダーであると同時に、圧縮設備を所有する顧客向けアフターマーケットサービスの有力サプライヤーでもあります。


 時価総額は45億3,500万ドルで、日本円で約7,100億円となっています(1USD=157.00円換算)。


事業の注目ポイント

 事業の中心は「契約業務事業(Contract operations)」で、続いて「アフターマーケットサービス事業(Aftermarket services)」となります。


「契約業務事業」では、主に自社所有の天然ガス圧縮設備の設計、調達、所有、設置、運営、保守、修理、メンテナンスを行うとともに顧客へ天然ガス圧縮サービスを提供し、「アフターマーケットサービス事業」では、圧縮設備を所有する顧客に対し、部品・コンポーネントの販売、ならびに運営、保守、オーバーホール、再構成サービスを提供しています。


シェブロンやフォード・モーターなど!激動相場の中、5万円で買える米国高配当株5選【2026年2月】
※直近の決算資料(企業HP)より、筆者作成

競合他社

 競合他社として、エネルギー業界向けの先進技術を提供する企業である ネイバーズ・インダストリーズ(NBR) 、石油・ガス上流産業に機器と技術を提供する独立系会社である NOV(NOV) 、集荷、加工、分留、輸送、貯蔵、海上輸出サービスを提供する中流事業者である ONEOK(OKE) 、北米における中流サービスのプロバイダーである タルガリソース(TRGP) などがあります。


株式の注目ポイント

 株価は昨年年初の水準と同程度で推移していますが、配当は昨年増配しています。


 直近の決算で会社側は、「第3四半期の業績は、卓越した顧客サービス、優れた業務遂行、そして抜群の収益性を通じて、当社の事業基盤ならびに天然ガス・圧縮市場の強さを改めて実証しました」と発表しています。


 また、「2025年の堅調な業績を支えた米国天然ガスインフラ整備は、2026年以降も継続すると予想され、この見通しの強さは米国LNG輸出向け天然ガス需要の顕著な成長と、AI駆動型電力需要の台頭によって裏付けられています」とも発表しており、今後も堅調な業績とそれに伴う株価の推移が期待されます。


業績動向

 2025年10月28日開示の四半期決算では、1株利益は市場予想を下回り、売り上げは市場予想を上回りました。


 直近の決算で会社側は、「2025年第3四半期の収益は3億8,240万ドルで2024年第3四半期の2億9,220万ドルから増加、2025年第3四半期の純利益は7,120万ドル、EPSは0.40ドルでそれぞれ2024年第3四半期の3,750万ドル、0.22ドルから拡大、2025年第3四半期の調整後EBITDAは2億2,090万ドルで、2024年第3四半期の1億5,090万ドルから増加した」と発表しています。


 また、「今後の見通しについて天然ガス生産と圧縮のこの構造的な上昇傾向が定着し続ける中、さらなる成長に向けて設備投資を行う必要がある」とも発表しており、今後の業績の拡大が期待されます。


 次回は2026年2月24日に四半期決算の開示予定ですが、前年同期の業績を上回る数字を出せるか注目です。


注意点

 競合他社による競争または競合技術の導入に起因する自社の利益率低下または市場シェア喪失には注意が必要であると会社側は発表しています。


株価動向、配当利回り紹介

配当:0.84ドル
配当利回り:3.26
株価:26.06ドル(約4,100円)


 この銘柄、権利落ち日は2中旬の予定(権利実施は2中旬)です。


 配当利回りは19日時点で3.26%、株価は19日終値が26.06ドルでおよそ4,100円から購入できます(1USD=157.00円計算)。


 2024年からの最高値は30.34ドル、最安値は14.52ドルとなっています(終値ベース)。


米国高配当株3: ユニリーバ(UL)

 消費財分野の世界的リーダーであり、日常生活を豊かにする先駆的なイノベーションの伝統を継承しています。


 今日では、世界最高水準の科学技術、深い消費者理解、そしてグローバル展開力を融合させ、人々の心を揺さぶり、憧れを呼び起こすブランドを創造し、優れた製品を数十億の人々に届けています。


