ホンダ「フィット」の3つの特徴とグレードを徹底紹介
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ホンダ「フィット」は、クラスを超えた広く快適な室内空間が特徴のコンパクトカーです。



2020年2月に登場した4代目となる現行型は、個性が異なる5つのグレードをラインナップしています。

ここでは、現行型フィットの特徴に加え、5つのグレードそれぞれの詳細について詳しく解説します。





  • フィットには5グレードがり、それぞれにガソリン車とハイブリッド車がある
  • フィットは、基本グレードでも十分な燃費性能がある
  • フィットの新車の車両本体価格は165万5,500円から

フィットの注目ポイント3つ

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低燃費であることや広く快適な居住空間を確保していることなど、フィットの魅力といえる注目ポイントをここではご紹介しましょう。



特徴1:ハイブリッド車は30km/L超のグレードもある

フィットは1.5Lガソリン車と、2モーター式のハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載するハイブリッド車の設定があります。



e:HEVは、走行環境に応じてEVモード、ハイブリッドモード、エンジンモードの3つのモードを賢く使い分け、効率の良い走りを実現するのが特徴であり、コンパクトカーへの搭載は現行型フィットが初です。



フィットの基本となるグレード「BASIC」のハイブリッド2WD車の燃費は30.2km/L(WLTCモード)を実現しており、毎日の生活の中で活躍する車として、十分な燃費性能を備えているといえるでしょう。



また、広い居住空間を確保しながらも最小回転半径は4.9mを確保し、小回り性能が高く狭い路地などでも取り回ししやすいのも魅力です。



特徴2:広く快適な室内空間を確保

フィットは、歴代モデルにおいて室内空間の広さに定評があるコンパクトカーです。



現行型ではゆとりのある広さを確保するのはもちろんのこと、乗員が快適に移動を楽しめることも重視されています。フロントシートには、人の骨格を研究して設計された「ボディースタビライジングシート」を採用しました。
骨盤から腰椎をしっかり支えることで、ロングドライブ時の疲労を軽減してくれます。リアシートの座面のパッドには厚みのあるものを使用し、柔らかな座り心地でゆったりとくつろげます。



また、多彩なシートアレンジが可能で、リアシートをたたむと大人用の自転車も積載できる大容量の荷室が確保できるほか、後席の座面を跳ね上げて観葉植物などの高さのある荷物を積み込むことも可能です。



特徴3:シンプルでTPOを選ばないスタイリング

フィットのエクステリアはグレードによって若干異なりますが、共通するのはシーンを選ばない使いやすいデザインです。ファミリーでの使用はもちろん、ビジネスシーンでも無理なく使用できるでしょう。



なお、現行型フットのコンセプトのひとつに、「心地よさ」が挙げられています。



フィットのデザインにおいて、あまりとがった主張の激しいものではなく、フィットのおもな使用シーンである日常生活において親しみを感じさせるパートナーのような存在を目指してデザインされた、という背景があります。



また、日本における「心地よい存在」を考えたときに、デザイナーが思い浮かべたのは「柴犬」。そういった経緯から、愛嬌のある親しみやすいペットのような雰囲気を持ったフロントデザインであることもフィットの特徴といえるでしょう。



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フィットの5つのグレード比較

フィットには5種類グレードの設定があり、それぞれにガソリン車とハイブリッド車の設定があります。
ただし、フィットは一般的なモデルのように価格に比例して装備が充実していく階層的なグレード構成ではなく、グレードによって個性を変えているのが大きな特徴といえます。
それぞれのグレードについて、見ていきましょう。



「BASIC」その名のとおり基本となるグレード

「BASIC」は、グレード名が示すとおりフィットの基本となるグレードです。端正でシンプルなエクステリアデザインは、乗る方を選びません。



また、フィットの中で最も車両本体価格が安いグレードであるため上位グレードと比較すると予防安全装備や快適装備が省かれる部分はあるものの、電子制御パーキングブレーキやオートブレーキホールド機能、安全運転支援システム「Honda SENSING」などは標準装備です。



