9月15日、東京都内で『By 6 am 夜が明ける前に』完成披露試写会が行われ、主演の武⽥梨奈のほか、出演者の萩原聖⼈、平埜⽣成、辻千恵、丸本凛、向井宗敏監督が上映後の舞台あいさつに登壇。スペシャルゲストとして主題歌を担当した⽚寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)も駆けつけ、武田にエールを送った。
『By 6 am 夜が明ける前に』は、武田扮する6 歳の娘を持つ母親で元SAT隊員の主人公が、犯罪組織と壮絶な戦いを繰り広げるクライムアクション。今やグルメドラマ「ワカコ酒」でもおなじみの武田が、久しぶりにアクションに挑んだ注目作だ。
約70%をバーチャルスタジオで撮影した本作について、登壇者がそれぞれ撮影時のエピソードを披露する中、武田は「グリーンバックなので、実際は明るい場所ですけど、暗いという設定なので、そういったイメージをしながら、探りながら撮影していくのが挑戦的だった」と振り返った。
さらに「監督からは、『綺麗なアクションは見たくない』と言われていたので、グリーンバックで使う緑の布を手に巻いて、実際に役者さんたちの顔を殴らせていただきました」と打ち明け、久しぶりのアクション映画に対する意気込みが窺えた。
その後、スペシャルゲストとして現れた片寄は、本作の主題歌『朝日のように、夢を見て』が収録された自身初のフルアルバム『Bouquet』にちなみ、持参したブーケを武田にプレゼント。
片寄が手掛けた主題歌の印象について武田は「だんだんダークになっていき、ものすごく苦しい部分もあったんですけど、最後にこの曲が流れると、やっと日常に戻れたというか。日常の温かさみたいなものを感じられたので、すごく素敵な楽曲を作品に添えていただいて、本当に幸せです」と感謝を口にした。
これに対して片寄は「子育ての中で、『ママは最強』とよく言われますけど、こんなに最強のママがいるんだと驚かされました」と劇中の武田を称賛。さらに、「激しいアクションシーンの中でも、大切な家族を思う温かさみたいなものがすごく感じられた」と映画の感想を語った。
また、自身も俳優として活動する片寄は、「本格的なアクション映画のオファーが来たら?」という司会者からの質問に「機会がいただけるのであれば、挑戦してみたいですけど…」と意欲を見せつつも、「武田さんには勝てる気がしない」と圧倒された様子。
最後に武田は「アクション映画を売りにしていますが、今、問題視されている闇バイトや家族をテーマにしている作品で、『正義とは何か?』と私自身も問いかけられた」と作品を振り返った後、「皆さんの反響次第では、もしかしたら何かあるかも」と続編に意欲を見せ、さらに「片寄さんももしよかったら、出ていただければ」と呼びかけた。
『By 6 am 夜が明ける前に』は10月3日全国公開。