2025年10-12月期はまちまち、先進ノードの潜在力が再評価の原動力に

現地コード 銘柄名 01347

華虹半導体


(フアホン・セミコンダクター)


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 中国の半導体ファウンドリー大手、華虹半導体の2025年10-12月期決算はまちまちの内容だった。ウエハー出荷の前四半期比3%増を背景に、売上高は経営陣のガイダンスを小幅に上振れ、粗利益率はガイダンス通り。

半面、研究開発向けの人件費増大で一般管理費が前四半期比29%膨らみ、最終利益を圧迫した。


 経営陣によれば、続く2026年1-3月期の売上高は6億5,000万-6億6,000万米ドルとなる見込み(中央値で前四半期比1%減、市場予想より6%低い水準)。AI需要とローカル化需要を受けたメモリーのスーパーサイクル(AI主導の強気相場)が、家電向け需要の縮小圧力を一部カバーし、粗利益率は13-15%に改善する見通しを示した。


 BOCIは同社傘下の華力微電子の先進ノード技術の発展を受け、中国最大のファウンドリーSMIC(00981)と同社株のバリュエーション格差が今後さらに縮小するとみている。


 10-12月期の売上高は前年同期比22%増で、四半期の過去最高。経営陣が事前に示したガイダンスをわずかに上回った。主にマイクロコントローラユニット(MCU)、パワーマネジメントIC(PMIC)需要の堅調を背景としたウエハー出荷量の増加が寄与した。粗利益率は前四半期を0.6ポイント下回る13%と、ほぼガイダンス通りだった。


 半面、純利益は1,700万米ドルと、BOCIの予想と市場予想を53-54%下回る数字。為替差益と政府補助金が一部相殺したとはいえ、一般管理費の増大が響いた。


 続く2026年1-3月期に関するガイダンスも強弱まちまち。売上高見通しは6億5,000万-6億6,000万米ドルで、粗利益率は13-15%に改善する見込み(中央値で前四半期比1ポイント上昇、市場予想を1ポイント上振れ)。


 主に◇AI関連アプリケーション向けのPMIC、MCU、ディスクリート半導体や、自動車、ロボット、グリーンエネルギー向け製品の価格上昇、◇中国国内での力強く持続的な国産半導体需要――が寄与するとみる。半面、新規設備の減価償却費や、消費者向け電子製品需要の低迷などが一部、足を引っ張る可能性があるという。


 2026年通期について、BOCIは自動車、産業、通信、コンピューティング分野の売上比率の上昇(2025年に最大36%)や、中国の半導体国産化戦略、AI関連需要が追い風になるとの見方。2026年下期までの第5工場の投入や第6工場における国産の画像処理専用の半導体チップ(GPU)の量産化が、同社株価の支援材料となる見通しを示した。


 BOCIは短期的な需要拡大ペースに鈍さを理由に、予想売上高と利益率を小幅に下方修正し、2026年、2027年の予想1株当たり利益(EPS)を7%、5%減額修正しながらも、先進ノード開発への期待を受けた同社株価の再評価を予想。


 目標株価の算出基準とする予想株価純資産倍率(PBR)を3.2倍から4.0倍に上方修正し、目標株価を引き上げた。株価の先行きに対して強気見通しを継続している。


(Bank of China int.)

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