高齢者小説の名手・内館牧子のベストセラー小説『老害の人』(講談社文庫)が、リーディングドラマ「老害の人」として舞台化され、2026年5月に東京・大阪・愛知・秋田で上演されることが決定した。

 出演は、芸達者な表現力で魅了する友近と、繊細かつ柔軟な演技で人気の千葉雄大

共にここ数年、舞台での活動も顕著な2人が初タッグを組む。音楽はチャラン・ポ・ランタンの小春が担当する。

 舞台の見どころは何といっても、友近×千葉雄大ならではの変幻自在のスピード感と迫力。登場人物を自在に切り替えながら物語を紡ぐ、2人だけの言葉のライブバトルが展開する。そして小春のアコーディオン生演奏。昭和歌謡とともに、音楽で物語を支える。  

 フィナーレは歌謡ショー。千葉演じる「福太郎」の司会で、友近演じる「春子」が昭和歌謡を熱唱し、観客を巻き込んで大団円へと突き進む。2人が贈る爆笑と感動の“老害”逆襲エンターテインメントが来春、開幕する。

▢友近 コメント

 今回、朗読劇の2人芝居に初チャレンジさせていただきます。1人何役もあり大変そうではありますが、いろんな声を出したり演じるのは好きか苦手かと言えば好きなほうなので(笑)、若手のホープ千葉くんと力合わせて張り切って参ります。ぜひ会場に足をお運びくださいませ。

▢千葉雄大 コメント

 こんなにたくさんの役をやらせていただくのは初めてなので、緊張しますが、一視聴者として大好きな友近さんとご一緒できる日が来るなんて、生きててよかった、と思うくら いうれしいです。また、内館牧子先生の作品で演じさせていただくのも久しぶりなので、これまたうれしいです。いつかの自分の話な気もするので、お越しくださるお客様に楽しんでいただけるよう、精いっぱいお稽古したいと思います。

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