店舗営業は新会社が承継

 (株)シーズ(水戸市)は10月24日、水戸地裁より特別清算開始決定を受けた。
 負債総額は40億9720万円(2025年2月期時点)。



 西部ストアー(株)の商号で設立され、1960年6月に水戸市で初となる本格的なスーパーマーケットを開店した。以降、茨城県央・県北地区を地盤とするスーパーマーケットチェーンとして展開。各店舗の大型化を図りながら、2002年2月には(株)カスミ(つくば市)との資本・業務提携も果たし、事業を拡大してきた。
 しかし、大手スーパーの出店攻勢、同業間競争の激化で業績は伸び悩み、不採算店の閉鎖や既存店の業態転換を進めてきたものの、近年の年間売上高は100億円を下回り、採算面も低調に推移していた。

 こうしたなか、2025年6月2日にカスミの全額出資で(株)セイブ(水戸市)が新たに設立され、事業を移管。当社は2025年6月、(株)セイブから現商号へ変更。9月3日、存続期間の満了により解散していた。
 
 なお、店舗は新会社により営業継続されている。


※(株)シーズ(TSRコード:280035748、法人番号:9050001001439、水戸市住吉町284-1、設立1959(昭和34)年6月、資本金5000万円)
※(株)カスミ(TSRコード:280002971、法人番号:8050001016297、つくば市)
※(株)セイブ(TSRコード:042404860、法人番号:2050001056753、水戸市)

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