 時価総額は1,396億6,000万ドルで、日本円で約21兆9,200億円となっています(1USD=157.00円換算)。


事業の注目ポイント

 事業の中心は「パーソナルケア事業(Personal Care)」で、続いて「食品事業(Foods)」「美容健康事業(Beauty & Wellbeing)」「ホームケア事業(Home Care)」「アイスクリーム事業(Ice Cream)」となります。


「パーソナルケア事業」では、世界最大級の事業を展開し先進国市場や新興国市場にDove、Dove Men+Care、Rexona、Luxなどのブランドを展開しており、「食品事業」では急成長中のグローバルパワーブランドであるKnorrやHellmann’sなどのブランドを、インドがけん引する新興国を中心に展開しております。


シェブロンやフォード・モーターなど!激動相場の中、5万円で買える米国高配当株5選【2026年2月】
※直近の決算資料(企業HP)より、筆者作成

競合他社

 この銘柄は、楽天証券では競合他社が開示されていません。


株式の注目ポイント

 株価は昨年の年初近辺の水準で推移しており、配当は四半期ごとに変動しています。


 直近の決算で会社側は、「第3四半期も先進国市場では強力なイノベーションプログラムがけん引役として引き続き好調を維持し、断固たる対策を実施した結果、インドネシアと中国で成長軌道に復帰し新興国市場での業績を押し上げたことで、その効果は全事業部門にわたり幅広く見られました」と発表しています


 また、「『アイスクリーム事業』を除く業績は、販売数量の伸びが加速し、四半期ベースで良好な改善を示し、『アイスクリーム事業』の分離は年末までに完了する見込みで、これにより、焦点が明確で構造的に高い利益率を実現する、よりシンプルなユニリーバが誕生します」と発表しており、今後の業績の改善とそれに伴う株価の推移が期待されます。


業績動向

 2025年10月23日開示の四半期決算では、1株利益は市場予想が発表されておらず、売り上げは市場予想を下回りました。


 直近の決算で会社側は、「『美容健康事業』ではDoveヘアケア、Vaseline、などがけん引しベース売上高成長率を5.1%に加速、『パーソナルケア事業』ではDoveのプレミアムイノベーションが引き続き好調で基礎売上高は4.1%増加、『ホームケア事業』ではCifとDomestosの2桁成長に支えられ、基礎売上高3.1%増、『食品事業』ではHellmann’sが好調な勢いがけん引し基礎売上高が3.4%増加した」と発表しています。


 また、「2025年度通期の基礎売上高成長率は3.0~5.0%の範囲内を見込んでおり、市場環境が軟調であるにもかかわらず、先進国市場における継続的な強さと新興国市場での業績改善により下半期の成長率は上半期を上回ると予想されます」と発表していることから、今後も堅調な業績が期待されます。


 次回は2026年2月12日に四半期決算の開示予定ですが、前年同期の業績を上回る数字を出せるか注目です。


注意点

 原材料および商品コストの上昇または変動性については会社側も懸念であると発表しています。


株価動向、配当利回り紹介

配当:2.29ドル
配当利回り:3.65
株価:63.34ドル(約9,900円)


 この銘柄、権利落ち日は2下旬の予定(権利実施は3下旬)です。


 配当利回りは19日時点で3.65%、株価は19日終値が63.34ドルでおよそ9,900円から購入できます(1USD=157.00円計算)。


 2024年からの最高値は73.79ドル、最安値は52.28ドルとなっています(終値ベース)。


米国高配当株4: シェブロン(CVX)

 低炭素強度の石油・製品・天然ガス分野でのリーダーシップ確立を目指し、主要産業の炭素排出量を削減する新製品・ソリューションの開発を推進するため、自社の能力、資産、顧客関係を最大限に活用しています。


 石油・ガス事業の成長、事業運営の炭素強度の低減、再生可能燃料、炭素回収・オフセット、水素、データセンター向け発電、新興技術における新規事業の拡大を目指しています。


