2025-26欧州サッカー注目クラブ後半戦フォーメーション ビッグクラブ編

 プレミアリーグ勢席巻の欧州サッカーシーンを阻むべく、他国のビッグクラブが虎視眈々とチャンピオンズリーグ制覇を狙っている。バルセロナ、バイエルン、パリ・サンジェルマンなど、自国のリーグで力を示している注目5クラブの主要フォーメーションを紹介。

>>前編「アーセナル、シティ、ユナイテッド...プレミアリーグ注目クラブ布陣」

バルセロナ

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【4-2-3-1】
FW:ロベルト・レバンドフスキ(フェラン・トーレス)、ラフィーニャ(マーカス・ラッシュフォード)、ラミン・ヤマル(ルーニー・バルドグジ) 
MF:ダニ・オルモ(フェルミン・ロペス)、ペドリ(マルク・ベルナル)、フレンキー・デ・ヨング(マルク・カサド) 
DF:アレックス・バルデ(ジェラール・マルティン)、エリック・ガルシア、パウ・クバルシ(ロナルド・アラウホ)、ジュール・クンデ(ジョアン・カンセロ) 
GK:ジョアン・ガルシア(ヴォイチェフ・シュチェスニー)

 1年目の昨季にラ・リーガとコパ・デル・レイの国内2冠を成し遂げたハンジ・フリック監督は、夏に迎えた新戦力をすんなり適応させ、ラ・リーガで首位に立ち(第26節時点)、チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズを5位で終えて16強に進出している。

 母国イングランドで調子を落としていたラッシュフォードは水を得た魚のように躍動し、アシスト数はキャリアハイに迫る勢いで、シーズン後にはローンから正式契約に移行しそうな気配。GKジョアン・ガルシアは抜群の反射神経と巧みな球捌きを身上とする若き守護神だ。

 世界随一の下部組織ラ・マシアからは稀有な才能が次々に現れ、今季はヤマルと同じ18歳のMFベルナルが台頭。身長193センチのセントラルMFは、背格好からセルヒオ・ブスケツに例えられがちだが、優れた得点力も備える、より攻撃的なタイプだ。冬にはカンセロをローンで呼び戻し、両SBの層が厚くなった。

レアル・マドリード

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【4-4-2】
FW:ヴィニシウス・ジュニオール(ロドリゴ)、キリアン・エムバペ(ゴンサロ・ガルシア) 
MF:エドゥアルド・カマビンガ(ブラヒム・ディアス)、フェデリコ・バルベルデ(フランコ・マスタントゥオーノ)、オーレリアン・チュアメニ(ダニ・セバージョス)、アルダ・ギュレル(ジュード・ベリンガム) 
DF:アルバロ・カレーラス(フェルラン・メンディ)、ディーン・ハイセン(ダビド・アラバ)、ラウール・アセンシオ(アントニオ・リュディガー)(エデル・ミリトン)、トレント・アレクサンダー=アーノルド(ダニエル・カルバハル) 
GK:ティボー・クルトワ(アンドリー・ルニン)

 一昨季にレバークーゼンで大成功を収めたOBのシャビ・アロンソを三顧の礼で迎えるも、新監督はスター選手たちの人心を掌握できず、秋頃から白星が遠くなり、フロントは1月に指揮官を変更した。

 後任にはこちらもOBのアルバロ・アルベロアがBチームから昇格する形で就いたが、初采配となったコパ・デル・レイで2部のアルバセーテに敗れる不甲斐ないスタートに。CLでもグループフェーズ最終戦でベンフィカに敗れ、プレーオフで同じ相手に競り勝ったが、説得力に欠ける連勝で先行きに不安が募る。

 守護神クルトワ、2トップのエムバペとヴィニシウスら、特別な個の力に依存する手法には限界がありそうだ。

バイエルン

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【4-2-3-1】
FW:ハリー・ケイン(ニコラス・ジャクソン) 
MF:ルイス・ディアス、ジャマル・ムシアラ(セルジュ・ニャブリ)、マイケル・オリーセ(レナト・カール)、アレクサンダル・パブロビッチ(レオン・ゴレツカ)、ヨシュア・キミッヒ(トム・ビショフ) 
DF:アルフォンソ・デイビス(ラファエル・ゲレイロ)、ヨナタン・ター(伊藤洋輝)、ダヨ・ウパメカノ(キム・ミンジェ)、ヨシプ・スタニシッチ(コンラート・ライマー) 
GK:マヌエル・ノイアー(ヨナス・ウルビヒ)

