2025年のコア利益は7%減、50%以上への配当性向引き上げ方針が目玉に

現地コード 銘柄名 00135

昆侖能源


(クンルン・エナジー)


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 中国の石油最大手ペトロチャイナ(00857)のガス事業子会社、昆侖能源の2025年12月通期のコア利益は前年比7%減の59億2,300万元と、BOCIの予想通りの水準だった。主力の天然ガス販売事業の不振が減益の主因。

BOCIは続く2026年のコア利益について、前年比横ばいを見込む。


 同社は今回、株主還元の強化策として、2025年の配当性向を51%に引き上げたが、それ以上に注目されたのは、2026-28年の配当性向を50%以上に維持し、1株当たり配当を2025年実績以上とする方針を明言したこと。BOCIは2026-27年の利益見通しを5-8%減額修正し、目標株価を引き下げながらも、株価の先行きに対して強気見通しを継続している。


 2025年の純利益は前年比10%減の53億4,600万元。減損損失や為替差益の影響を除いたコア利益は7%減。天然ガス販売部門の税引き前利益が18%減少したことが響いた。


 うち、小売ガス販売業務の1立方メートル当たり利幅は前年比0.02元低下したが、これはガス充填ステーション事業の一部を親会社に移転したのに伴い、高利益率の車両用ガス販売が大きく縮小したため(小売ガス販売量は2.3%の小幅増)。BOCIの推計によれば、他に卸売ガス販売の利幅は0.06元縮小。住宅向けの新規接続件数は前年比12%減少した。


 天然ガス販売以外の事業部門はいずれも利益成長を確保した。液化天然ガス(LNG)加工・ターミナル部門の税引き前利益は、処理量の増加などを背景に前年比8%増。液化石油ガス(LPG)販売部門も販売量の増加を受け、同8%の増益だった。


 経営陣が示した2026年のガイダンスは、小売ガス販売量が前年比3%増、住宅用の新規接続件数が4-18%減、LNG処理プラントの処理量は3-5%増、LNGターミナルの取扱量はほぼ横ばい。BOCIは販売量の小幅の伸びをコスト増が相殺することで、同社全体のコア利益は前年並みにとどまるとみている。


 2025年の減益決算にもかかわらず、同社は1株当たり配当を0.3158元に据え置く方針。配当性向を前年の46%から51%に引き上げたことになる。経営陣が示した2026-28年の配当方針を考慮すると、現在株価をベースとする向こう3年間の予想配当利回りは5.1-5.3%の水準となる。


 BOCIは2026-27年の予想純利益を5-8%減額修正した。主に小売ガス販売の伸び率鈍化や卸売ガス販売の利幅の低下見通しを反映させたため。これに伴いディスカウントキャッシュフロー(DCF)方式に基づく目標株価を下方修正した。新たな目標株価は2026年予想株価収益率(PER)で11.5倍の水準となる。


 一方、レーティング面での潜在リスク要因として、BOCIは単位当たり利幅が予想を下回る可能性、コストが予想を上振れる可能性を挙げている。


(Bank of China int.)

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