 時価総額は3,151億9,600万ドルで、日本円で約49兆4,800億円となっています(1USD=157.00円換算)。


事業の注目ポイント

 事業の中心は「ダウンストリーム事業(Downstream)」で、続いて「アップストリーム事業(Upstream)」となります。


「アップストリーム事業」では、主に原油・天然ガスの探査、開発、生産、輸送、LNG関連の液化・輸送・再ガス化、主要国際石油輸出パイプラインによる原油輸送、天然ガスの処理、輸送、貯蔵、販売などで構成され、「ダウンストリーム事業」では主に原油の石油製品への精製、原油・精製製品・潤滑油の販売、再生可能燃料の製造・販売などで構成されます。


シェブロンやフォード・モーターなど!激動相場の中、5万円で買える米国高配当株5選【2026年2月】
※直近の決算資料(企業HP)より、筆者作成

競合他社

 競合他社としてエネルギープロバイダーおよび化学メーカーである エクソンモービル(XOM) 、独立系石油・天然ガス会社であり、主にテキサス州西部のパーミアン盆地における非在来型の陸上石油・天然ガス埋蔵量の取得、開発、探査、採掘に注力する ダイヤモンドバック・エネルギー(FANG) などがあります。


株式の注目ポイント

 株価は昨年の年初近辺の水準で推移していますが、配当は昨年増配しています。


 直近の決算で会社側は、「第3四半期の業績は、過去最高の生産量、堅調なキャッシュ創出、そして株主への持続的な優れたキャッシュ還元を反映しており、米国および全世界の生産量は前年比でそれぞれ27.0%、21.0%増加し、新記録を達成、営業活動による堅調なキャッシュフローが持続する中、調整後フリーキャッシュフローは前年比50.0%以上増加した」と発表しています。


 また、「買収したHess Corporationとの統合は順調に進展しており、当社事業全体でシナジー効果を創出するとともに、シェブロンを世界有数のエネルギー企業として位置づけています」と発表していることから、今後も買収効果の反映と共に業績の拡大、そしてそれに伴う株価の推移が期待されます。


業績動向

 2025年10月31日開示の四半期決算では、1株利益・売り上げともに市場予想を上回りました。


 直近の決算で会社側は、「利益は主に原油価格の下落、Hess Corporation買収に関連する退職金およびその他の取引費用により前年比で減少、世界および米国の石油換算生産量はHess Corporation買収による寄与もあり495百万バレル相当/日が増加したことで四半期記録を更新した」と発表しています。


 また、「ガイアナ沖スタブローク鉱区における第4の開発プロジェクト『イエローテール』で初油生産を達成、ペルー・トルヒーリョ盆地の三つの海洋ブロックとギニアビサウの二つのフロンティア探査ブロックの探査契約を締結した」とも発表しており今後の業績への寄与が期待されます。


 次回2026年1月30日に開示予定の四半期決算で、前年同期を上回る決算を発表できるか注目です。


注意点

 会社側は、業績に最も大きな影響を与える要因は原油価格であり、原油価格の変動には懸念があると発表しています。


株価動向、配当利回り紹介

配当:6.84ドル
配当利回り:4.40
株価:159.25ドル(約2万5,000円)


 この銘柄、権利落ち日は2中旬の予定(権利実施は3中旬)です。


 配当利回りは19日時点で4.40%、株価は19日終値が159.25ドルでおよそ2万5,000円から購入できます(1USD=157.00円計算)。


 2024年からの最高値は168.51ドル、最安値は133.73ドルとなっています(終値ベース)。


米国高配当株5: フォード・モーター(F)

 革新的な必須アイテムであるフォードトラック、スポーツユーティリティビークル(SUV)、商用バン、乗用車、リンカーン、そしてコネクテッドサービスを開発・提供しています。


 1903年にヘンリー・フォードが設計・開発した自動車の製造・販売を目的として設立され、世界中に約17万1,000人の従業員を擁し、あらゆる人が自由に移動し夢を追い求めることができる、より良い世界の構築に貢献することを使命としています。


