「移動平均線」って何なのか、どんな使い方をするのか、ピンと来ない方や、「なんだか難しそうだ…」と敬遠している人も多いのではないでしょうか? 私が具体的にどんな使い方をしているのか、それにはどんなメリットがあると思っているのか、改めて解説します。食わず嫌いではなく、ぜひ売買のヒントにしてみてください。
移動平均線とは
移動平均線は、株価の動きをなめらかにして、トレンド(傾向)を見やすくするためのテクニカル指標です。簡単に言うと、株価の「平均値」を線で結んだものです。
ただの平均値と異なる点は、「移動」というキーワードです。毎日新しい株価が発表されるたびに、計算の対象となる期間を「移動」させて平均値を算出するのが「移動平均線」です。
移動平均線には、5日、10日、25日、75日、100日、200日など、平均値を見る期間を示す数字がついています。「5日移動平均線」なら、今日から過去5日間の株価の平均値を毎日計算し、それを線でつなげていきます。これにより、株価のトレンド(上昇しそうか、下落しそうか)をざっくりと読むことができます。
- 移動平均線が上向きなら → 株価は上昇トレンド(これから上がりそう)
- 移動平均線が下向きなら → 株価は下降トレンド(これから下がりそう)
- 移動平均線が横ばいなら → 株価は横ばいトレンド(方向感がない)
私がよく参考値として用いるのは、「25日移動平均線」です。「25日」=約1カ月間(営業日ベース)を意味します。日本の株式市場は土日祝日が休みなので、1カ月間の営業日数はだいたい20日前後です。そこに少し余裕を持たせて25日という期間が使われることが多いです。
つまり、25日移動平均線を見れば、「この1カ月間の株価の平均的な動き」が分かる、とイメージしてください。
筆者は売買タイミングを計るとき、移動平均線を用いています。
「25日移動平均線」を用いることで売買する際、どんなメリットがあるのかを解説していきたいと思います。
メリット1:客観的な売買ができる!
自らの主観を一切入れず、機械的・客観的な売買ができる
例えば買った株の株価が下がった時、「我慢して持ち続ければ株価は戻るはず」と信じて売らずに持ち続ける個人投資家の方は多いです。しかし我慢を続けた結果、さらに株価が大きく下がってしまえば、身動きの取れない塩漬け株をつくってしまいます。
そういうことがないよう、筆者は株価が25日移動平均線を割ったら売るというルールを作っているのです。
メリット2:需給の状況に対応した「順張り」で売買できる
需給の状況に対応した売買ができる
例えば株価が下げ続けているときに買い向かう個人投資家の方も少なくありません。この方法を「逆張り」(下がっている中を買う)といいますが、筆者はこの方法はとっていません。
株価が下がっているということは、買いたい投資家より売りたい投資家の方が多いということを表しています。この状況で株を買っても、売り圧力に押されてさらに株価が下がってしまう可能性が高いです。
移動平均線を用いれば、売り圧力が強く株価が下がっている間は株価が移動平均線の下にあるので、手を出さずにすみます。
そして売り圧力が弱まって株価が反転上昇し、今度は買い圧力の方が強くなると株価が移動平均線を超えてきます。ここで、需給関係が良好となったことを確認した上で買うことができるのです。上がっている最中に買うので「順張り」の売買ができます。
メリット3:外国人投資家と同じ動きができる
個人投資家でも外国人投資家や機関投資家と平等に戦える
株式市場のプレイヤーには「逆張り」の投資家と「順張り」の投資家がいます。個人投資家の多くは「下がったら買い」と考えているため逆張り思考です。
ということは、逆張り思考の投資家は、外国人投資家が買っていない、もしくは売りに回っている下降トレンドの中を買い向かうことになりますから、成功する可能性は低下します。
でも、順張り思考の投資家であれば、外国人が買っていないときは自分自身も買わない選択ができますし、外国人が買っているときは、上昇トレンドとなる中その動きに乗ることができますから、成功する可能性は上昇すると考えられます。
移動平均線を使えば、外国人投資家が買っていることが多い上昇トレンドで、彼らと同じ動きをすることができるのです。
メリット4:個人投資家の銘柄選定の失敗をカバーできる
銘柄価値の「読み間違い」を減らせる
ファンドマネージャーなどいわゆるプロの投資家は、移動平均線を用いた売買をしていません。ファンダメンタル分析により、今ついている株価より実態価値が割安な銘柄や、今後の業績向上により企業価値が大きく高まると判断した銘柄に投資しています。
私たち個人投資家も、こうしたプロ投資家と同様の考え方で銘柄選定をするべきなのですが、そこはプロとは違いますから、どうしても銘柄選定を失敗してしまいます。
例えば実態価値より株価の方が高いのに安いと判断してしまったり、今後企業価値が大きく高まることは難しいような銘柄を、企業価値が高まり続けると予想してしまったり、といったようにです。
でも移動平均線を用いれば、仮に将来有望としてファンダメンタルズ分析で選択した銘柄であっても、株価が下降トレンドになっていれば、「プロ投資家や外国人投資家はこの銘柄を積極的に買ってはいないのだろう」と推測することができます。それにより、自分自身も買いを見送ろう、という判断ができるのです。
このように、プロには劣る個人投資家レベルでのファンダメンタル分析の失敗をカバーすることができるのも、移動平均線を用いた売買の大きな魅力だと思います。
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(足立 武志)

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