「HOME」室内の快適性にこだわったグレード

「HOME」は、エクステリアデザインや安全装備の充実度などは「BASIC」と大きく変わりませんが、インテリアの上質さにこだわっているのが特徴です。



「BASIC」のシート表皮がブラックのファブリックのみであるのに対し、「HOME」ではシート表皮がプライムスムースとナチュラルテキスタイルのコンビシートとなり、質感を高めています。さらに、カラーはブラックとライトグレーから選択が可能です。



また、「Honda CONNECT for Gathers+ナビ装着用スペシャルパッケージ」が追加されるほか、ハイブリッド車にはUSBチャージャーも備わります。



2023年2月には、エクステリアにブラックを効かせた特別仕様車「HOME 特別仕様車 BLACK STYLE」が設定されました。



「RS」走りを追求したグレード

「RS」は2022年12月のマイナーチェンジの際に新設されたグレードで、RS専用のフロントグリルや前後バンパーなどのエクステリアパーツを採用し、スポーティーで精悍な雰囲気を強調しています。



専用チューニングのサスペンションを採用、意のままの走りを楽しめます。「e:HEV RS」では、加速力を走行シーンに合わせて3つのモードから選べる「ドライブモードスイッチ」、アクセルオフ時の減速力を4段階から選択できる「減速セレクター」を搭載し、より走りにこだわりを持つ方のニーズにも対応しています。



「CROSSTAR」ツートンカラーを選択可能

現在日本市場で人気のある、クロスオーバーSUVのような雰囲気をまとい、アウトドア派におすすめなのが「CROSSTAR」です。フロント、サイド、リアに専用のシルバーのガーニッシュをあしらい、タフギア感を演出します。



また、ルーフレールが標準装備されるのと、ツートンカラーの選択肢があるのはこの「CROSSTAR」のみです。



シート表皮はメイン部分に撥水加工を施したファブリック、サイド部分がプライムスムースで、濡れや汚れに強い仕様になっており、キャンプなどでも使用しやすいよう配慮されています。



「LUXE」最上級グレード

最も高額な「LUXE」は、コンパクトカーとは思えないほどのラグジュアリーさを追求しています。



インテリアカラーは落ち着いたブラックと高級感あふれるライトブラウンンの設定があり、ブラックの場合は本革シート、ライトブラウンの場合はキルティングパーフォレーション本革シートが標準装備です。
このクラスで、本革シートが標準仕様のモデルはそれほど多くありません。



さらに、運転席&助手席シートヒーターやステアリングヒーター、ワイヤレス充電器といった快適性を高める装備も充実します。



フィットの販売価格を新車と中古車それぞれを紹介

ここで、フィットのそれぞれのグレードの新車の販売価格と、中古車の販売価格の相場をご紹介します。



フィット新車の販売価格

フィットの車両本体価格は以下のとおりです。



ガソリン車e:HEV(ハイブリッド)車BASIC

2WD:1,655,500円



4WD:1,857,900円



2WD:2,069,100円



4WD:2,270,400円



HOME

2WD:1,894,200円



4WD:2,095,500円



2WD:2,250,600円



4WD:2,453,000円



HOME 特別仕様車 BLACK STYLE

2WD:2,015,200円



4WD:2,216,500円



2WD:2,371,600円



4WD:2,574,000円



RS2WD:2,049,300円2WD:2,447,500円CROSSTER

2WD:2,145,000円



4WD:2,347,400円



2WD:2,502,500円



4WD:2,703,800円



LUXE

2WD:2,224,200円



4WD:2,392,500円



2WD:2,580,600円



4WD:2,748,900円



>※2024年5月28日時点の金額



フィット中古車の販売価格

中古車の販売価格はそれぞれの車の状態や年式などによって異なります。新しめの現行モデルと登場年の現行モデル、先代後期型の相場は以下のとおりです。



・2023年式(現行型):200万~240万円程度



・2020年式(現行型):120~160万円程度



・2018年式(先代モデル後期):80~120万円程度



※2024年5月28日時点の相場



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フィットは低燃費で実用性の高い1台

フィットはコンパクトで運転しやすいサイズ感ながらも、広い室内空間と使い勝手の良い荷室を備えていることに加え、燃費性能も高く実用性の高い1台です。



5つのスタイルから好みのスタイルを選べるのも、フィットならではの魅力といえるでしょう。



※この記事は、2024年5月時点の情報で制作しています

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