2025年通期は11%増益と堅調、2026年も売り上げ成長加速へ
現地コード 銘柄名 00220統一企業中国控股
(ユニ・プレジデント・チャイナ)
株価 情報種類
7.98HKD
(3/5現在)
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台湾系の飲料・即席麺大手、統一企業中国の2025年12月通期決算は売上高が前年比4.6%増、純利益が10.9%増とBOCIの予想にほぼ合致した。BOCIは2025-28年の利益成長率について、年率平均10%を見込む。
短期的には市場競争の激化や原材料価格の上昇という逆風を予想しつつも、食品・飲料製品の開発や販路改革の両面から、収益性の向上につなげる同社の手腕を高く評価。株価の先行きに強気見通しを継続した。
2025年通期の売上高は前年比4.6%増の317億1,400万元と、BOCIの予想を1%小幅に下回る数字。セグメント別では、飲料部門が1.2%増収を確保し、売上構成比は61.4%。主にそのまま飲めるボトル・缶入り茶飲料(RTD)が2.6%増とけん引した。
食品部門の売上高は5.0%増。その他収入は60.1%増の17億5,000万元に上り、うち67%分は戦略提携に基づく相手先ブランドの受託製造(OEM)業務の寄与だった。ただ、下期には1杯当たりの容量を引き上げたカフェ、茶飲料などのチェーン店が台頭し、RTD飲料市場を圧迫。同社の飲料売上高は前年同期比5.8%の落ち込みを示した。
2025年通期の粗利益率は前年を0.7ポイント上回る33.2%(食品27.1%、飲料37.8%)と、BOCIの予想通りだった。調整後利払い・税引き前利益(EBIT)は前年比19.6%増の26億1,300万元。純利益は10.9%増の20億5,000万元。
経営陣は続く2026年について、売上伸び率の加速を見込むが、1-2月の段階では実際、即席麺、飲料ともに、前年同期比1桁台半ばの増収を確保し、市場予想を上回った。
旧正月の後ずれ(2026年は2月17日、前年は1月29日)に加え、同社の優れた実行力が背景。経営陣は売上構成の改善や製品イノベーション、販路の拡大、ブランド構築の継続により、2026年を通じて売上成長の勢いを維持できるとみている。
厳しい市場競争の中、同社は「安定的な価格体系」戦略を堅持し、広告宣伝費の合理化を進める方針。短期的な原材料コストの上昇圧力には対処可能との見方だ。2026年の設備投資計画は11億元規模で、3分の2をディスプレー用冷蔵庫の増設に充当する。
BOCIは中国RTD飲料市場の競争環境について、より慎重見通しを強め、2026-27年の売上高、純利益見通しを小幅に下方修正した。さらに米・イラン紛争に起因する原材料価格の高騰を一定程度織り込んだ。
引き続き2026年予想株価収益率(PER)17.0倍を当てはめ、目標株価を引き下げながらも、7%超の配当利回りは変動の激しい相場環境下にあっても、かなり魅力が大きいとの見方。同社株価の先行きに対して強気見通しを継続している。
一方、レーティング面の潜在リスク要因として、BOCIは予想以上の消費減速、市場競争の激化、原材料コストの高騰などの可能性と、食の安全リスクを挙げている。
(Bank of China int.)

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