ミュージカル「十二国記 −月の影 影の海−」製作発表会見が11日、東京都内で行われ、柚香光、加藤梨里香、太田基裕、牧島輝、相葉裕樹、演出の山田和也が登壇した。
本作は小野不由美による大河ファンタジー小説を初めて舞台化。
宝塚歌劇団退団後、グランドミュージカル初主演となる柚香は「本当に光栄ですが、正直申し上げますとプレッシャーも感じていて、身が引き締まる思いです。原作のファンの皆さまにも、そして初めてご覧になるという方にも楽しんでいただける作品を作るんだと今は燃えております」と意気込んだ。
異世界を舞台にした作品だけに、それらの世界をどう描くのか注目されるが、演出プランの一つとして演出の山田は「モップと呼ばれるものが出てくる」と明かした。そのモップについて柚香は「モップと言われても全然想像ができなかったですが、リハーサルの動画を拝見したら、舞台の奥行きの変化やモップの移動によって空間の感じ方が変わってくるので、すごく効果を発揮する装置になると思います。ぜひ注目していただきたい」とアピール。
さらに「迫力のある映像をご覧にいただけると思いますし、壮大なミュージカルですばらしい音楽が次々と展開されていきますので、楽曲もお楽しみいただけたらと思います。また、私は刀を存分に振り回させていただくので、どう戦っていくのかも楽しんでいただけたら」と見どころを語った。
世界初演となる本作。柚香は改めて「原作の中嶋陽子さんがどういう方なのかを追求して、深めて役作りをしていきたいです」と思いを語り、「原作ファンの皆さまに、『これが見たかった。これを見に来て良かった。
舞台は12月9日~29日に都内・日生劇場ほか、福岡、大阪、愛知で上演。