
軽自動車に魅力を感じていても、「黄色ナンバー」に抵抗がある、という声をよく聞きます。悪目立ちする、ボディカラーに合わない、など理由は人それぞれですが、今では軽自動車でも白ナンバーが選択できる時代になりました。
ここでは、現在取得できる軽自動車の白ナンバーの種類や交付までの流れ、費用などについて詳しくご紹介します。
- 2023年11月時点で取得できる軽自動車の白ナンバーは3種類
- 3種類のナンバーのうち、期間限定でないのは地方版図柄ナンバーのみ
- 現在は軽自動車の白ナンバーには黄色い外枠が付く
取得できる軽自動車の白ナンバーの種類と申し込める期間
軽自動車の白ナンバーには限定のものもあり、街中で見かけても現在取得できないものもあります。2023年11月時点で取得できる軽自動車の白ナンバーは、全国版図柄入りナンバープレート、地方版図柄入りナンバープレート、大阪・関西万博特別仕様ナンバープレートの3種類です。
全国版図柄入りナンバープレート
自家用軽自動車の全国版図柄入りナンバープレートの一例。出典:
全国版に先駆け、2018年に導入されたのが地方版図柄入りナンバープレートです。これはマイカーを「走る広告塔」と位置付け、その地域の特徴的な風景や観光資源などをモチーフとした図柄をナンバープレートにあしらい、地域の魅力を全国に発信することを目的としており、現時点では交付期間は限定されていません。
2018年の導入時には第1弾として41地域の図柄ナンバー交付が開始されましたが、その後も続々と追加されています。
大阪・関西万博特別仕様ナンバープレート

自家用軽自動車の大阪・関西万博特別仕様ナンバープレートの一例。出典:
2019年、第9回ラグビーワールドカップが日本で開催されました。アジアでのラグビーワールドカップの開催はこれが初。この大会の開催を記念、さらに大会開催の機運を盛り上げるために、開催に先立ち大会エンブレムやラグビーボールモチーフのデザインが入った特別仕様ナンバープレートが登場したのです。
申込期間は2017年4月3日~2019年11月29日までで、すでに入手はできません。特別仕様のナンバープレートの登場はこれが初だったので、大きな話題を呼びました。
東京2020オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバープレート

*文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
サービスガイド(パンフレット)もございます
買うのとカーリースって何が違うの?なぜそんなに人気なの?といった疑問にお答えしています。

軽自動車の白ナンバーに関するよくある質問
軽自動車の白ナンバーについて、よくある質問をまとめました。
軽自動車なのに白いナンバーの車が存在するのはなぜ?
自家用軽自動車は通常黄色ナンバーですが、限定ナンバーの取得によって白ナンバーにすることが可能です。白いナンバーの軽自動車は限定ナンバー装着車、ということになります。
今は交付が終了していますが、ラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレートや、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレートは普通車とほとんど変わらない白ナンバーが軽自動車にもつけられると高い人気を博しました。
軽自動車の黄色ナンバーと白ナンバーは何が違うの?
白ナンバーと黄色ナンバーの軽自動車にナンバープレート以外の違いはありません。車の区分や種別が変わるわけではないので、ボディサイズや排気量、乗車定員なども従来の軽自動車と同じです。もちろん軽自動車税(種別割)や自動車重量税、自賠責保険といった法定費用にも差はありません。
白ナンバーの軽自動車は何人乗りですか?
軽自動車は、白ナンバーであっても乗車人数に変わりはなく、乗車できる最大人数は4人です。普通車ではないのでそれ以上の乗車はできません。ダイハツ「コペン」のような乗車定員2人の軽自動車の場合は、ナンバーが黄色でも白でも定員は2人です。
今でも軽自動車の白ナンバーは取得できるの?
今は「全国版・地方版図柄入りナンバープレート」または「大阪・関西万博特別仕様ナンバープレート」の図柄入り白ナンバーが取得できます。ただし、現在取得できる軽自動車の白ナンバーには黄色の外枠があり、普通車とまったく同じような白ナンバーではありません。
軽自動車の白ナンバー、今後どうなる?
現在入手できる黄色の枠付きの白ナンバーのうち、全国版図柄入りナンバーと大阪・関西万博特別仕様ナンバープレートは期間限定ですが、地方版図柄入りナンバーの終了予定はありません。なお、今後も国際スポーツ大会や大規模なイベントなどがあれば新たな限定白ナンバーが登場する可能性はあります。
※この記事は2023年11月時点の情報で制作しています