 時価総額は549億8,600万ドルで、日本円で約8兆6,300億円となっています(1USD=157.00円換算)。


事業の注目ポイント

 事業の中心は「フォード・ブルー事業(Ford Blue)」で、続いて「フォード・プロ事業(Ford Pro)」「フォード・クレジット事業(Ford Credit)」「フォード・モデルe事業(Ford Model e)」となります。


「フォード・ブルー事業」では、フォードおよびリンカーンの内燃機関車およびハイブリッド車の販売、サービス部品、アクセサリー、小売顧客向けデジタルサービスなどを展開しており、「フォード・プロ事業」では商用・政府・レンタル顧客向けフォードおよびリンカーン車、サービス部品、アクセサリー、サービス販売を展開しています。


シェブロンやフォード・モーターなど!激動相場の中、5万円で買える米国高配当株5選【2026年2月】
※直近の決算資料(企業HP)より、筆者作成

競合他社

 競合他社として、高性能な完全電気自動車とエネルギー生成および貯蔵システムの設計、開発、製造、販売およびリース、ならびに製品に関連するサービスを提供する テスラ(TSLA) 、トラック、クロスオーバー、自動車、自動車部品の設計、製造、販売を行い、世界中でソフトウエア対応のサービスとサブスクリプションを提供する ゼネラル・モーターズ(GM) などがあります。


株式の注目ポイント

 株価は昨年年初の水準を上回って推移しており、配当は毎年2月の権利落ちで増減があるものの四半期配当は横ばいで推移しています。


 直近の決算で会社側は、「またしても堅調な四半期を達成し、卓越した製品・サービス、『フォード・プロ事業』の持続性、そしてコストと品質への規律ある注力により500億ドル超の収益を創出し、この第3四半期の業績は当社の基盤事業の強さを如実に示しています」と発表しています。


 また、「2026年へ向けて当社はより強靭(きょうじん)で機敏な企業へと進化しており、今後も実行力に注力し、推進技術、パートナーシップ、技術戦略において適切な判断を下し、お客さまに多大な価値を創出し続けます」と発表しており、今後も堅調な業績とそれに伴う株価の推移が期待されます。


業績動向

 2025年10月23日開示の四半期決算では、1株利益・売り上げともに市場予想を上回りました。


 直近の決算で会社側は、「売上高は過去最高の505億ドルで前年同期比9%増、純利益は24億ドル、調整後EBITは26億ドルとなりました」と発表しています。


 また、「『フォード・ブルー事業』は15億ドルのEBITを計上し売上高の伸びは卸売台数の伸び率を上回り、『フォード・プロ事業』は有料ソフトウエアサブスクリプション契約数が前期比8%増の81万8,000件に達したことで、174億ドルの収益に対し20億ドルのEBITを計上しており、フォードの基幹事業は2月に示したガイダンス範囲の上限付近で推移している」と発表していることから今後も堅調な業績が期待されます。


 次回2026年2月10日に開示予定の四半期決算で、前年同期を上回る決算を発表できるか注目です。


注意点

 アルミニウム大手ノベリスの火災による業績への影響が想定を超えてくる際には業績への悪影響が懸念されます。


株価動向、配当利回り紹介

配当:0.60ドル
配当利回り:4.36
株価:14.40ドル(約2,200円)


 この銘柄、権利落ち日は2中旬(権利実施は3上旬)です。


 配当利回りは19日時点で4.36%、株価は19日終値が14.40ドルでおよそ2,200円から購入できます(1USD=157.00円計算)。


 2024年からの最高値は14.40ドル、最安値は8.69ドルとなっています(終値ベース)。


■著者・西崎努氏の著書 『やってはいけない資産運用 金融機関のカモにならない60歳からの資産防衛術』(アスコム刊) 、 『老後資産の一番安全な運用方法 シニア投資入門』(アスコム刊) が大好評発売中です!


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 また、リーファス社の公式YouTubeチャンネル 『ニーサ教授のお金と投資の実践講座』 では、同コラムの他にも動画でお金と投資の知識を学ぶことができます。


(西崎努)

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