 2年目のバンサン・コンパニ監督のもと、破壊的な攻撃と堅牢な守備を確立させ、ブンデスリーガでは目下、得失点差+65と圧巻の成績で後続に11ポイント差の首位を快走中だ。CLでは首位のアーセナルに敗れたものの、それ以外は全勝し、2位で16強へ駒を進めた。

 夏の新戦力の目玉、ルイス・ディアスが左ウイングにすんなり収まると、逆サイドでは生え抜きの18歳カールが頭角を現している。

 ケインは得点を、オリーセはアシストを量産し、開幕から長期離脱していたムシアラも復帰した。CBウパメカノが新たな相棒ターと強固な最終ラインを形成する穴の見当たらない現チームなら、6シーズンぶりの3冠もありえるか。

パリ・サンジェルマン

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【4-3-3】
FW:ブラッドリー・バルコラ(フビチャ・クバラツヘリア)、ウスマン・デンベレ(ゴンサロ・ラモス)、デジレ・ドゥエ(イ・ガンイン)(イブラヒム・ムバイエ) 
MF:ジョアン・ネベス(ドロ・フェルナンデス)(ファビアン・ルイス)、ウォーレン・ザイール=エメリ(セニー・マユル)、ヴィティーニャ 
DF:ヌーノ・メンデス(リュカ・エルナンデス)、ウィリアン・パチョ(ルーカス・ベラウド)、マルキーニョス(イリア・ザバルニー)、アクラフ・ハキミ 
GK:マドベイ・サフォノフ(リュカ・シュバリエ)

 昨季の3冠王者はその後に臨んだクラブワールドカップでも決勝に駒を進めたため(チェルシーに敗れて準優勝)、新シーズンまで3週間しかオフがなく、その影響で序盤から負傷者が続出した。

 アカデミーから輩出された10代のマユル、ムバイエ、クエンティン・エンジャントゥら新顔を試す機会となり、なんとかやりくりしていたが、クープ・ド・フランスでパリFCに敗れて今季の3冠の可能性はなくなった。

 リーグアンでは首位から陥落した時期があり、CLではグループフェーズを11位で終え、プレーオフでモナコを下して16強へ。とはいえ、主力ではほぼ唯一無傷のヴィティーニャは万能感を増し、バロンドール受賞者デンベレも少しずつ調子を上げている。

 昨季も後半戦から尻上がりに勢いをつけたチームだけに、ここからどう変わっていくか、見ものだ。

スポルティング

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【4-2-3-1】
FW:ルイス・スアレス(フォティス・ヨアニディス) 
MF:ルイス・ギリェルミ(スレイマン・ファイ)、フランシスコ・トリンコン(ペドロ・ゴンサウベス)、ジェニー・カタモ(ジェオバニ・クエンダ)、守田英正(ジョアン・シモンエス)(ギオルギ・コチョラシュビリ)、モルテン・ヒュルマンド(ダニエル・ブラガンサ) 
DF:マクシミリアーノ・アラウホ(リカルド・マンガス)、ゴンサロ・イナシオ(ゼノ・デバスト)、ウスマン・ディオマンデ(エドゥアルド・クアレスマ)、イバン・フレスネダ(ゲオルギオス・バジャニディス) 
GK:ルイ・シウバ(ジョアン・ビルジニア)

 欧州フットボールのヒエラルキーにおける"供給側"の宿命で、毎年のように主力を引き抜かれるのは不可避だが、今季はチーム力を維持している。

 昨夏も、リーグ連覇と昨季2冠の立役者ギェケレシュを放出したが、後釜に迎えたルイス・スアレスが素早く順応し、スキルフルなトリンコンらと魅惑のコンビネーションを披露。

 リーガでは宿敵ポルトとの直接対決で1分1敗となり、2位に甘んじているものの、CLではパリ・サンジェルマンを下すなど好調を続けて7位に入り、4大リーグ勢以外で唯一、自動的に16強へ。

 前半戦は途中出場が多かった日本代表MF守田も少しずつ調子を上げており、後半戦に期待できそうだ。

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