『ハイキュー‼』×SVリーグ コラボ連載vol.2(28)

VC長野トライデンツ 一条太嘉丸 後編

(前編:一条太嘉丸が追いかけた、髙橋藍ら頼もしい先輩たちの背中 その経験は「自分の宝」>>)

 現役のSVリーガーに、バレーボール漫画『ハイキュー‼』を語ってもらうコラボ連載。選手たちが選ぶベストメンバー、共感したシーン、ベストゲームとは?

【ハイキュー‼×SVリーグ】一条太嘉丸がベストメンバーを選抜...の画像はこちら >>

<SVリーガーが語る『ハイキュー‼』>

Q1、監督目線で『ハイキュー‼』のベストメンバーを選ぶなら?

【オポジット】

牛島若利(白鳥沢学園高校)

【アウトサイドヒッター】

木兎光太郎(梟谷学園高校)、澤村大地(烏野高校)

【ミドルブロッカー】

月島蛍(烏野高校)、角名倫太郎(稲荷崎高校)

【セッター】

宮侑(稲荷崎高校)

【リベロ】

西谷夕(烏野高校)

「牛島は"いるだけでいい"って存在感がいいですね。

サイドは、個人的に好きな木兎。イケイケワッショイな感じがいい。もうひとりは、佐久早(聖臣)も理想に近いですが、澤村にしました。レシーブがうまいし、キャプテンシーもあるので。

 ミドルは月島と角名。月島はミドルとして堅くて、よくも悪くも同じことを徹底できる。VC長野のミドルの松本(慶彦)さんみたいで、ブロックはもちろん、サイドアウトを取ってくれて、サーブもミスがない。角名に関しては、攻撃的なところで選びました。

 セッターは、宮侑か及川徹で悩みました。どっちも(大阪ブルテオンのアントワーヌ・)ブリザール感があるんですが、同じ関西人ということで宮にします(笑)。リベロは西谷。夜久(衛輔)さんもいいけど、冷静な選手はほかのポジションで選んだので、一緒にウェーイってしてくれそうな西谷を選びました」

Q2、教訓となった、共感した場面や言葉は?

「合同合宿の時、月島が木兎に『"その瞬間"が有るか、無いかだ』って言われる瞬間があるじゃないですか? バレーを面白いと思える瞬間があるかないか。

自分も、『なんのためにバレー続けとんのやろ』って考えた時に、腑に落ちたんですよ。1点を決めて、みんなで喜び、ファンの歓声がすべて自分に向く。そんなシーンで決めるために毎日練習しているので、その瞬間は最高ですよね」

Q3、作中の個人的ベストゲームと、その理由は?

春高予選の烏野高校vs青葉城西高校

「春高予選ならではの展開が好きですね。負けられない3年生の意地、ずっと戦ってきた絆。それは、自分とも重なるところが多くて。たとえば及川と岩泉一は、ウルフドッグス名古屋の前田(凌吾)と僕に重なる部分があります。

 前田は1学年下だし、僕らは勝ったほうだけど、『春高予選はあんな感じやったな』って。インターハイで負けた烏野の気合、当たり前のように決勝に行くつもりだった青葉城西の自信、どのシーンも記憶に残っています。春高予選は地元開催で保護者の応援とか知人が来てくれるし、気持ちが入るんですよ」

【プロフィール】

一条太嘉丸(23歳/いちじょう・たかまる)

所属:VC長野トライデンツ

2002年8月24日生まれ、大阪府出身。身長188cm・アウトサイドヒッター。小学1年生の時に、パンサーズ・ジュニアでバレーを始める。清風高校では春高バレーに3年連続で出場するなど、全国大会で活躍。

1年時の春高では準優勝を経験した。日本体育大学ではキャプテンも務め、全日本インカレなどで活躍した。2024年に日本製鉄堺ブレイザーズに期限付きで加入。翌年にVC長野トライデンツに入団した。

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