「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第3話が、15日に放送された。
脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総勢25人超の全員の人生を変えていく様子を描く青春群像劇。
WS劇場の向かいに建つ古アパート・グローブ荘では、久部三成(菅田)が必死になって台本を書いている。シェークスピアの「夏の夜の夢」を、WS劇場で上演するために書き換えているのだ。
その姿を見守っているのは蓬莱省吾(神木隆之介)。夜食を頼まれた蓬莱は、同じグローブ荘に住んでいる倖田リカ(二階堂ふみ)の部屋へ。その後、彼女が作った具なしラーメンに文句を言いながらも、久部の手は止まることがない。
久部が書き終えた原稿をリカが読もうとすると、久部は異常なほどにガードする。そんな久部に対し「長いと客が飽きる」「できるだけせりふは少ない方が助かる」などと2人は言いたい放題。すると久部はかんしゃくを起こし、書いていた原稿を破ってしまう。
放送終了後、SNS上には、「初回は豪華キャストが渋滞状態の感があったけど、回を重ねるごとに面白くなってきた。演劇の素人が舞台を作っていくのは珍しくない設定だが、今後の大爆発に期待」「ゴチャついたさまざまなタイプの人間が芝居をするのを見るのが楽しくて仕方ない。舞台っぽいドラマだけど慣れてくるとどハマりする」「演技をしている人の気持ちが伝わることが芝居の魅力なのかなと思った」などのコメントが上がった。
また、「このドラマに仕掛けられているのは、演技初心者の役を演じている“演技のできる俳優”を見ているというパラドックス」「舞台に立つ菅田将暉さんを本多劇場で見てみたいと思った」「小さな声でしかせりふが読めないトニーに持っていかれた。
そのほか、「三谷幸喜脚本の何が面白いって、 レストラン、ラジオドラマ、家作り、会議、裁判など、皆で一つのことを協力して成し遂げる話なんだよね」「『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』というタイトルはシェークスピアからの引用なんだけど、『もしがく』っていう通称が今後定着するかもしれない」といったコメントもあった。

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