FIFAワールドカップ2026出場国紹介 イングランド

 サッカー日本代表が対戦するイングランドは、世界最高峰のプレミアリーグの実力者たちが揃うワールドカップ本大会の優勝候補。欧州予選で圧倒的な強さを示したその顔ぶれを紹介する。

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【今大会優勝候補の一角】

 北中米W杯欧州予選で、"サッカーの母国"イングランドはグループKを首位通過し、8大会連続17回目の出場を決めた。予選8試合を全勝、なおかつ無失点という歴史的な快進撃で予選を突破した"スリーライオンズ"は、今大会の優勝候補の一角に数えられる。

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 自国開催の1966年W杯で初優勝を飾ったものの、以降60年もの間、国民の期待を裏切り続けてきた。しかし近年、国民の期待が再び高まってきている。2018年ロシアW杯でベスト4に躍進すると、ユーロ2020、2024と2大会連続で準優勝。2022年カタールW杯では、準優勝のフランスに敗れてベスト8となった。

 そして今大会。イングランドはかつてないほど充実したタレント集団となっている。絶対的エースとして君臨するキャプテンのハリー・ケイン。若き至宝のジュード・ベリンガム、プレミアリーグで首位を走るアーセナルのブカヨ・サカとデクラン・ライス。ほかにもコール・パーマーやフィル・フォーデン、エベレチ・エゼ、ノニ・マドゥエケら、攻撃のタレントは他国が羨むほどの顔ぶれだ。

 守備陣もマンチェスター・シティのジョン・ストーンズ、マーク・グエイをはじめ、リース・ジェームズ、エズリ・コンサ、ダン・バーンら、実力と経験を兼ね備えたタレントがずらりと並ぶ。そして最後尾にはジョーダン・ピックフォードが構えている。

【攻守に隙のない強固なチーム】

ワールドカップ優勝候補のイングランド プレミアリーグトップクラスが揃う
 この歴代最高のタレント集団を束ねるのが、知将のトーマス・トゥヘル。前監督のガレス・サウスゲートのもと結束力の高い集団となったイングランドを、組織的かつ柔軟なチームとして、より高みへと導いた。

 ドイツ人指揮官らしくゲーゲンプレスでの即時奪還を徹底し、ブロックの守備となれば鮮やかなスライドと可変によって、相手にスペースを与えない。堅牢な守備を築きあげ、予選ではひとつの失点も許さなかった。攻撃も前監督のような個に依存するものから、組織でスペースを作り出し、よりタレントが躍動するものに。8試合で22得点という爆発的な攻撃力を生み出し、攻守に隙のないチームが完成した。

 歴代最強と言えるチームとなったイングランドは、本大会では強豪のクロアチア、アフリカのガーナ、伏兵パナマと、どこも侮れないグループLに入った。初戦は2018年ロシアW杯の準決勝で敗れたクロアチア。1966年大会以来の栄冠へ向け、グループリーグでその雪辱を晴らすことができるのか、注目が集まる。

 3月31日(日本時間4月1日)にロンドンのウェンブリー・スタジアムで対戦する日本としては、攻守に隙のないスリーライオンズの攻撃をどう凌ぎ、どう得点を奪うのか。本大会でベスト16の壁を越えるため、これ以上ない試金石となるだろう。

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