今日で「さよなら」… あす16日の「JR全国ダイヤ改正」にあわせて廃止される列車＆設備5選

2024年3月16日にJR各社がダイヤ改正を実施します。これにあわせて廃止される列車や設備を5つ紹介します。北海道でも東京でも大阪でも「見納め」アリ 2024年3月16日、JRグループが全国規模のダイヤ改正を実施します。北陸新幹線の金沢～敦賀間開業により並行する北陸本線からは特急列車が軒並み姿を消しますが、ほかにもダイヤ改正にあわせて見納めになるものがあります。今日で「さよなら」… あす16日の「JR全国ダイヤ改正」にあ...の画像はこちら &gt;&gt;京葉線（画像：写真AC）。●快速「狩勝」 根室本線の快速「狩勝」が廃止されます。10年前の2014年3月時点では、滝川・富良野～帯広間に1日2往復が設定されていましたが、2016年8月の台風被害によって東鹿越～新得間が不通に。 そして廃止前の2024年3月15日時点ともなると、快速「狩勝」は滝川発・東鹿越行きの片道1本だけ、しかも通過するのは2駅だけという“申し訳程度”の状態で存続していました。 この唯一残った快速「狩勝」が廃止された後は、列車名のない普通列車がほぼ同じ時刻を走ります。●特急「成田エクスプレス」の中央線乗り入れ 特急「成田エクスプレス」の八王子発着2往復が、ダイヤ改正後は新宿発着に短縮されます。これにより、中央線の吉祥寺・三鷹・国分寺に停車する定期の特急列車もなくなります。●京葉線の通勤快速 平日の通勤快速が全廃されます。勝浦や上総湊・君津を発着駅とし、蘇我～新木場間を約30分にわたりノンストップで走るという遠距離通勤客を意識したダイヤで、朝上り2本、夜下り2本が設定されていました。 この京葉線では、快速も日中を除きほとんど廃止されます。改正後は、朝夕は基本的に特急と各駅停車のみに変わります。●新幹線の喫煙ルーム 東海道・山陽・九州新幹線の列車にある「喫煙ルーム」がなくなります。JR東海によると、近年の健康増進志向の高まりや喫煙率の低下といった状況を踏まえ、喫煙ルームを全て廃止することになったということです。●北陸本線の特急 北陸新幹線の敦賀延伸に伴い、北陸本線の敦賀～金沢間を走る通勤特急「おはようエクスプレス」「おやすみエクスプレス」（各1本）が廃止されます。また、福井～金沢間の通勤特急「ダイナスター」（2往復）も姿を消します。 このほか、大阪～金沢・和倉温泉間を結ぶ特急「サンダーバード」や、名古屋・米原～金沢間の特急「しらさぎ」もすべて敦賀発着に短縮され、新幹線と接続します。※ ※ ※ このほか、米原・草津～大阪間を走る通勤特急「びわこエクスプレス」は列車名が変わります。他路線の「らくラクはりま」や「らくラクやまと」といった「らくラク」シリーズに仲間入りして、16日から「らくラクびわこ」と名乗ります。 また、北海道では、石勝線の滝ノ上、宗谷本線の初野・恩根内、石北本線の愛山、函館本線の中ノ沢の5駅が廃止されます。 加えて少し先ですが、根室本線の富良野～新得間が3月31日をもって鉄道営業を終了し、4月1日に廃止されます。“さよなら乗車”の需要に対応するため、3月16日から31日まで富良野～東鹿越間で日中に1往復増発されます。